【睡眠の質向上】布団は暖めるべきかどうかについて
こんにちは。
12月も終わりに近づき、毎日どんどん寒くなっています。
寒くなるのが遅れた分速足で冬になろうとしているかのようですが、ついていくこちらは大変です。
相変わらず風邪も流行っているようですし体には気を付けていきたい今日この頃ですが、あなたはいかがお過ごしでしょうか。
わたしはついに白衣の下にヒートテックを着こみ始めてしまいました。大変快適です。
阪急南千里駅直結のショッピングセンター『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
特に夜、日が沈んでからの冷え込みがきつくなってきました。
少し気を抜くと足先手先が氷のように冷えてしまいます。
手先足先が冷えると布団に入ってもなかなか体が温まってこず、眠りつきにくかったりというのはよくある話だと思います。
冷たい布団に入るのも嫌だし、色々な手段で寝具を温めている方も多いのではないでしょうか。
ただこれには注意が必要で、暖める方法によってはかえって眠りの質を落としていることもありえます。
といいますのも、実は人間は眠るときに体から熱を放出して体温を下げる必要があり、
手足が冷えて眠れないというのはこの熱の放出がうまくいかないからなのです。
手足がぬくくなっているというのは逆に言えば毛細血管が拡張して手足から外に熱が逃げているということで、
そうやって体から熱を放出することで体の深部の体温を下げ、脳を冷やして眠りにつくというメカニズムです。
(ちいさい子どもがほかほかになってきたらまもなく寝てしまう合図というのは経験した方も多いのではないでしょうか)
電気アンカや電気毛布、こたつなどの冷めることなく熱を発し続けるものに体が当たり続けていると
体は十分に熱を逃がすことができず寝入りが悪くなってしまったり、むりやり体温を下げるために汗をかいて目が覚めたりしてしまいます。
体温を下げるためには手先足先が温まっている必要がありますので、布団を温めておくというのは睡眠の質のためには重要なのですが、
暖かいものに当たり続けていると今度は逆に睡眠の質を落とすというジレンマが体にはあるのです。
じゃあどうすればいいのか。という話ですが、おすすめの方法としてはふたつあり、
ひとつめはいずれ冷めていくもの(湯たんぽ、ホットパックなど)で体を温めながら眠るというものです。
この方法なら手足がぬくもって毛細血管が広がるのと同時に当てているものは冷めていき、体温と同じかそれ以下に温度が下がっていきます。
こちらが温まった時に向こうは冷めてくれているというのはさきほどお伝えした深部体温の低下にうってつけで、スムーズな入眠の助けになります。
ふたつめはこたつ、電気毛布で体が充分温まったら冷たい布団に入るというものです。
こちらも理屈は先ほどのものと同じで、温まって拡張した手足の毛細血管から熱が布団にうつって行くことで深部体温が下がり
布団が温まるころには眠りにつけるという理屈ですね。
わたしはどちらかというとひとつ目の方が好みですが、そんなにコストのかかる話ではないしどちらも試してみて合う方を習慣にしてみてはいかがでしょうか。
気温の変化や年末ならではの忙しさ、インフルエンザにコロナにマイコプラズマの流行など体への負荷は休む間もなくやってきます。
鍼灸整骨院の人間が言うのもなんですが眠るに勝る薬はありません。
質の良い眠りに今日の内容が役に立てば幸いです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の内容以前にそもそも入眠が難しい方や眠りの浅い方にはそういう方用の整体、鍼灸のやり方もあります。
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