あなたの寝れない原因はどこから?~タイプ別、不眠の理由(ワケ)~その①
阪急千里線『南千里駅』直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
自律神経治療・頭痛治療が得意な鍼灸師の岡崎です!
7月に入り、随分と夜も長くなりました。
そうでなくても昔に比べて現代は、電気のおかげで夜も明るくなりました。
それによって行動・活動できる時間が大幅に増えました。
その影響でついて回るようになったのが睡眠の問題です。
現代人のお悩みランキングで上位に入りやすい症状、その名も「不眠」。
そこで今回は、眠れないという症状をタイプ別に分類してお話ししていきます。
タイプが多いので、2回に分けていきます!
なお、熱い寒い・寝具が合わない・寝る前のカフェインの摂取・考え事などで睡眠時間が不足するという状態は含みません。
また、どこかの痛み・咳が続く・痒みがあって寝られないというのは別の問題なので、そのうち記事を書きます。
それではどうぞ!
●心陰虚タイプ
なかなか寝付けないだけでなく、動悸・焦燥感・夢をよく見る・物忘れが増えた・ほてり・口やのどの乾燥感などを伴います。
このタイプは生活スタイルが夜型になっていることが多いです。
一日を半分に割ると、午前中が陽の時間、午後が陰の時間にあたります。
陰の時間である午後(特に遅い時間)に活動が多いとどんどん疲弊していきます。
また、不調のベースとして体内を栄養する血液や水の不足を起こしていることもあります。
一度生活習慣を見直してみましょう。
夜に寝るための準備は、朝の目覚めから始まっています!
●心腎不交タイプ
寝付きが悪いだけでなく、酷ければ夜通し寝られない・頭のふらつき・耳鳴り・ほてり・寝汗・物忘れ・夢をよく見る・腰や膝がだるくて力が入りにくいといった症状を伴います。
このタイプは前述の心陰虚のタイプに加えて、頭のふらつきや耳鳴り、腰や膝のだるさなどの腎の症状が含まれるところです。
症状の慢性化・慢性病後の体力の低下などで引き起こされやすくなります。
自律神経系や内分泌系(ホルモンバランス)の失調、栄養不良、脱水などによる症候です。
不眠もより強いものになるので、改善までに時間を要します。
●心脾両虚タイプ
眠りが浅いのに加えて、夢をよく見る・よく目が覚める・顔色につやが無い・倦怠感・息切れ・話すのがおっくう・動悸・物忘れ・食べる量が少ない・泥状便といった症状を伴います。
このタイプは何か考え事や悩み事が多かったり、疲れすぎがきっかけになる事が多いです。
気血(栄養)の不足や、脾の弱り(消化器の機能低下、内臓活動の機能低下)がベースとなるタイプです。
無理にモノを食べないで消化器を休め、しっかり休養をとりましょう。
今やらなくていい事は、後回しにするのも大事です。
●胆気虚タイプ
このタイプは症状が少し特殊で、一人で寝るのが怖い・寝ていても驚きやすい・人につかまる気がする・びくびくする・頭のふらつき・めまい感・よくため息をつくといった症状を伴います。
このタイプは、驚きや恐怖体験などが引き金になる事が多いです。
特徴としてはスパッと物事を決断できなくなったり、何かに対して恐怖感を感じていたりします。
前半はこれくらいにしておきましょう。
このように、ひとえに不眠といっても一緒に現れる症状によってタイプが分かれます。
タイプが分かれるという事は、治療に使うツボも少しずつ変わります。
〇〇にはこのツボ!というのは分かりやすいですが、いつもいつも効果を発揮するわけではありません。
これらを見極めていくのが、私たち鍼灸師の仕事です。
体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!
身体の状態が変われば、おのずと寝やすくなっていきますのでご安心を!