あなたの痛みはどこから① 痛みがくせになってるって本当?
こんにちは。
日に日に風が冷たくなってきて冬の訪れを感じさせます。
特に朝晩の冷え込みは冬そのもので、つい一か月前半袖で出歩いていたことなんて忘れてしまいそうになる今日この頃ですが
あなたはいかがお過ごしでしょうか。
私は靴下をヒートテックに変えました、足元が温いだけでずいぶん楽になって元気に営業しております。
阪急南千里駅直結のショッピングセンター『トナリエ南千里』二階、焼き肉屋向かいの南千里鍼灸整骨院 川村です。
さて、寒さがきつくなってきて調子が悪くなる人が増えてるようで、特に腰痛なんかが急増しております。
よく聞くのが「毎年これくらいの時期にいつもここが痛くなる」なんて言葉です。
「これはもうくせになってるからしょうがないよねえ」というのもセットでうかがうことが多いですが、
今日はこのへんについて考えていこうと思います。
以前の記事でも話しましたが、「痛みがくせになっている」という考えはありふれてはいるものの非常に危ういところがあります。
ある種この痛みが出るのはしょうがないとあきらめてしまい、解決不可能なものとみなしてしまうからです。
でも実際にいつも同じ場所が痛くなってるじゃないか、これが痛みがくせになってるのではなくて何なんだ。という疑問を持たれると思います。
実際に痛みがくせになっているケースもありますので、すべての痛みがくせになったものではないとは言えないのですが、
くせになってるわけではないのに繰り返す痛みに関して、あくまで個人的な意見ですが二つパターンがあるように思っています。
一つ目は「痛くなってからしばらくして治ったけど、何かやってるとまた痛くなる」とおっしゃるパターンです。
これに関しては体感的に感じるのは『しばらくして治った』の部分で治っていないことが大変多いです。
痛みの自覚症状というのは必ずしも痛みの原因やその実態を正確に反映しているものではなくて、
痛くない=健康な状態であるとは限りません。
痛みを感じるには状態に一定ののラインがあって、そこを下回ると痛みを感じなくなったりします。
このラインを下回った時に「治った」と判断し、また何かしらの負担がかかった時にそのラインを上回って痛くなりというのを
癖になっていると感じていることは意外なほどに多いのです。
これは言ってしまえば『治っていない』だけで、癖になっているのとは違います。かさぶたがはがれて痛くなるのを擦り傷がくせになってるとは言いません。
施術等の外部からのアプローチで体の状態が改善すると同じような症状が出なくなることが期待できます。
二つ目のパターンは「毎年同じ時期に同じ作業を行うと同じ場所が痛くなる」とおっしゃるようなパターンです。
こちらに関しては単純に新しいダメージで同じ痛みが出ていることが考えられます。
人間どうしても体の使い方や生活空間というのは偏るもので、決まった体の動きは決まった場所への負荷になり、
決まった場所への負荷は似たような痛みの原因になります。
言葉遊びのようになりますが、これは『痛みがくせになっている』のではなく『くせが痛みを作っている』ことになります。
順番が変わるだけで大違いで、こちらに関しては体の使い方や生活空間の環境のちょっとした改善で繰り返さなくなったりしますし、
施術で負荷のかかる場所ができるだけ偏らないようにもできます。
どちらのケースでもこれらの痛みは改善可能であり、絶対付き合っていかなければいけないものではありません。
もしも自分の痛みはくせだからだましだまし付き合っていくしかしょうがない。とお思いでしたら、
あきらめてしまう前に自分の痛みが上のどちらかじゃないかを調べてみてはいかがでしょうか。
自分ではあきらめている問題も見方によっては案外簡単に解決することはままあるものです。
もしあなたが当院にご来院の際は、本日書かせていただいた内容も含めて一生懸命対応させていただきます。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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