いつまでたっても取れない痛み
こんにちは!
今年は寒くなるのが早いですね。
一日の最低気温と最高気温の差が10℃以上あることもあり、
寒暖差で何もしなくても体力が奪われる気がします。
日が沈むのも早くなってきて、気を付けないと一日のリズムもずれやすい今日この頃です。
気温の変化や天候は自分ではどうにもできません。
睡眠時間や食事の量など、自分でコントロールできる部分は乱れないように気を付けて下さいね。
今日も元気に診療中です。
阪急千里線南千里駅直結、吹田市津雲台のショッピングセンター
「トナリエ南千里」二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
さて、九月に入ったなあと思えばもう月末です。
今月はタイトルに書いたような「いつまでたってもマシにならない痛み」を
訴える患者さんが多く来院されました。
痛くなったときは「まあそのうち治るやろ」と軽く考えていても、
3日経っても4日経ってもマシにならない痛みは結構あります。
それくらいで気になって何か対策をすればまあ大したことにはならないんですが、
長い人は2ヶ月も3ヶ月も我慢している人もいらっしゃいます。
曰く「いままではしばらくしたら治ってたし」今回も大丈夫かと思ったらそうでなかった。
という事のようです。
では、いままでの「しばらくしたら治ってた」痛みと、
今回の「いつまでたっても治らない痛み」にはどんな違いがあるのか、という話ですね。
ひとつは痛めた場所を同じように使い続けているパターン
これは、ずいぶん前のブログで書きましたので、そちらもご参照ください。
【痛みはほうっておいたら治る?】
https://www.senri-shinkyuseikotsu.com/?p=41
もう一つが今日のテーマで、そこは傷めているわけではないパターンです。
どういうことかというと、その痛んでいる場所は、組織の損傷によって起こっているわけではなく、
別の場所のケガや、無理な動作に対する防御反応として痛みが出るようになってしまっている。
という事があり得るわけです。
人間の体は、損傷した組織に関しては様々なメカニズムが作用して、
可能な限り修復しようとします。(詳しく知りたい方は「創傷治癒」でググってください)
これは切り傷だろうが打撲だろうが捻挫だろうが同じで、損傷した組織が
いつまでもそのままという事は、基本的にはないわけですね。
ただ、人間痛みがあると「いたいなー」ではすみません。
その痛みから逃れるために、何らかの対策を練ろうとします。
その対策のうちの一つが、痛い動きができないように損傷した組織の周りを筋肉で固めるというものです。
固まった筋肉は関係する関節の動きを制限し、それ以上損傷がひどくならないようにします。
この筋肉は固まってますので、無理に動かそうとすると痛いですし、
本来持つ筋力が発揮できなくなりますから、だるさや重さなどの症状を出すこともあります。
それでもまあ、身体からしたら「ケガがひどくなるよりまし」なわけです。
このままケガが治ると同時に、この防御反応も居なくなってくれればハッピーエンドなのですが、
どういうわけか、この固まった筋肉はその原因になった組織の損傷が治ってもその場所に居座り続けることがあります。
こうなるとややこしくて、その状態はあくまで「防御反応」であって
「組織損傷」ではないので、身体は勝手には治してくれません。
このタイプの痛みは「そのうち治る」ことがむずかしく、
どうしても外からのアプローチ(マッサージやストレッチ、入浴や運動など)が必要になってきますので、
いつも通りの生活をしているだけでは、なかなか改善せず長期にわたって
あなたを苦しめてしまうわけです。
ぶっちゃけ、ケガであれば内出血レベルのひどい捻挫でも一か月もあれば痛みは引いてきます。
(きれいに治っているかはさておき)
いつまでも治らない痛みは、早いうちに何らかの対策を取ることをお勧めします。
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
こういう痛みは自分では分類しにくいことが多いです。
もちろん当院では、あなたの痛みがどのような種類かを判断して治療に当たります。
「なんか痛みがひかへんな」ということでおこまりのあなたは
いつでもご相談を受け付けております。
当院までお越しいただくか、
(徒歩、電車) https://www.senri-shinkyuseikotsu.com/?p=14
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