タイプ別の頭痛の見分け方、あなたはどのタイプの頭痛ですか?
阪急千里線『南千里駅』直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
自律神経治療が得意な鍼灸師の岡崎です!
最近、頭痛を訴える方が多くなってきました。
頭痛は鍼灸施術の中でも特に改善しやすい症状にあたります。
そこで今回は、頭痛の種類を東洋医学ではどのように分類するのかをお話ししていきます。
頭痛といっても複数の種類に分けられるので、お悩みの方は自分がどのタイプかチェックしてみて下さいね!
●風寒タイプ
頭痛の時、頭や首に風が当たるのを嫌う。
冷たい風にあたると増悪するが、温めると緩解する。
首や背中に放散したり、締めつけられるような感じをともなう。
悪寒・発熱・関節痛など、いわゆる風邪症状がある。
この場合、口が乾くといった症状はない。
エアコンや扇風機、強風など、風にあたって冷えた後に発生することが多い。
●風熱タイプ
張ったような頭痛で、温まると増悪する。
発熱・悪風・顔面の紅潮・目の充血・のどの腫れと痛み・口の渇きなどをともなう。
風邪が進行した時の症状に近い。
熱は身体の上側に集まりやすいので、顔や目にも影響が出る。
●風湿タイプ
締めつけられるように頭が重く痛み、曇りや雨降りで増悪する。
胸のつかえ・胃部の膨満感・食欲減退・体幹や四肢がだる重い・尿量減少・泥状便をともなう。
雨降りや気圧が下がった時など、湿気の影響を受けて症状が出る。
●肝陽上亢タイプ
両側頭部、あるいは側頭から頭頂へ放散する頭痛で、イライラしたり怒ると頭痛が悪化する。
めまいや耳鳴り・不眠・わき腹の痛み・口の渇き・顔面の紅潮などをともなう。
ストレスで悪化するタイプがこれ。
●気虚タイプ
頭が空虚な感じで持続性の痛み、疲れると増悪する。
倦怠無力感・食欲不振・息切れ・泥状便・話すのがおっくうといった症状をともなう。
慢性疲労や過労が引き金となる事が多い。
●血虚タイプ
頭がしくしく痛み、頭のふらつきや動悸・不眠が起こる。
目の異物感やかすみをともない、顔が青白くなりやすい。
出産時や生理などで血を失ったときに起きやすい。
●血瘀タイプ
慢性で固定性の刺すような痛みがある。
慢性的な痛みによる血行不良(滞り)が主な原因。
頭部外傷・手術などの既往歴によるものもある。
●痰濁タイプ
頭が重く痛むだけでなく、頭がぼーっとする・めまい・胸苦しさ・胃部のつかえ・悪心・水様物の嘔吐・食欲不振などをともなう。
このタイプは風湿タイプと症状が似ているが、風湿タイプは外界の湿気が原因であるのに対して、痰濁タイプは飲食の不節制で消化器が弱るのが引き金となる。
以上、8タイプの紹介をしました。
専門的に症状を書いたので難しい言葉もあるかもしれませんが、大体どこかに当てはまると思います。
また、複数のタイプを掛け持ちしている方も多いと思うので、実際に治療するときは総合的に見て判断することになります。
…が、なんとなく自分の傾向を知っているだけでも、気を付けることが出来ると思いますので是非参考にしてみて下さい。
体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!
繰り返しますが、頭痛の改善には鍼灸がとてもよく合います。
薬が手放せない、薬が効かないといった方ほど、鍼灸施術はお勧めですよ!!