何もせずただ生活をするだけで 疲れるわが身これは何故

こんにちは。
猛烈な寒波がきているそうで、南千里にもその影響が出ています。
顔の感覚がなくなるような寒さというのはここ数年なかったように思うのですが、
一年たって忘れてるだけなのでしょうか。
最近年単位の記憶があいまいで人との会話でちぐはぐな事をいう事があります。
阪急南千里駅直結のショッピングセンター『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
立春という言葉がどうもピンとこない気候ですが、あなたはいかがお過ごしでしょうか。
私はヒートテックのおかげで半袖のユニフォームでも元気に働いております。
さて、今回は表題の『なぜ普通にしているだけでしんどくなってしまうのか』について聞いた話を書いていきたいと思います。
結論から先にかいてしまうと、『人間の体は現代人の生活をするようにデザインされていないから』だそうです。
ものの本の受け売り、人類は今の体の形になって20万年ほどたつらしいのですが、
そのうち19万年くらいは狩猟採集生活をしていて、農耕牧畜をしはじめたのはここ一万年くらいとのことです。
一万年という時間はとても長いように思いますが、人間が環境に適応するには短すぎるそうで、私たちの体は
今でも狩猟採集時代の形と機能のままなのだそうです。
つまり私たちの生活における普通というのは、体のデザインからすると全然普通ではないという事ですね。
じゃあ狩猟採集のうごきというのはどんなものかというと、
①獲物(動物とか魚の狩場とか木の実のとれる場所とか)に向かってひたすら歩き
②目標物を見つけるためにほとんどの時間遠くを見て
③獲物に石とかヤリを投げるためや、実をとるために木に登ったりするために肩を上にあげる
④暗くなったら寝る
という感じでしょうか。
現代人の普通というのは(普通の定義が難しいですが)
①座って仕事をする人の比率が多く、公共交通機関も発達していてあまり歩かない
②デスクワークの方はもちろん、そうでない方も一日の中の相当な時間をPC、スマートフォンの画面を見ており
遠くを見る機会が少なく
③世の中が便利になって手元の作業で一日の用事が住んでしまい、腕を大きく動かすこともなく
④夜でも明るい
全然違います。
何もしていない、普通にしているつもりというのは、じつは体のデザインと現代人の生活とのギャップに常にさらされていて、
負荷がかかってしまっているという事ですね。そりゃあどこかしら痛くなるわけです。
さらに言えばWindows95が発売されたのが30年前、初代アイフォンが発売されたのが18年前です。
農耕牧畜にすら適応できていない体が、一世代も経ずにIT時代になってしまえば、必要な機能と実際の機能とのミスマッチも
起ころうというものです。
とはいえ今更原始時代の生活に戻れるわけもなく、体のデザインと生活のミスマッチとは付き合っていかなければけません。
その辺をわかったうえで、体の方の手入れをしていくというのが現実的な対処法ではないでしょうか。
だから整体を受けろというのではありませんが、何かしらの自分なりの手入れの方法の一つにそういうものもあっていいのではないかと思います。
学のない身で専門外の話をするのは恐縮なのですが、おもしろい話だったのでご紹介させていただきました。
今日も南千里鍼灸整骨院のブログにお越しいただきありがとうございます。
思い返してみれば世の中にスマートフォンが行きわたってから、『どんな職業の誰でもここはとりあえず悪い』場所が増えたように思います。
そのあたりのセルフケアも、また改めてご紹介していきます。
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