加齢により落ちやすい筋肉
皆さんこんにちは、
今日も元気に診療中です。阪急千里線 南千里駅直結のショッピングモール
ガーデンモール南千里二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
凄い寒さですね。
年末がもう一つ寒くなかったので、落差の激しさに体調を崩す人も多いようです。
インフルエンザや溶連菌も流行ってますので、体調にはくれぐれも注意してくださいね。
さて、前回書かせていただいた「加齢による筋力の低下」ですが、
実は全身まんべんなく落ちるわけでではなく、落ちやすい筋肉と
落ちにくい筋肉があります。
「アンチエイジングのために運動せな」ということで運動をしても、
鍛えるべき筋肉を間違えると、効果は出にくくなります。
で、特に落ちやすいと言われている筋肉は、以下の3つです。
①上腕三頭筋
腕の後ろの筋肉です、腕立て伏せなど、肘を伸ばす運動の際に使います。
たるんでくると「ふりそで」みたいないい方をしたりしますね。
肩こりの原因になることもある筋肉です。
②大腿四頭筋
太ももの前側の筋肉です、膝を伸ばすときに使います。
ここが弱くなると膝の安定性が悪くなり、膝を痛めやすくなったり
階段の上り下りがつらくなったりします。
③広背筋
背中の筋肉です。ボディビルダーのわきの下の羽みたいになってるところですね。
手にもったものを体に引き付けたり姿勢を保持するために使われます。
腰と腕についてる筋肉ですので腰痛、肩こりの原因にもなる筋肉です。
この三つの筋肉なんですが、全て「伸筋」と呼ばれる関節を伸ばす筋肉という
共通点があります。
また、この筋肉以外にも、基本的には屈筋(関節を曲げる筋肉、体の内側にある)
よりも伸筋の方が加齢や運動不足にによって筋力が低下しやすい傾向があるようです。
高齢者の姿勢のイメージが、なんとなく体を丸くしているようになっているのは
体を伸ばす筋肉が、体を曲げる筋肉よりも先に弱くなってしまって、
体が曲がる方向に関節が引っ張られているからなんですね。
トレーニングの種目はまた書いていきたいと思いますが、
「加齢による筋力低下を防ぎたい」という目的で運動をされる方は、
基本的に「体を伸ばす」方向への運動を重視して行ってみてはいかがでしょうか。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「筋力の低下」は運動不足だけで起こるわけではありませんので、
運動しても良くならない症状は、お早めにご相談ください。
南千里鍼灸整骨院
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