台風→気圧下がる→不調→このツボいいよ
皆さんこんにちは!
阪急千里線南千里駅直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
鍼灸師の岡崎です!
9月も中旬へと向かっていますね。
二十四節季では「白露」(はくろ:9月8日頃)といわれる頃合いです。
秋が深まり、草花に朝露がつきはじめる頃という意味です。
空は高くなり、秋雲がたなびくようになり、本格的な秋の到来です。
また、実りの秋を前に台風が心配な時期でもあります。
更に七十二候では、草露白(くさのつゆしろし:9月7日頃)といいます。
草に降りた露が白く光って見える頃。朝夕の涼しさが際立ってきます。
どことなく、秋の空気を感じる日が増えてきたと思いませんか?
さて話は変わり、かなりの規模の台風がやってきましたが、
皆さんに影響はありませんでしたか?
雨風の影響で家屋だけでなく、人体にもある程度影響が出てきます。
影響の出方は、梅雨時に似ているかもしてません。
急激な気圧の低下による、めまいや耳鳴り、むくみ、
だるさ、関節痛など体の中の水の流れ(リンパ液も関係する)に関わる
症状が出てきやすくなります。
また、場合によっては精神面の不安定さも出てくるので、
不眠やうつ症状、パニック症状などが強くなったりする場合があります。
なので、今回はそういった症状に対して
実際に治療で使われているツボの紹介をしていこうと思います。
※個人的によく使うツボでもあるので、
過去の内容と一部重複する場合がありますが、ご了承ください。
太谿(たいけい)
内くるぶしの後方で、アキレス腱と骨の間のくぼみに取ります。
個人ランキング殿堂入りのツボです。
太谿の太は大きい、谿は川をそれぞれ意味しています。
沢山の水が集まるところと解釈できます。(諸説あり)
なので、体の中の水の流れに関係する症状に対して
使われることが多いです。
後は、疲労によるだるさや無気力などにもよく使います。
とりあえずお灸しておけば間違いないツボですね!
風池(ふうち)
首の後ろの左右のスジに指をおき、指をすり上げていきます。
髪の生え際まできたら、左右外側のくぼみで
いちばんへこんでいるところが風池です。
身体には風の字がつくツボが複数あります。
(風府・風池・風門・風市etc…)
それらの多くは首から上背部に集まっています。
首に直接エアコンなどの冷たい風が当たり続けると、
風の邪気を体内に招き入れてしまいます。
風自体は自然に存在しているものですが、
人体に悪影響を与えると風邪(ふうじゃ)と呼ばれるようになります。
いわゆるカゼですね。
体の外から中に風を引き込むので、風邪をひくと言うんですね(諸説あり)
風邪の解説になってしまいました。
ここは偏頭痛や目のかすみ、めまい、耳鳴りなどでよく使います。
お灸することもありますが、自分ではやりにくい場所なので、
ゆっくりじんわり押すと良いでしょう。
ツボを押すときはグイグイ力強く押さない、これ鉄則!!
通里(つうり)
手首(てのひら側)の小指側のくぼみから肘の方に向かって
指1本分(約2cm)の所に取ります。
このツボは以前にご紹介した神門と似た場所にあります。
なので、効果も似ています。
実際の治療では細かい使い分けをしますが、
皆さんはストレス緩和、ストレス由来の症状に使うと
ざっくり覚えて頂けたらと思います。
ここは押すよりお灸推奨です。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしから指4本分上の距離で、骨の際に取ります。
このツボもよく目にしますね。
それだけいろんな症状に対応できるオールラウンダーだという事です。
そもそも、この1つのツボで3つの経絡と接続してるので
効果範囲が多岐にわたります。
阪急の梅田駅や十三駅のような感じですね。
(阪急沿線じゃない方、すみません)
むくみなどの水の流れの問題、生理痛や生理不順などの婦人科の問題、
胃腸障害などの消化器の問題に対してと、守備範囲が広いのが特徴ですね。
最近ではお灸女子なるものが存在しているようで、よく使われるツボです。
いかがでしたでしょうか?
人体には様々なツボが存在しています。
手や足、耳といった体の一部分に全身が投影されていたりもします。
体の調子が悪い時は何かしらのサインが出ていることが多いです。
普段から自分の身体を観察するクセをつけてみて下さい。
不調に対する危機察知が素早くできるようになるかもしれませんよ!