夏野菜の主役といったらこれでしょ!!
皆さんこんにちは!
阪急千里線南千里駅直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
鍼灸師の岡崎です!
さて、6月後半から7月後半までは
ツボ紹介週間にしていたので、
(勝手に決めました)
今回は趣向を変えて
食薬膳のお話をさせて頂きます。
今回取り上げる食材はこちら、
夏野菜第2弾、キュウリです!
キュウリは大部分(95%)が水分なので、
1本食べれば100cc程度の水分を摂取することになり、
手軽に水分の補給が出来ます。
キュウリにはカリウムが多く含まれており、
ナトリウムを排出して血圧を下げる作用があります。
また、血液の酸性度をアルカリ性に変える性質があり、
尿酸を尿に溶けやすくするので、
尿路結石の予防につながります。
他にも、カリウムが汗と一緒に失われて起きる
低カリウム血症による夏バテの予防にも
一役買ってくれます。
生のままで食べることの多いキュウリですが、
キュウリに含まれる酵素は
ビタミンCを破壊するので、
ビタミンCを多く含む野菜とは
相性が良くありません。
あらかじめ加熱するか、
酢で処理するとこの酵素の働きを
抑えられます。
以上を踏まえて、西洋医学的に見た
キュウリが持つ働きとしては、
血圧降下作用、水分摂取などが
挙げられます。
ちなみに余談ですが、
キュウリに似たズッキーニという
野菜がありますよね?
このズッキーニがキュウリと似ているのは
形だけではありません。
ズッキーニとキュウリは栄養価も
よく似ています。
そしてキュウリもズッキーニも、
同じウリ科の野菜ですから
形もよく似ています。
しかし、ズッキーニはキュウリの
仲間ではありません。
カボチャのことをイタリア語では
「ズーッカ(Zucca)」といいますが、
「ズッキーニ(Zucchini)」は
小さなカボチャという意味で、
実は、ズッキーニはカボチャの
仲間だったんです。
びっくりですね!
では次に、東洋医学的に見た
キュウリの性質です。
キュウリは寒性で気を降ろす作用があり、
体にこもった熱を収める作用を持つので、
もともとのぼせやすい体質の方にはよく合いますが、
もともと体が冷えている方にはあまり適していません。
疲れきって体力が落ちている方は、
胃腸が弱っているので摂取は控えめに。
また、お子さんも胃腸が冷えると
発育に不利なので、控えめにしましょう。
(※食べたらいけないという事ではありません)
妊婦さんはお腹が冷えると胎児の成長に
悪影響を及ぼすため、避けたほうがよいでしょう。
ネギやショウガなどの辛味を加えて炒めると
キュウリの冷やす性質や毒性の緩和が出来ます。
さて、今回はキュウリについて
取り上げてみました。
以前の記事にも書きましたが、
何事も取り過ぎは良くありません。
体に良い食べ物といってメディアなどに
取り上げられると売り場から消える、
なんてことがよくありますが、
何かを摂りすぎたりやりすぎて
良いことなんて一つもありません!
その加減が苦手な方が昨今
非常に多くなっています。
人間の体は常に変化し続けているので、
その時その時で必要なものは変わります。
今回は食薬膳の話でしたが、
治療に関しても同じですね!
なんか調子悪いなと思ったらすぐ治療!
忘れちゃあいけませんよ!
それではまた次回、
お楽しみに!!