大掃除でぎっくり腰にならないために
こんにちは!
年末も差し迫り、吹く風は身を切るような冷たさとなってきました。
いよいよ今年もあと二週間を切り、道行く人もややあわただしく歩いている今日この頃です。
あなたはいかがお過ごしでしょうか?
私は今日も元気に診療中です。
阪急千里線南千里駅直結、吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
12月になったなー、なんて思ってたらあっという間に月末が近づいてきました。
もう本当に年賀状を書かないといけません。
年末を気ぜわしくさせる二大イベントと言えば年賀状書きと大掃除です。
あなたはもうお済でしょうか?
今日は表題の通り、大掃除の際の姿勢について書いていきたいと思います。
普段の掃除ならしないような低い位置の掃除も、大掃除では結構やることになります。
この時の姿勢次第で、腰にかかる負担はかなり違います。
例えば
この様な姿勢で床掃除をするのは要注意です。
え、普通じゃない?とお思いかもしれませんが、
この姿勢、じつはかなりの負荷が腰にかかっています。
詳しい話は割愛させて頂きますが、基本的には
身体が前傾姿勢になればなるほど腰椎にかかる負担は掛け算で増えていきます。
私は体重が大体60キログラムぐらいです。
上半身と下半身の重さの比率はだいたい4対6になりますので私の上半身の重さは
約24キロくらいとしましょう。(脚が短いので実際はもうちょっと多いかもしれません)
↑このように立っている時は、その24キログラムの重さが腰椎にかかっているわけです。
骨の上に体重が乗っているので、筋肉は姿勢を維持するため最低限のパワーを出していますが、ほとんど負荷はかかっていない状態です。
ただ、↑このように前屈位をとると重さが骨の上から完全に外れてしまい、
腰の筋肉で重さを支えないといけない上、
重心が前側にずれていくのでてこの原理で負荷は掛け算で増えていきます。
上に書いたような90度前屈位では、腰の筋肉にかかる負担は
120~130キロにまで増加します。
ちなみにこれは手に何も持っていない状態かつ、まっすぐきれいに全屈した場合の
話ですので、実際にはもっと負荷がかかることになります。
ややこしいことを言いましたが、要するに
出来るだけ前かがみにならないことが、腰の筋肉の負担を減らすことにつながる。
そうつまり、さっきのような場所を掃除するときは
↑このように行っていただきたい、というわけです。
この姿勢足がしんどい、という方は例えば
↑このようにマメイスなんかを準備するだけでもずいぶん違います。
持って移動するのはおっくうでしょうが、ぎっくり腰になって年末年始を
寝て過ごすおっくうさに比べれば大したことはないと思います。
マメイスを準備するのがめんどくさい方は、
スクワットで己の身体を鍛えてしんどさを感じないように変えてしまうのもおすすめです。
正直、さっと掃除するくらいならそこまで気にしなくても大丈夫ですが、
一年に一度の大掃除となりますと、ちょっとの汚れもこだわって時間をかけて拭き取ったりすることも多く、
知らない間に腰への負担は莫大なものになってしまいがちです。
マメイス(とスクワット)は一つの例で、いろいろ工夫して腰に負担がかからないようにして頂ければと思います。
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
年末も差し迫っております。
新年を健康に迎えるためにもすでに痛めてしまった方(とスクワットに興味のある方)は、
お早めにご相談ください。
(徒歩、電車) https://www.senri-shinkyuseikotsu.com/?p=14
(お車) http://serapitest.local/?p=77
年内の診療は28日までとなっております。
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