捻挫予防、浮き指予防にここを鍛えよう
こんにちは!
気がつけば二か月近くブログを書いていませんでした。
地震から始まり、大雨、酷暑、台風と異常気象が続いたせいか、
体調を崩される方が多く、七月は大変忙しくしていました。
あなたは体調不良等起こしていませんでしょうか?
私は今日も元気に診療中です。
阪急南千里駅直結、吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
さて、本日は前回お伝えいたしました捻挫予防のために鍛えて頂きたい「前脛骨筋」のトレーニングについて書いていきたいと思います。
(いつの話やねんという感じですが)
梅雨の時期に気圧が下がると関節の強度が下がるため足首がぐらつきやすく、
関節の強度が下がるので、筋肉を鍛えて関節を安定させよう。という話しでしたが、
気付けば高気圧真っ盛りの真夏になってしまいました。
とはいえこの『前脛骨筋』鍛えて損のない筋肉ではありますので、
改めてトレーニング方法と注意点を書いていきたいと思います。
前脛骨筋はざっくり言いますとつま先を上に上げる作用のある筋肉です。
なのでトレーニングとしてはつま先を上に上げる動作を行えば良いわけなのですが、(トゥーレイズという筋トレです)
ここで注意点がありまして、
この前脛骨筋には隣を走ってよく似た働きをする『長趾伸筋』という筋肉があります。
↑これが前脛骨筋
↑これが長趾伸筋です。
この筋肉は、本質的には足の指をそらす筋肉なのですが、
見ての通りすねの方から指先まで伸びていますので、
やろうと思えばつま先を上げる動作を(足の指を反らしながら)行うことが出来るのです。
特に前脛骨筋の筋力の弱い方は、この筋肉をつかってつま先を上げるのが癖になってしまっている場合が多く、
気を付けないと前脛骨筋を鍛えているつもりが、この長趾伸筋ばかりを鍛えている。
という事になりかねなません。
鍛えられるならええんちゃうの。と思ってしまいそうになりますが。
この長趾伸筋、上に書きましたように指先を反らす筋肉ですので、
この筋肉が前脛骨筋より優位に働いてしまうと
↑このような形のくせが、足についてしまう事になります。
いわゆる『浮指』というやつで、長期的には外反母趾や踵骨骨端炎などにも
展開していく困った癖です。
なので、捻挫を含めた機能障害を予防する。という目的においては、
可能な限りピンポイントに前脛骨筋を鍛えていく必要があります。
要は指先を反らさずに、つま先を上に上げる動作が必要。という事ですので、
↑このように、足の指をいわゆる『ぐー』の状態にしたうえで、
↑こうやってつま先を上げていきます。
これを無理のない範囲で10~20回程度繰り返します。
負荷の足りない方は
↑このようにゴムバンドなどを使用してください。
今やってみて、すねがつりそうになった方は、すでに前脛骨筋が単独で使えなくなっている可能性があります。
つらない程度の範囲で動かして、筋肉を復活させてあげて下さい。
前脛骨筋は、歩く時につねに力が入る筋肉で、ここを鍛えると長距離、長時間歩くことが出来るようになります。
こう暑いと外に出る気は失せますが、秋の行楽シーズンに向けて是非鍛えてみて下さい。
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
足の不調は全身に広がります。すでにお困りの方はぜひ当院までお越しください。
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