梅雨時に調子が悪くなる方は、こういう事に気を付けよう!!その2
皆さんこんにちは!
阪急千里線『南千里駅』直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
自律神経治療が得意な鍼灸師の岡崎です!
本日6/6は芒種(ぼうしゅ)です。
「稲や麦など穂のなる穀物の種を蒔く頃」という意味で、稲作農家では繁忙期を迎えます。
芒種の時期は、アジサイが見頃を迎えます。街中でも見かける頻度がかなり増えました。
全国的に梅雨入りを迎えて高温多湿になるため、体調や食糧の管理には注意が必要です。
さて、今回は前回の続き、梅雨時の不調の原因についてです。
いざ読み返してみると、自分でも気をつけないといけない事がたくさんあるなぁ…と実感しながら記事を書いています。
それではどうぞ!
4 夜食
夜食には過食と時間外というふたつの問題が生じます。
そもそも夜食というのは、その時点で過食となっていることが多いです。
さらに、生体の生活リズムから考えると、本来食事をする時間ではないタイミングでの飲食なので脾系と腎系・心系に負担がかかります。
(夜遅い時間は、本来消化器が休む時間です。)
といったように、どの時間に量だけでなく時間帯でも影響する場所に違いが出ます。
このような生活を長く続けると、生命の元である腎系が負担を受けてしまい、腎系・脾系の機能が極端に低下します。
東洋医学では、腎系はその人の生まれ持った体力の限界値と思って頂けたらいいかと思います。
ゼロになると死んでしまうので、そうならないように寝たりして回復させているわけです。
ただ、腎の体力の限界値は生まれた時がピークなので、少しでも減っていかないように脾系(飲食)でサポートをします。
早死にするような生活は、大体腎系に負担がかかります。
話はそれましたが、脾系は腎系のバックアップまでこなしているので疲労しやすいです。
5 飲食物の誤食
体質に合わないものを不適当に食べたり、四季構わず旬に逆らった物を摂ると、それぞれに影響する系統や、身体の弱い所に負担がかかります。
酸味なら肝系に、苦味なら心系に、甘味なら脾系に、辛味なら肺系に、塩味なら腎系にといった具合です。
ですが、どんな味質のものでも濃すぎたり、辛すぎたり、塩辛すぎたりするのは脾系によくないです。
何故なら、飲食物を処理するのは脾系が司る消化器だからです。
何かに偏っていると、全て脾系に負担がかかります。
でも、たまになら偏ってもいいですよ。
次に、この中で脾系に影響しやすい酸味と甘味について掘り下げていきます。
5―1 酸味の取りすぎ
先ほども登場しましたが、東洋医学では酸味は肝系に影響のある味です。
必要量を超えて過剰になると、肝系の働きが強くなりすぎて消化器の働きを抑えてしまいます。
ただでさえ梅雨時は消化器が弱りやすい時期なので、あまり負担をかけない方が得策です。
ちなみに、肝系は神経活動・感覚、筋の運動(脾系が筋肉であるのに対して、肝系は腱・靭帯などに影響)などに関係があります。
身体を繋いでいるような場所に影響が出てくるので、筋肉が硬直を起こし脾系に迷惑がかかります。
5―2 甘味の取りすぎ
甘味は脾系にもろ影響を与えます。
適度の甘味は疲労をとってくれますが、多過ぎると胃腸をはじめとする内臓が弛緩して、消化吸収能力を低下させます。
内臓が弛緩している時は、骨格筋は硬直します。
さっと甘い物を摂りすぎているかどうかをチェックする方法があります。
ふくらはぎの上半分を指全体でつまんで硬い・痛いかどうかです。
これは簡易チェックなので、実際には他にもありますが指標にはなります。
とにかく、甘味は口当たりがよいので過飲食となりやすいです。これもご注意。
今回は食べるタイミングと味が脾系(消化器)に影響しますよという話でした。
体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!
消化器を制すものは健康を制す!
体調を整えて梅雨を乗り切りましょう!