梅雨時は捻挫に注意
こんにちは!
私がブログを書くのは久しぶりです。
書かない間に梅雨入りいたしましたが、あなたはいかがお過ごしでしょうか?
阪急千里線南千里駅直結、吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
さて、さっそくタイトルの話しなんですが、
ここ一か月ほどの間で、急に足首の捻挫の患者さんが増えました。
実はこの時期に足首の捻挫が増えるのは例年の事で、(うちだけかもしれませんが)
この時期は気圧の変化が激しく、特に梅雨前線のせいで気圧が下がる傾向があります。
詳しいことは割愛いたしますが、基本的に関節は『関節包』という袋に包まれ、
その袋の中には『関節液』という液体が充満しています。
↑こんな感じでついています。
例えるなら風船のように外界と遮断されていますので、
気圧が下がると、外側にふくらむような力が加わります。(小学校の理科の実験でやったやつです)
関節包は骨と骨との間を絞めつけて、関節を安定させる作用がありますので、
ここが低気圧によって膨らんでしまうと、関節のゆるみが発生してしまう。というわけです。
単純に言うと 気圧が下がると関節ぐらぐらになるよ。 ということですね。
自分のイメージする関節の強度よりもぐらぐらの状態で体を使うと、
ふとした時につま先が上がりきらず、何もない所でつまづくなどして捻挫につながってしまいます。
そんなわけで、この時期に捻挫が増えるのではないか? 考えております。(仮説ではありますが)
じゃあ、捻挫するのはしょうがないよね。というわけにもいきませんので、
ここは捻挫をしないための予防をしないといけません。
関節は、関節包をふくむ靭帯などの支持組織と、筋肉によって支えられています。
関節包がゆるんでしまった場合、その分筋肉への負荷が上がるという事ですので、
筋肉が強くないと、関節を支えきれず捻挫につながります。
という事で、予防策としては大きく分けて二つ。
1、サポーターやテーピングなどで、足首周りの圧力を上げ、筋力不足、関節強度不足を補助する。
2、筋肉を鍛えて、関節の強度が少々下がったぐらいへっちゃらにする。
という事が考えらえれます。
サポーターに関しては、あくまで予防ですので、足首の周りを締め付けるタイプの物であれば、
それなりに効果を発揮します。
明らかに気圧の低い日、どうしても歩かないかん時などに100均などでいちど買って試してみて、
楽になるようであればその後、しっかりしたやつを購入頂ければ良いと思います。
筋肉を鍛える方に関して、鍛えて欲しい筋肉はこちら↓
前脛骨筋です。
つま先を上げる作用があり、歩行の際には常に休むことなく働いている重要な筋肉です。
ここを鍛えるとつまづくことが少なくなり、また、長距離歩行を疲れずに行うことが出来ますので、
この時期に限らず、鍛えておいて損はない部分です。
詳しいトレーニング方法、注意点などはまた次回ご案内したいと思います。
気になる方は 「前脛骨筋 トレーニング」 などでググってみて下さい。
なんだかんだ晴れてたりして、梅雨らしくないここニ三日ですが、
意外と気圧は下がってることがあります。
捻挫はいざしてしまうと治るのに3週間ほどはかかります。
ぜひとも予防して頂いて、これから来る夏に備えて下さい。
(固定のための包帯やギプスは、夏場はあつくるしいです)
↓こちらもご参照ください。
『足首の捻挫は万病のもと 今ひねった人もかつてひねってほっておいた人も』
https://www.senri-shinkyuseikotsu.com/?p=1184
すでに捻挫してしまった方は、あんまり様子を見過ぎずにお早めに当院まで。
(徒歩、電車) https://www.senri-shinkyuseikotsu.com/?p=14
(お車) https://www.senri-shinkyuseikotsu.com/?p=77
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