正しい体の治し方(続き)
阪急千里線南千里駅直結、吹田市津雲台のショッピングセンター
トナリエ南千里二階の南千里鍼灸整骨院
アスレティックトレーナーの小林です。
RICE処置・固定を行い炎症が治まってきたら次に何をするか!
なんだと思いますか??
まず捻挫をしたらすぐに冷やしましたが炎症が治まってきたら今度は温めます!
ご自身で出来る事で言うとお風呂に浸かる、足湯などです。
専用の過流浴ができる設備を設けている施設もあります。
次にすることは可動域訓練です!
可動域訓練とは捻挫により動きの悪くなった足関節などの動きを良くするための訓練の事です。
捻挫すると痛み・腫れ・固定などで足関節動きが悪くなります。
このため可動域訓練を行い足関節の動きをよくします。
足の指を動かしたり足首を動かしたり、マッサージやストレッチなどを行います。
これが出来たら筋力トレーニングを行っていきます。
ちょっと動かさないだけで筋力は落ち、筋機能も低下します。
いきなりスクワットなどの体重がかかる様なトレーニングはしません。
体重をかけないチューブトレーニングなどをしていきます。
体重をかけても痛みが無くなったら、足を地面につけ体重のかかった状態でトレーニングをします。
KBWやハーフスクワット・カーフレイズなどを行います。
これが出来たらフロントランジや片脚でのカーフレイズ・バランストレーニングなどをします
この行程をすべて完了して初めて治ったと言えます。
これが正しい体の治し方です。
・捻挫をして1週間たって痛みが無くなったから治ったと思ってしまうのは大きな誤解です。
痛みがなくなったから治ったのではありません。
炎症などが治まり痛みを感じていないだけです。筋や靭帯などが治るのには数か月かかります。足首の可動域や筋力・機能・バランス能力は悪いままかもしれません。
人のからだは患部に負担をかけないよう患部以外の所を使いかばってくれています。
かばうことで他の所に負担がかかり腰痛や股関節痛などが出てきたりします。
今回は足関節捻挫を例にあげましたが他のケガでも同じことが言えます。
次回は慢性症状の体の治し方についてお伝えします。