現代人はとりあえずここをもんでおいた方がいい

こんにちは。
今週は少し暖かいようでホッとしています。
来週もう一度寒くなって、そのあとは徐々に春になるという予報でしたが、本当にそううまくいくものでしょうか。
三寒四温の時期は体温のコントロールが難しく、なんとなく調子の悪い方が増えてきます。
あなたはいかがお過ごしでしょうか。
私は今日も元気に営業中です。
阪急南千里駅直結のショッピングセンター『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
さて、今回は前回の続きです。
現代人の生活というのは、本来の人間の体のデザインから考えると普通にしているだけで無理をしているという話でした。
20年前、私が駆け出しだったころは、いらっしゃる患者さんの症状や悪いところというのは
職業や日常生活の属性によってわりと千差万別だったように思うのですが、
考えてみると最近の患者さん方にはみんな共通して悪いところが多いように思います。(昔は見つけられていなかっただけかもしれませんが)
症状改善のためには体を個別にみていく必要がありますが、日ごろのセルフケアは正解率の高いところをやっていくのも大切だと思いますので
今日はそのあたりをご紹介していきたいと思います。
割とみんなが悪くしているポイントはココ。
親指の付け根、母指球です。
細かい解剖学は気になる方は調べていただければと思います(詳しい説明が山ほどあります)
ざっとどういう筋肉群かを言ってしまうと、親指を開いたり閉じたりするとか物をつかんだりするのに使う筋肉なのですが、
なぜみんなこんな所が疲れているのか、勘のいい方はお気づきかと思います。
そう、スマートフォンの操作で過度に使われる筋肉というわけです。フリック捜査なんかが典型ですね。
私たちの遠いご先祖、狩りと採集で生きていた人たちはこれほど親指を動かしまくる生活はしていなかったでしょう。
(私は超古代科学文明はなかったと思う派です)
ご先祖どころか昭和の初期ですら親指を掌の上で素早く動かす必要なんてなかったはずで
こんな風に動かす人が現れたのはせいぜいファミコンが発売された1983年以降の事でしょう。
(奇しくも私の生まれた年です)
ファミコンは子供のおもちゃですが、スマートフォンはもはや体の一部といってもいいほど生活に密着しており
母指球筋を過剰に使っている方の比率はとんでもない割合になっているのではないでしょうか。
普段あんまりここが痛いとは思わない場所ですが、触ってみるとめちゃくちゃ痛いという事もよくあるポイントで、
固まることで手首の腱鞘炎や肩こり、五十肩なんかにつながることもあるポイントなので、ぜひどなたでもここのケアは試していただければと思います。
手の届く場所ですからお風呂の中などの空いた時間に適当にもんでもらうだけでも結構効果はあるのですが、
私のおすすめとしては
親指付け根のこのラインに
このように指をひっかけて親指側にひくような感じにするのがよいと思います。
そのまま親指をいろいろな方向に動かすと割とすんなり緩んできます。
やり方がわからない方は一度ご来院ください。
今更スマートフォンなしで生活するのは容易な事ではありませんが、それはそれとして体に負担はかかります。
母指球筋以外にもスマートフォン使用の時に極端に使われる筋肉はありますので、また改めてご紹介したいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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