秋の果物、ブドウについて
皆さんこんにちは!
阪急千里線南千里駅直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
鍼灸師の岡崎です!
一気に寒くなりましたね!
既に毎朝起きるのが辛いです。
風邪などひかぬよう、ご自愛くださいませ。
さて今日は、秋らしい果物について書いていこうと思います。
今日取り上げるのはこちら!!
ブドウです!
ブドウにはポリフェノールやビタミンPなどの
栄養素が含まれています。
ポリフェノールは複数種類があり、ブドウに含まれているのは
タンニンと呼ばれるもので抗酸化作用(抗老化作用)があり、
主に皮や種に多く含まれています。
なので、ブドウの実より皮ごと潰した
汁やぶどう酒にその成分が多く含まれています。
ビタミンPは柑橘類やソバによく含まれている
水溶性のビタミン様物質で、
ビタミンCの働きを助けてコラーゲンの合成を促進し、
毛細血管を丈夫にします。
ビタミンPが不足すると、出血しやすくなったりします。
ここで補足です。
何かと耳にすることが多いポリフェノールですが、
血管拡張による血流促進効果もあるので、片頭痛持ちの方は
症状が出てきたり、悪化することもあるので要注意です。
東洋医学的に見たブドウの性質は、
平性で寒熱のどちらの性質にも属さないので、
多くの体質の方に合います。
水分を多く含んでいるのですが、干しブドウは糖分が多いので、
食べ過ぎると体に熱を持ちやすくなります。
なので、もともと熱っぽい血気盛んで高血圧な方は
控えめにしておいた方が良いです。
手足がほてっているような、いつも微熱傾向の方は
生ブドウ・干しブドウにかかわらずおすすめです。
該当臓腑は肺・脾・肝・腎なので、
今の季節に多い呼吸器トラブルや、腎系統のむくみ、
疲れすぎて失われた気力回復にちょうどいいかもしれません。
栄養素を上手に摂取するには、
干しブドウを1日10粒ずつ食べると良いでしょう。
ポリフェノールは酸化しやすく、体内で酸素を素早く奪い、
身体の酸化を抑制しますが、その効力は長持ちしません。
一方、身体の酸化は24時間進んでいるので
小分けにして随時食べると良いかもしれません。
こうやって見ると身体によさそうな食べ物ですが、
一緒に食べない方がいい物もあります。
カニやエビなど海鮮類と、大根です。
ブドウには果酸が多いので、魚類のたんぱく質の栄養価を低下させ、
カルシウムと結合して消化できず、
嘔吐や下痢などの症状を引き起こすことがあります。
また大根と植物色素が多いブドウとを一緒に食べると、
腸内で甲状腺機能を抑制する物質を造り、
甲状腺腫を誘発しやすくなります。
あまりない組み合わせなので皆さんは大丈夫だと思いますが、
くれぐれもご注意下さい。
また、薬との相性もあります。
利尿剤などのカリウム剤を服薬する方は、
カリウムが豊富なブドウを食べることで
胃痙攣やお腹の張り、下痢、動悸などの
症状を引き起こしやすいので気を付けましょう。
今回の内容はいかがでしたでしょうか?
最近ブドウを食べる機会があったので、
思い立って書いてみました。
旬の食べ物をその季節に食べることが出来るのは幸せですね!
これからどんどん寒くなっていきますが、
寒さに負けないようにお過ごしください!!