秋は肺の季節です。
11月にはいってからも暑い日が続いていましたが、やっと秋らしくなってきました。
急に寒くなると、のどが痛くなったり、風邪をひいたり、肌が荒れたりする方も多くなります。
秋は大気中の乾燥が起こる時期で、気温も下がっていくため
「乾燥による」「燥邪(そうじゃ)」の影響により、『肺(呼吸器、皮膚表面、気持ち』を傷めやすい時期と
中医学では言われています。
この時期、呼吸器系疾患(喘息、気管支炎)の悪化や、粘膜の乾燥による炎症や免疫力の低下、
バリア機能の低下による肌荒れが起こりやすくなります。
夏は意外と元気だったのに、秋が苦手という方は中医学でいうところの『肺』が弱いタイプかもしれません。
秋になってお布団が気持ちいいので、睡眠をしっかりとれば免疫力が上がる!と寝すぎてしまう方がいらっしゃいますが
秋は長く寝すぎると肺(呼吸器、皮膚の表面)が弱めてしまうと
中医学では考えられています。体をやすめ過ぎると気の巡りを悪くしてしまうからです。
睡眠不足はよくありませんが、だらだらゴロゴロしていては
どんどん体の気の巡りが悪くなってしまいますので、早寝(これも重要です!遅くとも11時)早起きを
心がけて、秋を乗り切ってください!
秋は、なんだか物悲しい気持ちになるのも肺が関係していて肺の機能が低下すると気持ちが落ち込みやすくなります。
そんな時は、肺を潤してくれる食材を取り入れて、心身ともに乾燥しないように気を付けてください!
肺を潤す食材は、もち米、白ごま、白きくらげなどの白い食べ物。
その他では、はちみつ(水あめなどが混ぜられたものではなく天然のもの)などもオススメです!
秋の健康維持にはお灸もおすすめです!お灸は体の表面だけでなく、
お灸はヨモギの成分が体に取り込まれることによって内臓も温めてくれます。
からだが温まると心がホッとする経験は皆さんあると思います。
鍼灸治療を受けると心も体も軽くなります!
ぜひ、鍼灸治療で免疫力をアップして寒さに負けない体を維持してください!