肩こりが揉めどさすれど治らない そんなあなたに見てほしいココ

こんにちは。
ついこの間年が明けたと思ったらもう一月が終わりに近づいています。
年々早くなっていく体感の時間の流れに戦慄を禁じえません。
30代の時と明らかに体感時間が早くなっている。という話を患者さんとしていたら
50代60代はそんなもんじゃないと言われました。恐ろしいことです。
一日一日を大切にしないといけないのはわかっていますが、ついつい同じ日々の繰り返しに甘んじてしまっております。
あなたはどんな一日をお過ごしでしょうか。
私は先日とても久しぶりに一人で梅田に行きました。
新しく開発されたうめきたよりも、曽根崎茶屋町なんかの方が落ち着きます。
阪急南千里駅直結のショッピングセンター『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
さて、年末年始も遠くなり、本格的に忙しくなってきた方も多いようです。
最近肩こりを訴えられる方が多いのですが、その中で時々聞くのが
「肩こりでずっと困っているけれど肩をもんでましになったことがない」という言葉です。
原因の特定が難しい肩こりなんですが、実は筋肉からくる肩こりには大きく分けて二種類あって
自分の肩こりがどちらから来ているものなのかを認識せずに「肩こりだから肩をもむ」みたいなことをしてしまうと、
ましになるどころかかえって悪くなることもあります。
その二種類なのですが、ざっというと肩が上がっているのか下がっているのかということです。
いわゆる肩こりの肩というのは肩関節というよりはここの上部僧帽筋のしんどさを言うことが多いのですが
(いわゆる肩もみ肩たたきは皆さんここを狙うと思います)
この筋肉がどういう状態でしんどくなっているのかによって実は対処法が逆になります。
肩が上がっている状態というのは
このように上部僧帽筋は短縮して、逆にわきのあたりから横腹が引き延ばされている形になります。
筋肉をもむ、というのはざっくりいうと緩めるためにすることなのですが、
こちらの場合は上部僧帽筋が短縮したまま戻らない(言わば力が入ったままぬけなくなる)ことによってしんどさが起こっていますので
直接そこを緩めることで症状の改善が期待できます。
肩を揉んでもらって構いませんし、その後もいくらかは楽になるでしょう。
問題はもう一つのタイプで
このように肩が下がっている状態というのは、いわゆる肩こりの肩である上部僧帽筋は引き延ばされており、
逆にわきから横腹にかけてが縮んでいる状態になります。
このタイプの肩こりは肩が無理やり引っ張られている状態で、
これ以上引っ張られてちぎれてしまわないようにしているからしんどいわけです。なんとか耐えているんですね。
この状態の肩こりに対して肩をもんでしまうと、このなんとか耐えている上部僧帽筋の力が抜けてしまい
よりつよく肩が下に引っ張られることになります。
筋肉自体は疲れているので揉んでいるうちは気持ちがいいのですが、終わった後の改善がなかったり
かえってしんどくなったりしてしまうわけです。
このタイプの肩こりは、肩ではなく
この辺り、腋の筋肉や胸の筋肉をもんで下に引っ張る力を緩めてあげる必要があります。
詳しいやり方などはまたご案内しようと思いますが、とりあえずこの辺りを揉むだけでも
肩にかかる負担は変わりますのでとりあえず大雑把にでもやってみていただけたらと思います。
揉んだ後しんどくなるのはわかってるけれどしんどすぎて揉まずにいられないという方は、
一度この腋のあたりのケアを試してみてください。
また自分の肩こりがどちらかをわからない時は、とりあえずこってない方と比べてこっている側の肩が
上がっているか下がっているかで判断していただくか、
肩をもむときは合わせて腋も揉むようにしてみるのもいいでしょう。(両方縮んで拮抗していることもあります)
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
正直今回の話はかなりいろいろ単純化して書いています。
肩の周りは構造がややこしく、肩こりの原因は実は千差万別です。
あまりにしんどかったりする場合はセルフケアより誰かにやってもらった方が手っ取り早いことも多いので、
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