腸と脳と、ときどき自律神経
皆さんこんにちは!
阪急千里線『南千里駅』直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
自律神経治療が得意な鍼灸師の岡崎です!
早いもので、気付けば10月ももう終わりに近づいてきましたね。
あっという間に1年が過ぎていきそうです、と来月も多分言っているでしょう(笑)
さて、今日は自律神経と腸の働きについてのお話をしていきましょう。
早速ですが、皆さんは腸の働きと聞いて何を思い浮かべますか?
普段は気にもしない事を、あえて気にしてみましょう。
腸の主な働きは
①食べ物を消化し、栄養分を吸収する
②体の中で不要になったものを排泄する
③腸内細菌が免疫力を高める
④アレルギー症状を緩和させる
⑤セロトニンというホルモンの生成を促してストレスを緩和させる
といったものが挙げられます。
これらは、自律神経の中の副交感神経の働きによって行われています。
腸は第二の脳といわれたりするように、神経が集まる脳と密接な関係があります。
この関係を専門用語で腸脳相関といいます。
どの様に関係があるのかという例を挙げると、
脳が怒りや不安、緊張などのストレスを感知すると腸の働きが低下
↓
腸の働きが低下することで、食生活の乱れを引き起こす
(暴飲暴食、食欲の低下、便秘、下痢など)
↓
食生活の乱れなどで腸内環境が悪くなると心身のストレスに繋がる
↓
ストレスが増えることによって、さらに腸の働きが低下する
といったような悪循環が引き起こされます。
腸の不調は、自律神経の中の交感神経を刺激して様々な不調を生むだけでなく、
腸の蠕動運動による消化吸収を妨げてしまいます。
腸の働きを高めるためには、副交感神経の働きが欠かせません。
ちなみに、腸に関係する不調をざっと挙げてみると、
便秘、下痢、お腹の張り、ガス溜まり、肌荒れ、
ニキビ、吹き出物、むくみ、体重増加、髪艶がない、
末端の冷え症、イライラ、無気力などです。
なかでも、むくみに関しては手足や顔だけに起きるような感じがしますが、
ストレス過多、腸内環境の悪化が起きていると、
腸そのものもむくんでいる可能性が高くなります。
腸のむくみによって腸に水分が溜まった状態が続くと、腸が冷えていきます。
腸が冷えることで、血液の流れが悪くなり、
消化吸収機能の低下を引き起こし、
その結果、代謝機能の低下を引き起こします。
代謝機能が落ちると、身体は余分な脂肪や水分を溜め込むようになり、
身体のむくみや体重の増加につながります。
ここまでくると、ちょっと薬を飲んだりする程度では
なかなか改善されません。
そこで、こういった複雑に絡み合った症状をまとめて治療・改善させるのに
交感神経と副交感神経のバランスを整える鍼灸治療はかなりオススメです!
複雑に絡み合った症状も、元をたどっていと原因が絞られていきます。
つらい、しんどい不調を、鍼灸でまとめて解消して
快適な毎日を送りましょう!