良い姿勢を保持するのに必要な筋肉
皆さんこんにちは、
今日も元気に診療中です。
阪急千里線 南千里駅直結、ガーデンモール南千里二階の南千里鍼灸整骨院、川村です。
年賀状は書き終わりましたでしょうか?
座る姿勢や、椅子の高さ、机の高さは変えて頂きましたかね?
前回お話しした、姿勢を意識したり、机の高さを変えたりといったことは
あくまで応急的な対策です。
やっぱり根本的には自分の身体を、負担のかからない姿勢に変えていかなければいけません。
姿勢に重要な役割を果たすのが「腹圧」です。
お腹には内臓が詰まっていますので、その内臓が外に出ないように
常に制御をする必要があります。
(骨盤の形の問題で、内臓は基本的に前に、下に流れていこうとします)
これがうまく制御できないと、腰がそりすぎたり、逆に丸くなったりの原因になるのです。
で、よく聞くのは
「腹筋はしているけど腰痛が良くならない」というお声です。
いわゆる腹筋は表層筋である「腹直筋」をメインにして鍛えるトレーニングなのですが、
(いわゆるシックスパックをつくるトレーニングです。)
実はこの腹直筋、腹圧の調整にはあまり役立っていません。
あくまで体を前方に倒す、後方に倒れるのを防ぐ作用(あとはかっこよさ)が
メインなのです。
腹圧を高めるために必要な筋肉はより深層にある「腹横筋」という筋肉です。
腹直筋は地面に対して垂直に、腹横筋は水平に走っています。
筋肉の働きは、その走っている方向に限られますので、
いわゆるコルセットの役割、腰を絞めて安定させる働きは、
この腹横筋が果たしているのです。
どんな時に動くかというと、お腹をへこませるときに動きます。
ぜひやって見て頂きたいのですが
今から、
呼吸を停めずにできる限り精一杯おなかをへこませてみて下さい。
どうでしょうか?
うまくへこませられましたか?
ふだんから意識していないと、うまく力が入りにくくなります。
強ければいいというものではありませんが、つかうべき時に使えないというのは
問題です。
そんな方は要注意、ぜひトレーニングして、その筋肉を再教育してあげてください。
やり方は簡単、以下の通りです。
どんな姿勢でも構いません、親指でベルトをつかんでいただき、
お腹をベルトから引きはなすようにへこまします。
(へこまなくても、力が入らなくても、へこます方に意識を持って行ってください)
5~10秒ほど息を止めずに保持して、
ゆっくりとベルトまでお腹を戻します。
(一気にダルンと力を抜かないように)
これを3回ほど行います。
電車の中や、テレビのCM中、仕事が一区切りした時など、どこでもできますので、
腰痛予防にぜひ試してみて下さい。
なお、あおむけ➡立った姿勢、座った姿勢➡四つん這いの順に運動強度が上がります。
出来ない方はあおむけから試してみて下さい。
腹横筋に関しては、
あくまでも私の感覚的にここが弱い人が多い、というだけですので、
必ずあなたの姿勢の改善に役立つとは限りませんが、
ぜひいちど「お腹をひっこめる」動きをしてみてください、
うまくできなければそこが効率的に働いているとは言えない状態ですので、
トレーニングをしてみる価値はあると思いますよ。
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
腹横筋には、前に出ようとする腹部臓器を、出ないように抑える効果がありますので
ウエストラインの改善にも役立つそうです。
どうしてもやり方が分からん、という方は一度当院まで来てみて下さい。
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南千里鍼灸整骨院
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