若白髪ってなんで起きると思いますか?~東洋医学版の考察~

阪急千里線『南千里駅』直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
自律神経治療・頭痛治療が得意な鍼灸師の岡崎です!
急遽月曜は休業させていただきました。
結果的に何もなくてよかったですね!
さて、今回は少し風変りな症状として、若白髪の分類をしていこうと思います。
年を重ねることで少しずつ増えてくる白髪。
個人的には男女問わず白髪交じりって素敵だなと思うのですが、皆さんはそうは思わないかと思います。
老けて見られるなどの問題が付きまとうからですかね。
なので、白髪というと中年期以降いうイメージがあるかもしれませんが、若白髪はその前の若年~中年期に頭髪が白くなることをいいます。
という事で、早速いつも通りタイプ分類をみていきましょう!
肝腎両虚の若白髪(過労タイプ)
ごま塩程度から次第に全部白髪化したり、脱毛して毛髪が薄くなる傾向があります。
身体に現れる症状としては、頭のふらつき、目がかすむ、耳鳴り、聴力低下、腰や膝がだるく力が入りにくい、夜間頻尿などです。
このタイプは、いわゆる若い時から苦労しているタイプです。
項目名にあるように、血液のコントロールをしている「肝」と、栄養状態が髪に現れる「腎」の虚(弱り)が原因となります。
日常で当てはめると、疲れすぎ、動きすぎ、性生活の不摂生など、とにかく消耗が激しくて回復が追いついていない状態です。
髪どころか体全体を栄養できていない事が多いです。
なので、上記に挙げたような症状を持っている方が多い傾向にあります。
なかなか生活を変えて行くのは難しいかもしれませんが、まずはゆっくり休息をとりましょう。
心のゆとりが身体の回復に繋がります。
血虚生熱の若白髪(血行不良タイプ)
このタイプは白髪が多くなる(部位・量)傾向があります。
その他にも鑑別の方法としてフケが多い、痩せる、動悸、イライラする、不眠、多夢、記憶力減退といった症状も出てくる可能性があります。
こちらのタイプは、髪そのものに栄養がいかない血行不良がベースになっています。
長時間思慮にふけっていたり、目の疲れがひどければ、かなり血液を消耗します。
髪の栄養状態が悪くなると、痛みやすくなったり白髪が増えます。
見た目としても顔色が悪かったり、肌のくすみなどがみられる場合があります。
まずは目を休める事をオススメします。
近くばかり見ていませんか?
たまには遠くを見たり、何かを注視するのを控えましょう。
肝気鬱結の若白髪(ストレスタイプ)
このタイプは大量の毛髪が短期間で白変するのが特徴です。
身体症状としては、抑うつ感、胸脇部が張って苦しい、ため息が多い、イライラする、怒りっぽい、食べたくないといったものが挙がります。
過度の悩みやストレス、強い精神的ショックが原因となって発生します。
一晩で髪が真っ白に!というのを聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
流石に一晩でとはいかなくても、短期間の間に急変するくらいですから、見た目にかなり現れるかと思います。
短期間での強いストレスで血の巡りが悪くなり、毛髪を栄養できなくなると起きます。
イライラなどだけでなく、強い恐怖や悲しみなどもトリガーになります。
ここまでひどくなる事は少ないかもしれませんが、日々適度に発散することが肝要です。
いかがでしたか?
若白髪って、単に苦労が多いから発生するものだと思っていませんでしたか?
身体の内側の状態は、常に外見に表れます。
体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!
今一度、ご自身の身体を見直してみませんか?