足の痛みも細かく分けると原因は様々です~タイプ別足の痛み~
阪急千里線『南千里駅』直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
自律神経治療・頭痛治療が得意な鍼灸師の岡崎です!
皆さんは自分の足の観察をしていますか?
足の指が開かなかったり、足の裏が硬かったり、むくんでぽってりしていたり…
今回のテーマはタイプ別の足の痛みですが、実は痛みが無くても不調の元はいっぱいあります。
またおいおいその話はするとして、早速本題に入りましょう!
●肝腎両虚の足痛
一側性または両側性の踵の痛み、あるいは足裏中央部の痛みが主な症状です。
局部に発赤・腫脹はなく、長期間歩いたり立っていられない・頭がふらつく・耳鳴り・腰や膝がだるく力が入りにくい・目がかすむなどの症状を伴います。
このタイプは血液・目に関係する肝と、骨・耳に関係する腎がそれぞれ弱る事で出る症状を伴う事が多いです。
活動量が増えると肝が、立ちっぱなしだと腎がそれぞれ弱ります。
行動し過ぎで疲れ切っている方がこのタイプにあたります。
精力的に活動するのはいい事ですが、自分の限界を超えて動くのは得策ではありません。
とにかく休息、しっかり横になって寝ましょう!
●気血両虚の足痛
踵の痛みがあり、日中活動時は痛みが軽く夜間(夕方あたりから顕著)に増強するのが特徴。
局部に発赤・腫脹はなく、元気がない・疲労倦怠感・顔面蒼白・悪風・自汗(暑くないのに汗をかく)・動悸・息切れなどを伴います。
慢性病や大病、出血などで気血の消耗が激しいと、血が栄養を十分に供給できないので上記の症状が出てきます。
肝腎両虚や気血両虚のタイプは、どちらかというと身体の内側の疲れから来ているものが多いので疲れを溜めないようにするのが大事です。
●寒湿の足痛
足趾の痛み・歩行時に下腿がだるく力が入りにくい・酷ければ跛行がでるのが特徴。
※跛行(はこう):足を引きずって歩く状態
下腿がだるく重い・皮膚が冷たい・皮膚の色が蒼白~暗紫色・痛い側の足の冷えや痺れ、あるいは刺すような痛み・夜間に増悪といった症状を伴います。
●風湿の足痛
足の痛みがあり、雨天や寒冷刺激で増悪するのが特徴。
四肢の関節痛と腫脹・屈伸障害・下肢が重く感じることがあります。
この2つのタイプは、両方とも湿気による影響が大きいです。
寒湿の足痛は、汗をかいた後や雨に濡れた後などに冷たい水で足を洗ったり、寒くて湿気の多い所に長く立っていたりすることで、寒さと湿気に身体が負けてしまい発症します。
寒と湿が合わさると、気血の巡りが邪魔されて痛みが発生します。
風湿の足痛は、風と湿気が筋肉や皮膚の動きを悪くして、その結果痛みが出てくる状態です。
寒湿に比べ、こちらは寒さよりも湿気を含んだ風による影響が大きいです。
イメージは海が近い場所の風や、雨が降る前の生ぬるい風などでしょうか?
寒湿タイプ、風湿タイプともに慢性化すると気血の停滞が続いて血瘀(血行不良)を生み出します。
血行不良がベースにあると、症状の変化に時間がかかりやすくなります。
そうならないように、早めに対策していきましょう。
体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!
足がしっかりしてこそ、身体は整います。
人間は歩けなくなると一気に老けます。
痛みやしんどさなく歩けるように、今からケアしておきましょう!