夏の肩こり、不調は胃が原因かも
こんにちは！
蒸し暑い気温が続いてますね。
ちょっと外を歩くだけで汗が噴き出る季節です。
どうしても冷たい飲み物がほしくなってしまいますが、
そんなあなたにちょっと注意してほしいことがあります。
今日は、夏の日冷たい物を飲み過ぎる事の注意点と
対策について書いていきたいと思います。
今日も元気に診療中の
阪急千里線南千里駅直結、吹田市津雲台のショッピングセンター
「トナリエ南千里」二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
さて、冷たい物の飲み過ぎは体に良くない。というのはよく聞く話ですが
具体的にどう良くなくて、じゃあどうすれば良いのか？
今日はこれについて書いていきたいと思います。
冷たい物を飲むことで起こること① 実は冷える場所が偏っている。
冷たい物を飲んだ時は、感覚として全身がスカッと冷えたように感じますが
飲んだものは口からいきなり全身にいきわたるのではなく、
胃袋にとどまります。
当然、その冷たさによって熱が奪われるのは、まず胃袋からという事になります。
で、下の絵を見て頂きたいのですが、
この緑のところが胃袋です。
いらすとやのイラストなので、医学的に完全なものではありませんが、
見て頂くと胃袋は体の中心よりも左にあります。
胃の中に冷たい物があると、その周りから冷えていきますので、
物理的に左の肋骨（あばら骨）から横腹にかけてが右側に比べて冷えていきます。
筋肉は冷えると機能が低下し、きちんと働かなくなるので、
左の肋骨まわりの動きが悪くなり、結果として肩こりや首のだるさ、
肩の動きが悪くなるなどの症状を呈することになります。
いつも夏になると左肩がこる、だるくなるけど病院で診てもらっても何の異常もない。
という方は、この局所的な冷えが原因かもしれません。
冷たい物を飲むことで起こること② 胃自体も冷えると動きが悪くなる
内臓のことなので、自覚症状が出にくく気づきにくいのですが、
実は胃袋（を含む消化管、小腸や大腸など）も平滑筋と呼ばれる筋肉で
体を動かす筋肉と同様に、冷えると機能が落ちてしまいます。
特に胃袋は、中で食物をすりつぶす役目があり、食べ物が入ってくると
蠕動（うねうねうごいて食べ物を奥に動かす）する必要があります。
要するに内臓の中でも結構よく動くやつ ということです。
胃袋を、冷やし過ぎた状態で食べ物を食べるという事は
『キンキンに冷えた水風呂から上がった瞬間100メートルダッシュせえ。』
と言うてるようなもんで、はっきり言ってむちゃぶりです。
胃袋としても「勘弁してくださいよ」となりますので
体全体として『食欲がない、胃が食べ物を受け付けない』状態に
なってしまうわけですね。
冷たい物を飲んだ時の対策
じゃあどうするのか、という話しですが、
冷たい物を飲まないようにしよう！ と言うは易く行うは難し、
実際問題この暑い中、冷たい物をまったく避けるのは現実的ではありません。
夏の風情、楽しみということもありますしね。（できるだけ避けるべきではありますが）
次善の策としてはシンプルで、
「冷えたら温める」
これにつきます。
冷たい物を飲み過ぎたと思ったら、左のわき腹を蒸しタオルなどで温めたり、
胃が冷えて食欲がわかない時は食前にお白湯を飲んだりするだけでもだいぶん違います。
食欲がない、左半身がだるくてこる。という方はぜひ試してみて下さい。
今回は長くなりましたので、具体的な方法はまた次回お伝えしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
当院では内臓へのマッサージや、お灸による胃の冷えの除去なども行っております。
特に症状のきつい方は当院までお越しいただくか、
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