怪我したら早めの処置が必要なわけ
寒い日が続いております。
年末年始並みの寒さという事で、風邪ををひかれる方が増えておりますが、
あなたの体調はいかがでしょうか？
私共は今日も元気に診療中です。
阪急千里線南千里駅直結、吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
さて、くどいようですが急に寒くなりました。
服装や靴が変わり、体の姿勢や力の入るところが変化し、
筋肉が冷えてうまく動かないなど、体にとっては色々問題の起こりやすいタイミングです。
当院にいらっしゃる患者さんでも、ぎっくり腰をはじめ、痛みを訴えて来院される方が増えてきました。
今回は、捻挫を放置することのリスクについて書いていきたいと思います。
当院にも、例えば歩いて足首を捻ってしまってかなり痛いんだけれども
「そのうち治まるかと思って」一週間以上放置して、いよいよ痛みがひどくなってから来院される方が結構いらっしゃいます。
それがいいとか悪いとかはさておき、捻挫に関していうと
放置している時間が長くなると最終的に治るまでの期間が長くなります。
というのは、組織の損傷が起るレベルの捻挫の場合、
使い続けることで損傷部位が広がってしまう（傷口を広げ続けてしまう）ことで
けがの程度が痛めたその日よりもどんどんひどくなる。というのが一つ。
もう一つは、捻挫を含めた組織の損傷が体に発生した場合、
体はそれ以上損傷を広げないために、その周辺の筋肉、筋膜を動員して
損傷部位周辺を固定しようとする反応を起こします。
（ギプスのような役割をセルフでしようとすると思ってもらうと分かりやすいかと思います）
そうすると、その周囲の筋肉、筋膜は動きませんので
たとえば足首を捻挫した場合、足首の動きの悪さを膝や股関節がかばって日常生活を送るため、
今度は別の部位まで損傷してしまうリスクが発生します。
また、動きを悪くしたことが功を奏して組織の損傷が回復したとしても、
固めた筋肉、筋膜はすぐには元の柔らかい状態には戻ってくれないので今度は、
動かしたときの違和感、
関節可動域の減少、
動作筋力の低下、
それに伴う代償的な歩行、姿勢の習慣化
といった問題が発生してしまう事になります。（これを改善するのに時間がかかります）
組織の損傷は安静にしていれば回復していきますが、
筋肉、筋膜の固さはじっとしていて回復することはあまりありません。
可能な限り傷の広がりやこの筋肉、筋膜の固着状態を起こさないためには、
早い段階で負傷した場所を固定してあげる必要があります。
外から患部を固定することで、それ以上の損傷を防ぎ、
体の「固める」反応を起こさないようにする。という寸法です。
（外部からの固定がある場合、筋肉や筋膜の固着は最小限で済みます）
捻挫を含め、ケガをした際には早期に処置をすることで
その時の痛みを抑えることはもとより、機能回復（リハビリ）にかかる時間も短く済む。という話しでした。
「やってしまった！」と思ったときは、「様子を見る」のではなく、
早めに専門機関に相談してくださいね。
（この際、当院に来てくれとは申しません）
とはいえ、「そんなになんでもかんでも病院やら整骨院やら言ってられへんわ」
という方は少なくとも以下の症状があるときは必ず行くようにしてください。
腫脹（ぐねったところが腫れている）
熱感（痛い所を触ると熱い、熱がある）
発赤（痛い所が体のほかの部分と比べて赤い）
筋力低下（痛めた所に力を入れようとしても入らない）
関節不安定感（痛めた部分の関節がぐらぐらする）
上記の症状が一つでもある場合はほぼ確実に筋肉、靭帯などの軟部組織損傷があります。
くどいようですが、放置すると後が長引きますので、ぜひお願いいたします。
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
上に書いてある症状はないけど、ひょっとしてこれケガちゃうの？という
不安のある方は、ご相談だけでも気軽にお越しください。
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