南千里鍼灸整骨院公式ブログ

すべてのブログ体の不調疲労について

横になって休むという事は理にかなっているんです。なぜなら…

皆さんこんにちは!

 

 

南千里鍼灸整骨院の鍼灸師、岡崎です。

 

 

 

 

気付けば4月も半ばが過ぎ、そろそろ新生活の疲れが出てくる頃かと思います。

 

 

こういう環境や気候の変化が激しい時は、首や肩こりを筆頭に

 

 

不眠・疲れが残りやすいといった不調が増えます。

 

 

 

 

我慢せずに早めに治療を開始しましょう。

 

 

体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今回は、立位・座位・臥位のうち残りの臥位について解説していきます。

 

 

 

 

臥位(がい)

 

 

起立位は重力の影響を受けながら立体循環を行っていますが、

臥位になると平面循環になり動体から静体になるので、

五臓のうち心、肝、肺、脾が休める姿勢となります。

 

 

では、どこが働くのかというと腎機能です。

 

 

東洋医学・西洋医学ともに腎の働きというものは、考え方の根本が違うといえども

体液の動きホルモンバランス治癒力に影響する項目があります。

 

 

その腎機能の働きが強くなることによって、リンパ液や組織液をはじめとする

体液全般の動きがスムーズになります。

 

 

それにより自然治癒力が十分に発揮できる姿勢が臥位です。

 

 

しんどい時や、腎の影響が強くでる腰や足裏・踵の痛みなどがあると、

人間は無意識に横たわりたくなります。

 

 

横になる事で身体を修復しようとしているわけですね。

 

 

 

 

 

 

そんな万能そうな臥位ですが、一方で問題もあります。

 

 

食べてすぐ横になると消化器の働きが悪くなり、

胃もたれや逆流性食道炎などのきっかけになってしまいます。

 

 

ですから、最低でも食後30分は横になるのは控えたほうがいいです。

 

 

 

 

また、横になった状態で考え事をしたり、テレビやスマホを見たり、

音楽を聴いたりするのを長く続けるのも実はよくありません。

 

 

横になって体液代謝が活発になろうとしているのに、目や耳に意識が集中してしまいます。

 

 

休息しきれていないという状態になるので、疲れも残りやすくなります。

 

 

 

 

更に、交感神経・副交感神経のバランスが崩れてしまい、

自律神経失調を引き起こしやすくなります。

 

 

こうなってくると、様々な病気の入口・不調の始まりです。

 

 

ああ恐ろしい…

 

 

 

 

寝てばかりいても病気になるというのはあながち間違いではないのでご注意ください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

…という事で、3回にわたってそれぞれの姿勢の特徴を解説してきました。

 

 

前2つがまあまあのボリュームだったので、臥位の内容が少なく感じてしまいますね。

 

 

ブログ作成側としてはちょっと楽なんですけどね(笑)

 

 

 

 

さてさて、3回分の記事をまとめると、

 

1. 直立して動きが無い状態がもっとも疲れやすい

 

2. 次いで立って動いている状態もまあまあ疲れる

 

3. 座った姿勢は考え事や手作業、物の消化(飲食)などに向いている、ただ足が弱る

 

4. 横になっている時は休息の体勢、他の事はあまりしない

 

というような感じです。

 

 

 

 

とにかく言えることは、同じ姿勢を極力取らない。(まず無理)

 

 

無理ならせめて肩や股関節など、今の体勢で無理なく動かせる場所を動かす。(これ重要)

 

 

これさえ気を付けていれば大丈夫です!