これからのシーズンに増える腰の痛みとその傾向、対策方法
皆さんこんにちは!
北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経治療と眼精疲労治療が得意な鍼灸師 岡崎です!
9月が始まり、あれだけ聞こえていたセミの鳴き声もずいぶんと小さくなりました。
今年は間髪入れずに台風がきて、直近でもいろいろと振り回されましたよね。
そのせいもあってか、調子の悪い方がすごく多かったように思います。
その不調の波の中でも、特に数が多かったのが腰痛でした。
直近でも数名が腰痛で来院されましたが、腰だけでなくお尻のあたりや顎の下、足の治療をする事で平均3回の施術で改善しました。
(※個人差があります。)
単に腰の痛みといっても、痛い場所や痛む動作によって治療する場所や対処法が変わります。
そこで今回は、腰痛の特徴を分類していきたいと思います。
● 胃経ルートの場合
鼠径部や太ももの前側の圧迫で症状が改善するパターンです。
腰が引けたような状態で長く座っていたり、丸くなってデスクワークを行っていたり、ソファに座ることが多かったりすると起きやすいです。
腰が痛いのに原因が前側にあるという事で結構見逃されやすいですが、腰痛の原因としては割と多いので注意が必要です。
太ももの前側や身体の前側を伸ばすストレッチや首の前側を伸ばすストレッチなどが有効なので、普段から取り組んでおくと腰痛のリスクを減らすことが出来ます。
あと、顔のたるみ改善にも繋がるので一石二鳥です(^^♪
● 膀胱経ルートの場合
膝裏などを押して腰を動かすと痛みが緩和されるパターンです。
このパターンは、太ももの真裏からまっすぐ腰、背中に痛みが上がってくることが多いです。
場合によっては、逆にふくらはぎへと下って痛みが出る場合もあります。
やたらふくらはぎが引きつったりするときは要注意です!
少し痛いですが、膝裏のゴリゴリに固まっている場所をほぐしたり、太もも裏のストレッチなどをしておくと回避できます。
またこの経絡は、目や首にも関係を持つので目の周りや首こりにも注意が必要です。
● 胆経ルートの場合
お尻の筋肉などを押して腰を動かすと痛みが緩和されるパターンです。
このパターンは太ももの外側からお尻を経由して、腰に痛みが上がってくることが多いです。
場合によっては、骨盤の上あたりからお腹の側面に痛みが広がる場合もあります。
この経絡には梨状筋という筋肉が関与しているので、坐骨神経痛の際にダメージを受けている事が多いです。
普段からこのあたりに痛みやだるさが頻発する方は、お尻のストレッチや体側伸ばし等をしておくといいですね!
● 督脈ルートの場合
督脈は背骨の上に分布しているので、腰の真ん中が痛んだり、仙骨のあたりが漠然と痛むことが多いです。
背骨に絡んだ痛みになるので、どの動きをしても痛みます。
督脈(背骨)は自律神経に関係(特に交感神経)するので、普段から張りつめていたり精神的な緊張が多い方が患いやすいです。
また、ここは後頭部にも相関関係があるので、首と頭の境目あたりに痛みやコリを自覚しやすい方も要注意です。
今一度、リラックスを心がけて目を休めましょう。
(目の疲れは交感神経の緊張に繋がります。)
● 腰や下腿・足首周りに赤紫の血管が浮いていたり、下肢静脈瘤がある場合
イラストの様な毛細血管が膝裏などに浮いていても、自分では見えないので案外気付いていない方が多いです。
このタイプの腰痛は、根本に瘀血(血行不良)があることが多く、なかなかすぐに改善しません。
根気よく血流を良くし、循環を促すことでようやく改善に向かいます。
立ちっぱなしや座りっぱなし等、体液の循環が悪くなるような同じ姿勢が続く方は要注意です。
このタイプの腰痛は、通常治療に吸い玉(カッピング)を併用すると改善が早まります。
また腰から下が冷えていることが多いので、足湯やお灸などもいいでしょう。
以上、簡単に分類してみました。
皆さんどれかのタイプに当てはまることがほとんどです。
実際はもっと複雑に絡み合っていることが多いので、対処の方法は様々ですが根気よく治療を続ければ改善への道は遠くありません。
自律神経由来の不調や体質改善、免疫力を高めるのは鍼灸治療の得意分野です!
人間は2足歩行を始めた時から腰痛と隣り合わせになったともいわれています。
頻繁に繰り返す方は、自分の腰痛のタイプが何か知っておくと早期対応しやすくなります。
痛めてからだけでなく、痛む前に日々のケア・症状改善のためにお越しください(*^_^*)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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