これからますます増える、自律神経の不調について解説していきます

皆さんこんにちは!
北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経治療と眼精疲労治療が得意な鍼灸師 岡崎です!
早いものでもう11月目前です。
毎日暑い寒いに一喜一憂する日々です。
さて今回は、今ものすごい勢いで増えている自律神経の乱れで起きる症状についての内容です。
まず、そもそも自律神経は何をしているかという話なのですが、その話をすると記事一つでは足りなくなるので簡単に。
皆さんご存知だと思いますが、自律神経は交感神経(緊張・アクセル)と副交感神経(緩和・ブレーキ)の2つに分かれます。
そしてその交感神経と副交感神経がお互いにバランスをとって、呼吸、循環、代謝をすることでだいたいいつも同じような状態で過ごせるようにしています。
ところが、いろんな問題で交感神経と副交感神経のバランスが崩れたときに自律神経の乱れ(自律神経失調)が起きてしまいます。
ここで起きる主な症状は、
・興奮しやすい
・瞳孔が開いてイライラしやすい
・脈拍が早くなり、動悸が起きたりする
・血圧の変調が起きる
・貧血気味で、めまいや立ちくらみが起きる
・涙や唾液の分泌が正常ではなくなり、すぐ涙が出たりやたらお腹がすくようになる
・下痢や便秘になりやすい
・アレルギー体質になりやすい
・胃腸の調子が悪くなり、疲れやすくなる
・夜に熟睡できず、昼間に眠くなりやすい
といったように、身体の多方面にいろんな症状が現れます。
また、このような症状が続くとノイローゼになったり、精神的に参ったりとメンタル面にも影響が出始めて改善までにかなり時間が必要になります。
さらに、症状は人によって現れるものが違っていて、1つ2つしか出ない人もいれば、コンプリートする勢いで現れる方もいます。
なぜここまで症状の出方が違うのかというと、個々の体質や生活習慣、既往歴などが誰とも一致しないからです。
ですが、この自律神経の乱れによる各症状を東洋医学に当てはめてみると、肝系統や腎系統の変調に偏っていることが多いです。
年齢的な問題もあり肝・腎系統が弱化しやすい高齢になればなるほど症状が現れやすいのですが、だいたい症状を自覚しやすいのは40~50代あたりなことが多いです。
もし10代から20代あたりで症状が強く出るようでしたら、極度に体力が低下している可能性があるため、早めに対処した方がいいでしょう。
では実際に、どういった生活をしていると自律神経が乱れやすいか紹介しましょう。
・過食や偏食、夜食
現代は飽食の時代ともいわれており、食べ物であふれています。
食べたいときに食べたいものを食べられるのは幸せなことですが、消化能力を超えて食べていたり、体にいいからと同じものばかり食べていたりすると身体は徐々に疲れていきます。
また、本来休む時間である夜間にものを食べる習慣があると、胃腸が休まらないのできちんと休息に入ることができなくなってしまいます。
リズムよく休息できないと自律神経は徐々に狂い始めます。
・甘いものの常食
生きていくうえで多少の当分は必要ですが(糖質のすべてが悪ではないのでお間違えないように)、お菓子の類が多くなると当然必要量を軽く超えてしまいます。
過剰な糖代謝によって体が疲れやすくなるので、ここで腎系統が疲れやすくなります。
ついでに、東洋医学では甘味は脾胃(消化器の代表)に属すので、胃や腸の働きを大きく弱らせてしまう事にも繋がります。
・アルコール摂取量が多い
お酒も糖質の問題が絡んできますが、みなさんご存じ肝臓にもかなり負担をかけることになります。
日常的に添加物や薬剤などの代謝に追われているところにアルコールの分解までとなると、いくら強い肝臓でもさすがに疲弊します。
東洋医学では肝系統は通常の肝臓が持つ働きに加えて、神経組織の働きも兼ねているので体が常に緊張状態になりやすいです。
前より足が引きつるようになったと感じている方は要注意です。
・ジュースや果物類の常飲食
ジュースには多量の甘味料が含まれていたりするので、常飲することで身体は処理に追われます。
また、フルーツには果糖が多く含まれていたり、酸味を持つものがあり、その大半が身体を冷やす作用を持っています。
酸味は肝系統に、体の冷えは腎系統にそれぞれ負担がかかるのでこれもまた要注意です。
・夜更かし、徹夜
人間は太陽とともに活動しています。
その活動のために体のいろんな機能を調節しているのが自律神経です。
それが昼夜が逆転して、昼間に強く働く交感神経を夜間に常に使い続けいていると、日が昇ってからの活動に差し支えるのは何となく想像できるのではないでしょうか?
夜勤がある仕事の方は仕方ないこともあるかと思いますが、それ以外の理由で寝るのが遅くなっている方はその改善だけで調子が良くなることもあります。
・よくいらいら、くよくよする
いらいらしやすいときは肝系統の失調、くよくよしやすい(根気がない)ときは腎系統の失調の可能性があります。
自律神経の切り替えがうまくいっているときは感情の振れ幅は穏やかなことが多いので、どうも感情のコントロールがうまくいかないなと感じるときは自律神経のせいかもしれませんよ。
・運動のし過ぎ
世の中では運動しろとよく聞くと思います。
ダイエットを始めようといきなり過度に動く方もいます。
確かに、健康の3原則は食事・運動・睡眠ですが、何事もしすぎはよくありません。
運動の際は心拍や呼吸、体温の調整などの自律神経によるコントロールが必須です。
何も異常のない方だと問題なくコントロールできますが、自律神経の乱れがある方だと動けば動くほど疲れが取れなくなっていきます。
あまり強い運動にならないように、普通に会話ができる程度の運動にしておくのが無難です。
・目の酷使
ほぼ毎日パソコンやスマホなどで目が疲れ切っている方が非常に多いです。
いわゆる眼精疲労ですが、目は脳から直接視神経でつながっているので神経細胞の集合体である脳も疲れます。
脳疲労も自律神経の乱れに大きくかかわります。
また強い日差しなどで紫外線による目の疲労も近年増えつつあります。
目を守るためにもサングラスがおすすめです。
…といったように、上記のような事柄が多いと知らない間に自律神経の不調が増えます。
ただでさえ、一日の気温差が激しい昨今の気候で疲れ切っている身体にムチを打つような生活を一度見直してみませんか?
具体的に何をすればいいのと言われたら、そんな時こそ鍼灸治療の出番です!
体質改善や不調改善はもちろんのこと、自律神経の不調による様々な症状は鍼灸治療の得意分野です!
先ほど紹介した内容に気を付けつつ、治療を続けていけば改善だけでなく予防にも役立つでしょう。
これからますます身体にとって厳しい世の中になるでしょうから、今のうちに不調に振り回されないような身体にしておきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
当院の治療方針を詳しく知りたい方はしんきゅうコンパスへ!
ネット予約も可能なので、営業時間外でも遠慮なくどうぞ!!