タイプ別血のめぐりの悪さチェック、あなたはどのパターンなのか!?
皆さんこんにちは!
北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経治療と眼精疲労治療が得意な鍼灸師 岡崎です!
11月に入り、いよいよ最低気温が10度を下回る予報の日が現れましたね!
ここから寒さをはっきり自覚する日も増えてくることでしょう。
体を温めるだけでなく、体を冷やさない工夫もお忘れなく!
さて今回は、そんな寒くなってきた今日にダイレクトに影響がある血のめぐりについての話です。
血流が悪い、血のめぐりが悪いといった言葉をよく耳にしたり、口にしたりすることがあるのではないでしょうか?
身体の調子やメンタルの不調、どこかの痛みなど、何かしらの人体の問題に血液循環というのはものすごく関係性があります。
どちらかというと女性の方が血のめぐりの良し悪しに敏感な気がしますが、男性も他人ごとではありません。
昨今は冷え性の自覚のある男性も増えてきているので、血のめぐりが悪く冷え気味な方が多くなってきました。
血のめぐりが悪いといってもいろんなパターンがあります。
一般的に想像されるのは滞って流れていないという感じでしょうか。
ですが、血のめぐりの悪さはそれだけではなく、流れる血液そのものが足りていない場合もあれば、血液はあっても流すだけの動力が足りないパターンもあります。
簡単に分けると滞り(気滞・瘀血)、不足(血虚)、動力不足(気虚)の3パターンとその複合型が存在します。
3タイプをそれぞれを細かく解説すると、
気虚タイプは、血がつくれず運ぶ力もない状態です。
このタイプの方は、疲れやすくやる気が出なくなります。
なぜこんなことが起きるかというと、このタイプの方は胃腸が弱いことが多いからです。
なぜ胃腸かというのは後述しますが、単純な話、消化吸収がうまくできないと血を作るための材料を取り込めないということです。
体質の傾向としては、
・疲れやすく風邪をひきやすい
・足がむくみやすい
・トイレが近い
・少し動いただけで息切れする
・軟便、お腹を下しやすい
・冷え性である
・声が小さい(大きい声が出せない)
・代謝が悪い
・やる気が出なかったり、決めたことが続けられない
・朝食を欲しがらない、もしくは満腹まで食べ続ける
血虚タイプは、血がつくれていたとしても量が足りていない状態です。
女性の場合だと婦人科系の問題を抱えているケースが多くみられます。
男女問わず血を使うことが多い現代は、量が足りないという状態に拍車をかけています。
(パソコンやスマホなどの使用で血の消費が激しい目の酷使が多い)
さらに女性は生理周期が来るたびに血液が体外へと流れ出ていきます。
全体的に見て足りていない方が多くいます。
体質の傾向としては、
・爪が薄かったり割れやすい
・顔色が白っぽかったり肌ツヤがない
・乾燥肌でカサカサしている
・生理不順である
・抜け毛や白髪が多い
・貧血、立ちくらみがよく起こる
・目が疲れやすかったり、かすみやすい
・手足がしびれたり、けいれんしやすい(こむら返りがよい例)
・寝られない、寝られても熟睡できない
・不安に駆られる
・自分に自信が持てない
・老化現象が目立つ
気滞瘀血タイプは、ストレスに弱くイライラしやすい状態です。
前の2タイプと比べて自律神経の乱れの影響が出やすい傾向にあります。
自律神経を乱すものは無数に存在します。
どこでも耳にするストレスが最たる例です。
体質の傾向としては、
・口の中が苦く感じる
・便秘や下痢を繰り返す
・片頭痛が起きやすい
・のどがつかえた感じになりやすい(咳払いしても改善しない)
・ため息が多い
・慢性的に肩こりや頭痛が起こる
・顔色や唇の色が悪い
・生理痛がひどかったり、血塊がある
・生理前にお腹や胸が張りやすい
・イライラしやすく、感情のコントロールがうまくいかない
といったようにタイプによって普段起きる症状も変わります。
もちろん、複数のタイプの症状に当てはまる方も多いと思いますが、その時は多く該当するタイプが一番近いかと思います。
タイプ別に特徴をあげてみましたが、そもそも血液が体の中で何をしているかというと
① 水分を保つ
② ものの運搬(酸素を筆頭に、各栄養、ホルモンなど)
③ 不要物の回収(老廃物や、二酸化炭素など)
④ 体温の維持
⑤ 身体を守る(免疫としての働き)
といった働きをしています。
これだけ仕事があるので、血液循環が悪くなると水分バランスが悪くなってむくみやすくなり、酸素が届かず熱が作れないので太りやすくもなります。
また、老廃物などの不要なものが身体に残りやすいのでいつも体がだるく、少ししかない熱が循環しないので身体は冷え気味です。
そうして最終的に免疫力が落ちるので、風邪をひきやすいといったような病気のリスクが高くなります。
血行改善にかかる期間はおおよそ3~4か月と言われています。
その理由は赤血球の寿命に関係があります。
細胞にはそれぞれ寿命がありますが、赤血球の寿命は120日(約4か月)です。
今流れている血液の中の赤血球は、少なくとも4か月後にはガラッと新しいものに置き換わっています。
なので、施術期間としてもそのくらいは必要になります。
ですが、4か月たたないと全く変化がないのかというとそうでもなくて、少しずつ変化が出る中で症状の軽減や改善が期待できます。
ちょうど家のリフォームみたいな感じで、まだ完成していない状態の期間でも新しくなった場所が増えてくるような感じです。
いろいろ改善させないといけないことは多いのですが、まず真っ先に改善させていかないといけないのは血を作れないというところです。
消化器官である胃腸が弱っていると、食べたものから血の材料になる栄養素を吸収できません。
また、朝起きてお腹がすいていないなど、きちんと胃腸が働いていないとそもそも食べられません。
東洋医学では、胃腸の管轄である「脾胃」がきちんと動いていないと全身の不調の引き金になるとされています。
全身の不調ということは血をつくれない・動かせない・滞りのもとになるので、こうして血のめぐりが悪いという状態になってしまいます。
体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!
血のめぐりを良くして、これから来る冬の寒さに耐えられる身体にしていきましょう。
次回以降、血のめぐりの改善のために具体的に何をすればいいかといった内容の記事も上げていくのでお待ちくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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