鍼灸整骨院セラピ公式ブログ

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いろんな問題を引き起こす「更年期障害」の鍼灸治療について

 


皆さんあけましておめでとうございます。

 

 

 

気づけば2025年が始まっていました。

 

 

 

年明けから一段と寒くなって、体調不良の方は依然として減る気配がありません。

 

 

 

体調管理には、寒さ対策だけでなく食事・睡眠・運動のバランスが大切です!

 

 

 

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

 

自律神経が原因の不調の改善と眼精疲労治療が得意な鍼灸師 岡崎です!

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、更年期の不調についてのブログ「多くの女性のお悩み、更年期とその症状について解説!」を上げましたが、今回はその不調に対して当院ではどのような鍼灸治療を行っていくのかをご紹介します。

 

(普段の治療理論のもとになっている流派の考え方が主になります。)

 

 

 

 

まず、対応できる症状の分類ですが、

 

 

〇精神神経症状

 

(刺激に対して敏感、神経質、精神不安定、不眠、不安感、抑うつ、食欲不振もしくは増進など)

 

 

 

〇心臓血管症状

 

(頭痛、片頭痛、めまい、嘔気嘔吐、狭心症、むくみ、うっ血、発汗など)

 

 

 

〇内分泌症状

 

(副腎や甲状腺機能の障害で疲れやすくなったり、体重の変化、関節痛などを引き起こす)

 

 

の3つに分けられます。

 

 

 

 

 

 

更年期の症状は多方面に現れますが、それは副腎をはじめとする自律神経系の働きが不安定になりやすいのと、体の中でいろんな働きをもつ女性ホルモンが減ってしまうからです。

 

 

 

更年期において体の中で起きている変調の根っこには、交感神経の過緊張による血管収縮などの血行障害不調が続くことによっての精神的ストレス自身をとりまく環境の変化(子供の受験、パートナーの定年など)などが隠れていることが多いです。

 

 

 

そこで鍼灸の出番というわけです!

 

 

 

使うツボの組み合わせによって交感神経の緊張を解き、血管が締まっているのが解放されると血液循環がよくなります。

 

 

 

そうすると働きすぎ、もしくは働きが弱い臓器の活動が正常にもどって症状が緩和されます。

 

 

 

また、もともと運動習慣がない方などは筋力低下によって女性器のある骨盤の中の血液循環も悪くなりやすいので、鍼灸によって血液循環がよくなると筋出力が高まって身体が動かしやすくなります。

 

 

 

鍼灸治療によって得られる効果はいろいろありますが、最大の利点は症状が緩和されていくことで緩やかに更年期を過ごせるということではないでしょうか?

 

 

 

ということで、ツボ初心者でも簡単にできる更年期(プレ更年期含む)の方がチェックすべきツボを3つご紹介します。

 

 

 

 

 

 

〇照海(しょうかい)

 

このツボは足から始まる足の少陰腎経という経絡に所属しています。

 

 

 

東洋医学における腎という存在は、成長や老化・呼吸(吸気)、耳の機能、リンパなどの水の循環、そしてホルモンの作用などに大きく関与しています。

 

 

 

特にこのツボはホルモンの中でも先ほど出てきた副腎のステロイドホルモンに関与していて、扁桃腺の働きにも影響があります。

 

 

 

ステロイドホルモンに関係するということは血圧や血糖、免疫などに関係するということなので、このツボだけでも複数の不調に対応することができます。

 

 

 

内くるぶしの下側にへこみがあるはずなので、そのへこみを押したりお灸をすると効果があります。

 

 

 

 

 

 

〇三陰交(さんいんこう)

 

言わずと知れた女性にとって大事なツボです。

 

 

 

足の「太陰」脾経、足の「少陰」腎経、足の「厥陰」肝経というの「3」つの「陰」の経絡が「」わるツボなので三陰交という名前がついています。

 

 

 

なので、単純に効果は3倍!

 

 

 

このツボは足の冷えやむくみ、婦人科疾患全般に効果があり、そのほかにも股関節痛、脇腹の硬さの改善にも使います。

 

 

 

軽く押さえても痛みを感じることが多いので、優しく圧を加えていくとツボへの刺激がしやすいかと思います。

 

 

 

もしくはこのツボもお灸が効果的です!

 

 

 

 

 

 

〇兪府(ゆふ)

 

このツボは先ほどの照海とおなじ経絡に所属しているツボで、自律神経や副甲状腺に関与しているとされています。

 

 

 

咳が続くときなどもこのツボの周りにこりが目立つので、チェックしてみましょう。

 

 

 

指の腹で円を描くように優しくマッサージするか、軽くタッピングするのもオススメです。

 

 

 

このツボに関しては注意点があり、刺激するときは先に照海を刺激してからにしてください。

 

 

 

そうすることで、血圧の急上昇などを防いで効果的に体の緊張が落ち着きやすくなります。

 

 

 

 

 

 

以上の3つのツボで、少しでも更年期のつらさの改善に役立てていただけると幸いです!

 

 

 

自分でやってみたけどよくわからないという方は、ツボのプロである鍼灸師にお任せくださいね(^^)/

 

 

 

体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!

 

 

 

更年期障害は個人によってつらさの質、症状の重さ、出てくる症状の組み合わせがすべてバラバラです。

 

 

 

なかなか他人に理解されず(特にパートナー)、悩みやストレスがたまりやすいです。

 

 

 

そんな方の他ではなかなか吐き出せないお話を聞くのも私たちの仕事ですから、遠慮なくご相談ください。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

当院の治療方針を詳しく知りたい方はしんきゅうコンパスへ!

 

 

 

ネット予約も可能なので、営業時間外でも遠慮なくどうぞ!!