冷えが身体に及ぼす影響~冷えとむくみの関係について~
こんにちは!
北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
鍼灸師の小池杏奈です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか? 先週とは打って変わって急に冷え込んできましたね。
急激な温度の変化で身体が冷えてらっしゃる方も多いのではないしょうか?
今日は冷えが身体に及ぼす影響、特に冷えとむくみの関係について説明していきたいと思います!
冷えは身体に様々な影響を及ぼします。
まず、体温の低下によって免疫が下がってしまいます。
体温が下がると血管が収縮して血流が悪くなるため、白血球が体内の異物を発見しづらくなります。
さらに、免疫に関わる腸の働きも低下してしまいます。
体温は1℃下がると免疫力が30%低下すると言われているため、しっかりセルフケアをすることが大切になりますね。
次に、体温の低下によって、血行不良を起こします。
筋肉に十分な血流が行き届かないため、必要な栄養や酸素が運ばれず、筋肉が硬くなってしまいます。
その結果、肩こりや腰痛の原因となってしまいます!
さらに、冷えによって血流が悪化すると、リンパの流れが滞り、むくみが生じやすくなります。
リンパ管の役割は、細胞から不要な水分や老廃物の回収と免疫機能のサポートをすることです。
代謝が低下すると老廃物が溜まりやすくなるので、下半身に老廃物が蓄積すると、美容の大敵のセルライトになることもあります。
冷えと浮腫みというと一見つながりがないように思いますよね。簡単に説明していきましょう。
まず、体が健康な状態なら、水分は血管やリンパ管を通り、全身を回っています。
流れは一定方向で、リンパ管周囲の筋肉の運動によってゆっくりと流れていて、最終的に静脈に注いでいます。
冷えによって血液の巡りや水分の巡りも滞ることで、水分がリンパ管や血液中から漏れ出してたまってしまった結果、むくみが生じます。
顔がむくむと、その重さで頰が下がり、ほうれい線が目立つようになります。
これらのことから、冷えによる血流の滞りがどれだけ身体に影響を及ぼすか分かりますね。
症状の解消や対策のために、簡単なセルフケアや養生の方法をご紹介します!
①体を温める食材
温かい食事を摂ると、冷えて緊張した身体が緩み、血流が良くなってぽかぽかと温まります。
冬が旬の物を積極的にとりましょう。ごぼうなどの根菜類や玉ねぎなどがおすすめです。
生姜やにんにくもいいですね。冷たい飲み物は避け、暖かい飲み物で温まりましょう!
②体を冷やさない
まずは、体を冷やさないことが大切です。足首を冷やさないよう、レッグウォーマーや腹巻を活用するなど日常生活で冷えないよう対策をしましょう。
③ウォーキング
筋肉が動くことで熱を生み出すため、筋肉量が減ると基礎代謝が減ってしまいます。そのため、身体が作る熱が減少して冷えを感じやすくなります。
ウォーキングなどの適度な運動を取り入れることで、全身の血行が良くなり、冷えが解消されます。
さらに筋肉量が増える事で基礎代謝が上がり、冷えが改善されます。
④肘湯をする
肘湯は全身浴とは異なり、流れが悪い所をピンポイントで高温で温めます。
洗面器に45度(少し熱めで気持ちいい程度)ぐらいのお湯をはり、4~5分程手先から肘までつけましょう。じわっと身体に汗をかいたらOKです。
パソコンやスマホで指や腕が疲れている方、呼吸器の不調がある方にもおすすめです。
肘周辺には、首・肩こりなど様々な症状に関わるツボがあるので、温めて巡りを良くしましょう!
特別なことをするのではなく、ちょっとした日々の積み重ねですね。日常生活を整えて、寒い季節を快適に過ごしましょう!
冷えやむくみ、自律神経の不調は鍼灸治療の得意分野です!
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