疲労を超えて過労、皆さん疲れすぎていることを自覚していますか?

ほぼ屋外の弓道場はいつも寒いです。
北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経失調と眼精疲労治療が得意な鍼灸師 岡崎です!
2月に入りました。
寒さが続くときはぎっくり腰や寝違えのリスクが上がりますのでご注意ください。
さて、今回の内容は疲労を超えて過労についてです。
現代人の生活はついつい疲れを溜めがちで、書店の健康コーナーなんかには睡眠や疲労回復のメソッドがあふれているのが現状ですよね。
来院される方々の多くは仕事や子育て、日々のあれこれで疲弊しきっています。
場合によっては治療中に寝ている方もいます。(理想の形ではある)
では、そもそも疲労や過労とはどういう違いがあるのでしょうか?
疲労とは「休息にて自然と体力が回復するような程度の軽いもの」であり、過労とは「体力と比較して疲労度が勝った結果、次の日以降も残って蓄積されていくもの」です。
そして、過労の中でも「運動過労」、「労働過労」、「頭脳過労」とパターンが分かれ、その状態が続くことで各個人の弱い部分に由来する病気へと変わっていきます。
現代の過労は、飲食や睡眠の不摂生によって体力が落ちているという土台の上に、先ほど挙げた様々なパターンの過労が引っ付いている状態です。
この過労を回復させるのに必要なのはなんと言っても休息です。
圧倒的に休息が足りていません。
休息のなかでも睡眠が非常に大事なのですが、睡眠以外で休養をとるならスマホをおいて目と頭を少しでも休ませるように心がけましょう。
特に無理のきかない腎系統が弱いタイプの方と、循環器系の弱いタイプの方は小刻みに休息をとった方が回復しやすいです。
皆さんまとまった時間を作って休もうとするのですが、そもそもまとまった時間が取れないから休息できてないわけで、こまめに休むのは意識が必要です。
また、休息の体勢は寝た状態が一番理想です。
体を起こしている体勢より横たわっているほうが頭から足までの高さが同じになり、血液の循環がスムーズに行われるので自然治癒力が働きやすくなります。
ところが、横になって休むのはいい事ばかりなように思いますが、食べてすぐ横になるのは良くありません。
消化吸収力が働きにくくなり、お腹の張った感じが起きやすくなります。
特に胃腸があまり強くないタイプの方は注意しましょう。
職場や出先などでは横になれないじゃないか!と思われる方もいるでしょう。
そんな時は、椅子に腰かけたりして座るだけでもいいです。
同時に、目をつぶったりゆっくり息を吐くのもいいでしょう。
※このイラストのように結跏趺坐までする必要はありません。
過労について簡単に解説してみましたが、この問題で忘れてはいけない存在なのがおなじみ自律神経です!
そもそも、交感神経と副交感神経がうまく協力して働いていないから疲れが蓄積していくわけなので、無視できませんよね。
そんな状態の時は不必要に力が入っていたり、皮膚が緊張して体が硬くなったりしています。
よく力の抜き方がわからないという方がいますが、まさにこれで筋肉の緊張と力みによる緊張が混在しているので自分では力を入れている実感がわかないのです。
一番簡単な対処法は、どこでもいいので自分の身体をさするという方法です。
オススメの場所は前腕部(肘辺りから手首のあたり)です。
ポイントは、肘の方からゆっくり撫でるようにさすっていきます。
更にもう少し余裕がある方は、手足の水かきを軽くでいいので揉んでみましょう。
こちらは場合によっては軽い力でもかなり痛みます。
手足末端や水かきのあたりは脳血流と関係がある場所なので、頭脳労働や目のつかれがある方はなお痛いと思います。
ご自身の疲労度に比例して痛みが強くなるので、痛みがある方は自分の体をよーく労わってくださいね。
いかがでしたでしょうか。
再三言いますが、疲労過労の回復にはとにかく休息をとる習慣が必須です。
ですが、昨今タイパやコスパといった効率よく何かをすることに意識が向きすぎて、休むのが苦手な方が多い印象です。
効率よく時間を過ごすことに慣れ過ぎてしまっているのと、空いた時間にゲームや動画の視聴をするのが当たり前になっているからかもしれません。
なかなか自分の時間を確保できないと、少しの時間でも休息ではなく娯楽に行きがちですからね。
自律神経や免疫の問題、精神疲労などは鍼灸治療の得意分野です!
休息をとることに慣れるように、まずは時間の余白を作る練習をしてみませんか?
鍼灸はそういった状態の身体、心を整えることができますよ。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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