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日常をつつがなく過ごすために影で働く縁の下の力持ち、副腎について

2月も後半に差し掛かろうかというところ、このブログを読んでくださっている皆さんは体調崩していませんか?

 

 

 

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

 

自律神経失調と眼精疲労治療が得意な鍼灸師 岡崎です!

 

 

 

2月前半は思わぬ寒波でとても寒かったですね!

 

 

 

家の中でも吐く息が白くなっていたので、早く暖かくなってほしいものです。

 

 

 

まだ少し寒さが続きそうですが、その影響でインフルエンザやコロナといった感染症の類で体調を崩したり、身体の重だるさや頭痛、眠気、やる気が出ない等様々な不調を訴える方が少なくありません。

 

 

 

そこで今回は、暑かったり寒かったりと気候がころころ変わる時に頑張って働いている副腎という臓器のお話をしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも副腎とは何か?

 

 

 

副腎は、腎臓の真上に乗っかっているとても小さな臓器です。

 

 

 

そんな小さな副腎は副腎皮質副腎髄質に分かれていて、それぞれ別のホルモンを分泌しています。

 

 

副腎皮質からはコルチゾール、アルドステロン、アンドロゲンが、

 

 

 

副腎髄質からはアドレナリン、ノルアドレナリンというホルモンがそれぞれでてきます。

 

 

 

コルチゾールは血糖値を上げたりしてストレスから体を守ろうとします。

 

 

 

それでも追いつかないときはアドレナリン系が働き、同じく血糖値や血圧、脈拍を上げて戦闘態勢に入ります。

 

 

 

この状態が長く続くと、交感神経の緊張によって焦燥感や不安感、緊張、動悸など精神的な症状が現れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

副腎の働きが落ちると何が起きる?

 

 

 

さてここから本題なのですが、そんな働き者の副腎が疲れてしまうと一体どうなってしまうのか。

 

 

副腎の働きが悪くなると先ほど紹介したホルモンの分泌量が減り、ストレスに対する耐性が弱くなります。

 

 

 

それによって、下記のような症状が表れます。

 

 

・何をしても疲れが取れなかったり、朝起きるのがつらくなる

 

 

・夜なかなか寝付けない、または寝てもすぐ目が覚めてしまう

 

 

・風邪をひいているわけでもないのに、常に微熱がある

 

 

・めまいや耳鳴りが頻発したり、胃腸の調子が悪くなりやすい

 

 

・塩分や糖分の高いものが無性に食べたくなる

 

 

・花粉症やアレルギーの発症、もしくは悪化

 

 

・ぼーっとして集中力が保てず、仕事がなかなか捗らない

 

 

・記憶力の低下、物忘れが酷い、何かを思い出すとき「あれ」が増える

 

 

・何をしても楽しくない、人生が虚しく思う、不安感が強い、無気力

 

 

・些細なことでイライラするようになった、我慢ができなくなっている

 

 

・コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどカフェインを含む飲み物を多く摂取してしまう

 

 

・PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)が悪化する

 

 

・性欲の減退、EDなど

 

 

・すぐ風邪を引くようになった、免疫力の低下

 

 

 

などなど、副腎の働きが落ちると日頃皆さんが抱えている不調に当てはまりそうな状態に近づきます。

 

 

 

ここまでは働きが悪くなった時の話でしたが、どのような時に副腎の働きが悪くなるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

副腎の働きが悪くなる原因はなんだ!?

 

 

 

その多くは様々なストレスにさらされることです。(昨今の急激な環境の変化・気候の変化なども含まれます)

 

 

 

副腎は別名「ストレスと戦う臓器」とも呼ばれています。

 

 

 

脳でストレスを感じるとその情報が副腎へと伝達され、ストレスと戦うホルモン(コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン)を分泌しストレスを緩和します。

 

 

 

しかし、毎日のようにストレスが続くと副腎は常に働き、その結果疲れきってしまいます。

 

 

また、ストレスを感じるとタバコやアルコール、コーヒーなどの嗜好品でストレスを解消するという方は多いかと思います。

 

 

 

ですが、タバコのニコチンはアドレナリンやノルアドレナリンの分泌を、コーヒーはコルチゾールとアドレナリンの分泌をそれぞれ増加させてしまいます。

 

 

 

外付けで応援団を増やしているようなものです。

 

 

 

そのため、毎日たくさん摂ったり、常習的に摂取していると副腎に負担を掛け、働きを悪くしてしまします。

 

 

 

この他にも、夜更かしなどの不規則な生活や、糖質の過剰摂取栄養の偏った食事も、副腎の疲れを助長します。

 

 

 

つまり、対人関係や仕事などの精神的なストレス睡眠不足や過重労働などの肉体的なストレス食事や喫煙などの生活習慣が重なり合って副腎の疲弊が起こります。

 

 

 

 

 

 

 

 

疲労する要素ばかりですが、副腎の働きを良くすることはできるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

副腎を弱らせない・回復させるには?

 

 

 

副腎の働きをよくするためには、次のような方法を試してみましょう。

 

 

 

 

〇ストレスを回避するよう心掛ける

 

 

ストレスを感じやすい方には、考え込みやすいという思考のクセがあります。

 

 

 

何を隠そう、私もすぐに考え込んでしまうクセがあり「あー、副腎頑張ってんやなぁ、疲れてるよなぁ」と思うことが多々あります。

 

 

 

あれこれと考えているうちに物事をマイナスにしか捉えることができなくなってしまいます。

 

 

 

なので、あれこれ考え始めたら一旦止まりましょう。

 

 

 

テレビや音楽など他の事に意識を向けるようにしたり、運動やカラオケなどの発散出来る事を行うなどして、物事を深く考えないようにする意識づくりが大切です。

 

 

 

もしくは、少し遠出をしてみたりいつもと違う刺激を受けて気分転換するのも良いでしょう。

 

 

 

 

 

〇タバコやアルコールの摂取を控える

 

タバコやアルコール、コーヒーを飲むと一時は気持ちが落ち着き、摂らないことで逆にストレスとなってしまいそうと思うかも知れませんが、これらの効果は一瞬です。

 

 

 

摂取してしばらく経つとまたストレスを感じるため、それを抑えようとして回数や量が徐々に増えていき、摂取せずにはいられない依存状態となってしまいます。

 

 

 

副腎の休息のために、これらの摂取を控えるようにしましょう。

 

 

 

なかなか急には難しいですが大丈夫です、すばらしい鍼灸治療がありますよ。

 

 

 

 

 

〇食生活の改善

 

タバコやアルコールの摂取と同様に、過剰な糖質の摂取も副腎に悪影響を与えます。

 

 

 

そもそも、甘いものの依存性もかなり高く血糖値のコントロールにも関わるため、副腎を労わるならまずはここから始めたほうが良いです。

 

 

 

既に依存化してやめられないという方は、とにかくよく噛んでゆっくりものを食べることを心がけましょう。

 

 

 

それだけでも血糖値の急上昇を防いで、副腎の負担を軽減することが出来ます。

 

 

 

何を食べたら良いかのご相談は、ぜひ直接尋ねて下さいね。

 

 

 

 

 

 

〇運動する

 

副腎の働きをよくするために運動を行う場合は、気持ち良いと思う程度で止めることが大切です。

 

 

 

運動という文字を見てすでに嫌気がさしたら、ウォーキングや散歩などでも問題ありません。

 

 

 

ランニングはハードルが高いのでやらなくてもいいです。

 

 

 

「できる時にできる距離を歩くだけ」という軽い気持ちで取り組みましょう。

 

 

 

歩くことで血の巡りが良くなり、体の各臓器に酸素や栄養が十分に行き渡るようになります。

 

 

 

そうすれば、徐々に体力や気力がついて運動が習慣化できるようになります。

 

 

 

どうしても動くのが嫌なら、体操などその場でただ動くだけでもいいです。

 

 

 

副腎疲労の中の意欲減退は動く気すら削いでしまうので、難しく考えずまず動いてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

おわりに……

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

 

副腎の疲労は大体の方に当てはまるかもしれません。

 

 

 

ですが大抵の場合、「あー、副腎疲れてるわー」とはなりません。

 

 

 

先に紹介した数多の症状として現れることになります。

 

 

 

自律神経や免疫の問題、精神疲労などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

 

これから更に暑くなって、疲労が抜けきらない!とならないように今から体を整えておきましょう。

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

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