東洋医学的に見た、五十肩になりやすい人の生活はこれだ!

3月になりました!
早く安定した暖かさになっていただきたいものです。
北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経失調と眼精疲労治療が得意な鍼灸師 岡崎です!
今現在、五十肩の方を数名受け持っているのですが、皆さんそれぞれ症状が複雑です。
2月の寒波の影響もあり、寒さで体もこわばっていることが多かったように思います。
五十肩は一度起きるとすぐに治らないことが多いので、今回は五十肩にならないためにもどんなことに気を付けれないといけないのかを説明します。
五十肩になりやすい人とは
なりやすい人の特徴としては、幼少期など身体がまだ出来上がっていない時期に喘息になったり肺炎を起こしたりと呼吸器関連の問題を起こしていることが多いです。
それに加え現代では、デスクワークやスマホの使用などで顔が下を向いていたり頭が前に出ていたりと、胸鎖乳突筋や肩甲骨周囲に強い緊張がみられ頸椎や上部胸椎に負担がかかる状況が多くなっています。
胸鎖乳突筋や肩甲骨周囲の筋肉も呼吸に関係する筋肉の一部なので、ここでも同じように呼吸器関連に負担がかかるようになってしまいます。
東洋医学的に見た五十肩になりやすい生活とは
東洋医学では五十肩は肝・肺・腎系統の不調で引き起こされやすくなります。
では実際にどのような生活をしていれば負担がかかるのかを説明していきましょう。
肝系統の機能低下にかかわる生活
‣アルコール類や添加物の摂取頻度が多い
‣高脂肪食、辛味、生魚の摂取頻度が多い
‣目の疲れをほったらかしにしている(特に夜間における目の酷使)
‣痛み止めや降圧剤などの常用
‣運動不足、特に肩関節をあまり動かさない生活
‣イライラしたり怒ったりすることが多い
‣慢性的に胃腸が弱い
肝臓そのものに負担がかかるものや、肝系統が持つ働きを酷使・低下させる出来事が主となります。
肺系統の機能低下にかかわる生活
‣喫煙(全身の筋肉の緊張、特に呼吸器に関係する上背部の筋肉の緊張が著しい)
‣前かがみの胸部を圧迫する体勢で胸郭が固まっている、さらに腕の動きがあまりなく手先だけ動いているような仕事を長期間続けている
‣辛味の常食・摂取量が多い
‣便秘が続いている
当たり前ですが、呼吸機能に関係のある事柄が主です。
辛味に関しては肺に関係のある味覚で、便秘に関しては肺と腸は相関関係があるためです。
腎系統の機能低下にかかわる生活
‣塩分の過剰摂取
‣長時間の立ち仕事、冷房の中にずっといる仕事をしている
‣風呂上りに冷たい飲み物を飲んだり、夕方以降に体を冷やすものを食べる
‣夜更かしが多い
‣緊張したり恐怖を感じることが多い
普通の肩こりでも首と肩の交点あたりが腎の反応帯になっているので、僧帽筋の硬さなどに腎は関係しています。
腎系統が弱化する生活は、同じことをひたすら続けていたり体を冷やしたりすることが関係するので養生が必要です。
そのほかにも共通して気を付けないといけないことは、上肢を固定してあまり動かさない状態がつづいたり逆に力を入れて絶えず上肢に過剰な負担をかけるということです。
加えて指先だけを過剰に使用するのも注意が必要です。
補足で気を付けないといけないことは、すでに五十肩になっていて痛みが強いときなどはナス科の食べ物をあまり食べないようにすること。
ナス科(ナス、トマト、キュウリ、ジャガイモ、ピーマン、唐辛子など)にはアルカロイドが含まれており、関節炎などを悪化させる可能性があります。
全員に当てはまるわけではないかもしれませんが、少し知っておくとよいでしょう。
もうひとつはコーヒーや緑茶を飲みすぎると夜間痛の頻度が増えることです。
こちらは夜間の血流にかかわることなので、気を付けましょう。
終わりに……
五十肩は症状の程度によって改善までに要する期間が大きく変わります。
治療と並行して生活習慣を少し見直すだけでも、改善が近づきます。
自律神経や免疫の問題、筋肉・骨格の問題などは鍼灸治療の得意分野です!
改善まで全力でサポートいたしますので、一緒に頑張りましょう!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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