首の角度次第であなたはどんどん痛みや不調から抜け出せなくなります

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経失調と眼精疲労治療が得意な鍼灸師 岡崎です!
今週からはずいぶん暖かくなり、ようやく春らしい気候になりそうです。
ですが、春は風が冷たいこともあるので風邪ひきには注意が必要です。
話は変わり、私は電車とバスで通勤していますが、駅のホームや乗車中に周りを見渡すとスマホに没頭している方が非常に多いです。
個人の自由なのでどう過ごそうが問題ないのですが、ただ一点だけ鍼灸師目線でものすごく気になることがあります。
それは、大多数が思いっきり下を向いた状態で画面を見ているということです。
(しかも、一定数の方が無自覚でやたら険しい顔をして画面を見ています)
世の中ではスマホ首なんて言葉が浸透してきましたが、自分がそうなっているとはなかなか気付きづらいものです。
今やだれでも持っているスマホですが、最近のスマホは大きく結構重量があります。
重いと顔の高さまで持ち上げるのがしんどくなるので、自然と顔が画面へと下がっていきます。
短時間でも思いっきり下を向いていると首や肩、遠ければ腰まで負担が掛かります。
(これくらいの角度になっている方が山ほどいます。)
試しに、体を起こした状態で自分のおへそあたりを見ようとしてみてください。
普段スマホを見ているその首の角度と同じような状態になるのですが、首の後ろ当たりがかなり引っ張られた感じになるのではないでしょうか?
ほんの数秒でもしんどいこの体勢を、乗車している結構な時間続けることになります。
その結果、手の冷えや眠りの浅さ、目の疲れなどの全身の異常へと繋がっていきます。
こういう、誰でも起きるようなちょっとした症状が、他の症状の改善を邪魔しているということはよくあります。
実際に、どれくらいの角度でどのような負荷がかかるのかがわかる、過去にインスタに挙げた首の角度で負担が変わるという記事もよければご参照ください。
なぜ下を向いているだけで全身の異常につながるのか
実は、首には顔へと続く頸動脈と脳へと続く椎骨動脈という2本の血管が存在します。
下を向くことで首の筋肉が硬くなり頸動脈の血流が悪くなると、顔の筋肉のたるみや肌のくすみと言った美容上の問題が、首の骨の動きが悪くなって椎骨動脈の血流が悪くなると、目の疲れや脳疲労などの問題がそれぞれ発生します。
そんな時は、首にある胸鎖乳突筋の硬さをチェックしてみましょう。
この画像の赤で表示されている筋肉ですね。
(この筋肉は咽頭扁桃や口蓋扁桃の反応も出るので、硬くなっていると免疫力が落ちやすくなります。)
二重アゴになっている、もしくはなりかけている方は高確率で硬くなっています。
もれなく痛みやコリがあった方は丘墟と四瀆というツボを押してみてください。
丘墟
外くるぶしの斜め下にあるへこみにツボを取ります。
結構痛がる方が多いツボですが、首のトラブル以外にも鼻の不調や偏頭痛、目の痛みなどの治療で使うこともあります。
また、耳鳴りやめまい、息苦しさ、股関節痛などの治療でも使うので、万能なツボなんですよ
四瀆
前腕部の2本の骨の真ん中の筋肉上で、手首から肘までの距離のちょうど半分より少し肘寄りにツボを取ります。
実際の治療で使うときはもっと肘寄りの場所を使うこともあるので、赤丸の範囲で痛い場所を探してみて下さいね。
このツボが所属している経絡は体中の水の循環に関わるので、リンパ由来のめまいや身体のだるさなどにも使うことがあります。
今挙げたツボはあくまで一例なので、まずは押して痛いかどうかチェックしてみて下さいね!
以上を踏まえて最後に一言、電車などでスマートフォンを見る時は画面を顔に近づけましょうね!
スマホを持っている腕の肘あたりを反対側の腕で支えてあげると顔が下がらなくていいですよ!
終わりに……
いかがでしたでしょうか?
電車やバスに乗ったら、一度周りを見渡してみてください。
少しでもうわっと思ったら、気を付けましょう。
自律神経や免疫の問題、骨格の問題などは鍼灸治療の得意分野です!
早めに対処しておくと、すぐ楽になりますよ(^^♪
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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ネット予約も可能なので、営業時間外でも遠慮なくどうぞ!!