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感情と不調の相関関係 ~東洋医学的に見た各感情の分布~

いよいよ4月が近づいてきました。

 

 

 

気温もずいぶん高くなり、少し薄着の方も増えてきたようにも思います。

 

 

(千里中央はビル風がすごいので薄着では寒すぎますが)

 

 

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

 

自律神経失調と眼精疲労治療が得意な鍼灸師 岡崎です!

 

 

 

気温の変化やその温度差が大きくなると、身体が問題なく動くのに大切な自律神経の働きが狂いやすくなるので注意が必要です。

 

 

 

自律神経の働きが乱れた状態だと、感情表現が一定にならず精神状態にも問題が出やすくなります。

 

 

 

そこで今回は、東洋医学における各感情がどのように病気・不調と関係するのかについてやっていきます。

 

 

 

大前提として東洋医学では病気の原因を、内因(感情)・外因(自然環境)・不内外因(暴飲暴食・過労・運動不足など)という3つに分類しています。

 

 

 

今回は、その中でも感情とかかわりのある内因について深堀していきます。

 

 

 

 

 

 

内因の内訳

 

 

内因は7つに分かれていて、七情とも言い表します。

 

 

 

七情は「怒り」「喜び」「思い悩む」「憂う」「悲しむ」「恐れる」「驚く」に分類されます。

 

 

 

 

怒り

 

 

 

怒りはすさまじいエネルギーを持っています。

 

 

上手に扱えばよい行動力になりますが、大半の方が他人への攻撃になってしまいます。

 

 

 

怒ってばかりいるとまぶたの痙攣や目の充血こむら返りなどの症状が起きやすくなります。

 

 

 

カッとなったとか、頭にくるという表現が当てはまりますよね。

 

 

 

血圧が上がって余計にのぼせる未来が見えそうです。

 

 

 

ちゃきちゃき動けて仕事も早い、そんなタイプの方はゆっくり動いている人を見るだけでもイラっとしてしまうかもしれません。

 

 

 

 

 

 

そんな時は、軽くふーっと息を吐いてみて下さい。

 

 

 

ポイントは軽くで、大きくではないですよ。

 

 

 

イライラしたり怒っている時は、呼吸が早くなって浅いはずです。

 

 

 

春は気が昇りやすくイライラしやすいので、通常よりも怒りやすくなるので適度に体を動かして発散することが大切です。

 

 

 

運動する時間の無い方は、椅子に座りながら伸びをするだけでもスッキリしますよ!

 

 

 

 

 

 

 

喜び

 

 

一見喜ぶことにデメリットなんてあるの?と思うかもしれません。

 

 

 

先ほどの怒りよりいい感じがしますよね。

 

 

 

ですが、この場合問題になるのは、喜びすぎ(過度な感情)です。

 

 

 

お目にかかったことはありませんが、宝くじの高額当選で喜びのあまり心不全を起こしたなんてことも耳にしたことがあります…

 

 

 

程よく嬉しいことがあれば自律神経も安定して過ごしやすくなりますが、喜びは気が緩んで注意散漫になりやすいので、適度に気持ちを引き締めておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

思い悩む

 

 

 

職場環境、対人ストレス、学校トラブルetc……現代社会は考え事だらけです。

 

 

 

あれこれと個人が請け負っている出来事が多すぎます。

 

 

 

あまりくよくよ悩んでいたりいろいろ思考を巡らせていると、みぞおちが硬くなってお腹の調子が悪くなりやすいです。

 

 

 

人体には腸脳相関という考え方があり、脳へのストレスがかかりすぎると腸の働きも乱れやすくなります。

 

 

 

胃のあたりが膨らんだ感じがして食欲がなくなったり、すぐお腹を下してしまったり何かある度に胃腸にくるというタイプの方はより注意が必要です。

 

 

 

運動、読書、芸術など、悩みを忘れられるくらいに没頭できる趣味を探して気晴らししてみましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

憂う・悲しむ

 

 

 

気をもむことがあったり、悲しい出来事があったりすると気力が損なわれて何もしたくなくなります。

 

 

 

影響があるのは呼吸器なので、呼吸が浅くなって疲れやすくなったり、咳込みが止まらなくなったりします。

 

 

 

喘息持ちの方は発作が出やすくなるので、憂鬱な気分になっているときは注意が必要です。

 

 

 

また、肌の状態も呼吸器と関連があるので、顕著に肌荒れを引き起こしたり肌ツヤがなくなったりします。

 

 

 

有名な文豪の中でも、将来を憂いたり物思いにふけって肺病で亡くなった方がいるので分かりやすいと思います。

 

 

(結核などでなくなっている方が目につきます。)

 

 

 

そんな時は気晴らしに外へ出かけて身体を伸ばしてみたり、SNSなどの目から入る情報から少し離れてみるのをオススメします。

 

 

 

 

 

 

恐れ・驚き

 

 

突然ですが

 

 

 

うわ、びっくりした!!

 

 

 

なんてことありませんか?

 

 

 

驚いて気が動転したり、恐ろしくて腰がぬけたり…

 

 

 

あまりのショックに一晩で髪が真っ白になったなんてことも聞いたことがあるかもしれません。

 

(これは諸説あり)

 

 

 

こういったとき影響があるのは、ストレスホルモンを出す副腎などの東洋医学でいう腎に含まれる場所です。

 

 

 

下腹に力が入りにくい、足腰がだる痛くなったり、唐突な耳鳴りが続いたり、すぐに横になって休みたくなるなどの症状が表れます。

 

 

 

 

 

また、不安や恐れは自律神経の働きを著しく低下させ、交感神経の過緊張を引き起こします。

 

 

 

どこから敵に襲われるかわからないという状態の時を想像してみてください。

 

 

 

常に緊張状態が続き心身共に休まらない状態が続くと、最終的に免疫力が極端に下がります。

 

 

 

少しの物音にもびくびくしたり、無性に不安に感じることがあるときは、できるだけ身の回りの刺激を少なくして、穏やかに過ごしてみましょう。

 

 

 

後は怒りの項目でも言いましたが、ゆっくりとした呼吸を心がけるのも大事です。

 

 

 

 

 

 

 

終わりに……

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

 

感情のことなんて普段微塵も気にすることがないと思います。

 

 

 

ですが、特手の感情でいる時間が長くなると身体の内側から崩れてしまいます。

 

 

 

 

自律神経や免疫の問題、精神疲労などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

 

ご自身の中でずっとくすぶっているものがあるなら、一度吐き出してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

治療の際にいっぱい話してくださってかまいません。

 

 

 

吐き出すことも治療の一環なのですから。

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

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