いろんな不調の改善をジャマをする悪いヤツ、瘀血について

いよいよ明日から4月に入り、新年度が始まりますね!
北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経失調が専門の鍼灸師 岡崎です!
今年は花粉の飛散量が非常に多く、花粉症持ちの方は非常につらいと思います。
花粉症は一度発症すると何も対策をしていないと毎年繰り返すことになるかと思いますが、過ごし方や口にするもの次第で症状が軽くも重くもなるのはご存じですか?
甘いものや小麦製品、精製物を口にする頻度が多いと症状が強く出るのはなんとなくイメージがつくとは思います。
それ以外にも、体が冷えていたり血のめぐりが悪かったりしても同じく症状が強く出やすくなります。
そこで今回は、東洋医学や漢方に興味がある方なら一度は聞いたことがあるであろう「瘀血(おけつ)」についてお話していこうと思います。
瘀血とは何か?
東洋医学や漢方の話題の中で、瘀血という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
瘀血とは停滞した血液という意味で、身体の状態としては皮膚や粘膜などを含む身体のあちこちに現れるうっ血や、出血傾向として現れます。
分かりやすく言えば、血液の循環障害という事です。
その他にも、外見上は健康そうに見えても、体質的な瘀血状態が存在する方もいます。
治りにくい・繰り返す慢性化した症状の背景には、多くの場合瘀血が関わっています。
瘀血の対処法
その場合、左の下腹部あたりを圧迫すると痛みが現れる場合があります。
このエリアに痛みがあった場合、中封というツボへの刺激(特に左側)をする事が多いです。
中封
内くるぶしの前方にくぼみがありますが、そのエリアで上向きに押さえて一番痛い所にツボをとります。
実際の施術中に圧迫してみると、高確率で痛いと言われます(笑)
瘀血のせいだけで痛みが出るわけではありませんが、それくらい多くの方に影響があると考えられるのではないでしょうか?
瘀血の改善は、皆さんがお悩みの症状の改善にとても関係があります。
最後に、瘀血がどのような症状に関わっているかを紹介していきます。
瘀血が関わっている可能性がある症状
消化器の慢性疾患では、胃酸過多、胃潰瘍、胃がん、虫垂炎、慢性便秘、痔疾患など
循環器疾患では、動脈硬化、高血圧、脳出血など
婦人科系疾患では、気分のむら、血の道症、帯下、更年期症状、子宮筋腫など
皮膚疾患では、蕁麻疹、湿疹など
泌尿器疾患では、膀胱炎、頻尿、乏尿など
頭痛、首肩のこり、坐骨神経痛、腰痛、関節痛、神経痛などの痛みの症状全般
その他、なかなか変化しない慢性疾患全般といったように、やはり瘀血は経過の長いもの=慢性疾患との関連が強くみられますね!
症状の改善に時間が掛かっている方は、該当していないか中封のツボを押してみて下さいね!
おわりに……
いかがでしたでしょうか?
瘀血の対処をしたからといって、上記の症状がすぐに消えるという事は難しいかもしれません。
ですが、今悩んでいる症状改善の大きな一歩になります。
自律神経や免疫の問題、精神疲労などは鍼灸治療の得意分野です!
快適な新年度を迎えられる様に、出来る事をひとつずつやっていきましょう!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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