疲労感の元は自律神経の乱れ?鍼灸治療でスッキリ!

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経失調が専門の鍼灸師 岡崎です!
春の気候変化についていけなくなっている方が多くなってきました。
この時期の疲れを放っておくと、梅雨や夏頃に辛い思いをすることになります。
そこで今回は、自律神経と疲れの関係性について解説していきます。
自律神経の乱れと疲労感の関係
「寝ても疲れが取れない」「ちょっと動いただけでぐったりする」そんな疲労感に悩んでいませんか?
疲れが抜けない原因はさまざまですが、ストレスや生活習慣の乱れによる自律神経の不調が関係していることも多いです。
自律神経は、体中のいろんな働きの調整を司る重要な役割を担っており、そのバランスが崩れると疲れやすくなり、回復しにくくなります。
自律神経が乱れると疲れやすくなる理由
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があり、それぞれ活動と休息の役割を持っています。
交感神経(アクセルの役割)…日中の活動時に優位になり、エネルギーを消費(主に活動に関わる)
副交感神経(ブレーキの役割)…夜間やリラックス時に優位になり、体を回復させる(主に休息に関わる)
しかし、仕事や人間関係のストレス、不規則な生活が続くと、交感神経が過剰に働き、副交感神経の働きが低下します。
この状態が続くと、体が十分に回復できず、慢性的な疲労感に悩まされるようになります。
また、次のような要因も疲労を悪化させる原因となります。
●寝つきが悪い、眠りが浅い → 副交感神経が働かず、十分な休息が取れない
(呼吸が浅くなり、深い眠りに入れない)
●食欲が落ちる、消化不良を起こしやすい → 胃腸の働きが低下し、エネルギー補給がうまくいかない
(栄養補給が出来ないので、活動力↓)
●肩こりや頭痛が続く → 血流が悪くなり、酸素や栄養が行き渡らない
(コリや痛みが新たな疲労を生む)
●朝起きても体が重い → 自律神経のバランスが崩れ、睡眠による回復が不十分
(質のいい睡眠がとれていないので、ただ寝ているだけ)
このような状態が続くと、疲れが蓄積し、仕事や日常生活にも支障をきたしてしまいます。
鍼灸で自律神経を整え、疲労を軽減
そこで役にたつのが、鍼灸なんです!
「何をしても疲れが抜けない…」そんなときは、鍼灸を試してみませんか?
鍼灸では、ツボを刺激することで自律神経のバランスを整え、体の回復力を高めることができます。
特に、以下のツボが疲労回復に効果的です。
足三里(あしさんり):胃腸の働きを整え、消化吸収機能をサポート
(特に身体の前面のこわばりを減らし、力を抜きやすくする)
合谷(ごうこく):全身の血流を促進し、肩こりや頭痛を緩和
(気をめぐらすのにも有効で、疲れが取れやすい)
百会(ひゃくえ):自律神経のバランスを整え、精神的な疲れを和らげる
(疲れがたまると、頭皮も硬くなるのでオススメ)
三陰交(さんいんこう):血流を改善し、冷えやむくみを軽減
(身体の中で血や水の停滞が起きると、疲れが取れにくくなる)
鍼灸治療を受けることで、副交感神経が優位になり、体の緊張がほぐれ、深いリラックス状態へと導かれます。
(全身ガチガチだと響きが強く出やすいので、その場ではリラックスできないかもしれません…)
その結果、疲れが取れやすくなり、朝の目覚めがスッキリするようになります。
快適に目覚めると、一日の作業効率が格段に変わりますよ!
疲れにくい体をつくるための日常ケア
鍼灸と併せて、日常生活でのケアを意識することも大切です。
①生活リズムを整える
◆毎日決まった時間に寝起きし、体内時計をリセット
(休みの日でも、出来るだけいつも通り起きた方が良い)
◆朝起きたら日光を浴びて自律神経を活性化させる
並行して朝食を摂るのも、生活リズムを安定させるのに必要なアクションです。
②ストレスを適度に発散する
◆軽い運動(ウォーキングやストレッチ)を習慣にする
(どうしても動けないなら、その場でできる簡単な動きから)
◆深呼吸や瞑想を取り入れ、心を落ち着ける
(気持ちばかり先走っていませんか?心と体のズレは疲れの元です)
◆趣味の時間を確保し、気分転換をする
(無理に趣味を作る必要はありませんが、何か好きな事をする時間は必要です)
③食事でエネルギーを補給する
◆タンパク質(肉、魚、大豆製品)をしっかり摂取しましょう
(現代の食事は、糖質、脂質に偏りやすいので注意!)
◆ビタミンB群(豚肉、レバー、玄米)を取り入れ、疲労回復をサポート
(加工食品や精製食品ばかりだと、ビタミンやミネラルも不足しがちです)
◆こまめに水分をとり、血流をスムーズにする
(盲点になりやすいですが、水分摂取を怠るとめぐりが悪くなって不調の元になります)
④質の良い睡眠をとる
◆就寝前のスマホやパソコンを控え、脳をリラックスさせる
(強い光刺激は脳を覚醒させ、眠気を減退させる働きがある)
◆寝る前にぬるめのお風呂に浸かり、体を温める
(一度上がった深部温が下がるタイミングで眠気が起きるので、熱すぎると深部温が上がる前に表面しか温まらない)
◆寝室の環境を整え、快適な眠りをサポート
(眠るための環境づくりは大切、どうしても寝られない場合は遮光カーテンなどを使うのも〇)
色々挙げてみましたが、何か一つでも取り組めそうなところから始めてみましょう!
まとめ
「疲れやすい」「何をしても回復しない」そんな悩みを抱えている方は、自律神経の乱れが原因かもしれません。
自律神経や免疫の問題、体質改善などは鍼灸治療の得意分野です!
鍼灸で自律神経のバランスを整え、体本来の回復力を高めることで、慢性的な疲労感を改善できます。
また、日常生活でのケアを意識することで、疲れにくい体をつくることができます。
毎日の小さな積み重ねが、元気な体と心をつくる第一歩です。
「疲れが取れない…」と感じたら、お気軽にご相談くださいね!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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