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【天気病①】天気と体調不良の関係 〜自律神経の視点から〜

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

自律神経失調が専門の鍼灸師 岡崎です!

 

 

春は気温だけでなく天気もコロコロ変わるので、毎日やっとの思いで過ごしています。

 

 

最近は、「天気が悪くなると頭痛がする」「雨の日は体がだるい」「台風が近づくとめまいがひどくなる」というように、天気の変化で不調を訴える方が増えています。

 

 

気圧や気温の変化によって体調が悪化する状態を、一般的に「天気病(気象病)」と呼びます。

 

 

天気病は自律神経のバランスが乱れることで起こることが多く、慢性的な症状に悩まされる方も少なくありません。

 

 

そこで今回は、天気病と自律神経の関係、そして鍼灸による改善方法について解説します。

 

 

 


 

 

天気病とは?

 

 

天気病とは、気圧や気温、湿度の変化によって起こる体調不良の総称です。

 

 

最近では認知度が少し上がってきました。

 

 

特に次のような天候の変化で症状が現れることが多くなります。

 

 

 

低気圧が近づくとき(雨の日、台風など)

 

寒暖差が激しいとき(季節の変わり目、冷暖房による急激な温度変化)

 

湿度が高いとき(梅雨時期など)

 

 

 

症状の例として、以下のようなものがあります。

 

 

●頭痛や偏頭痛、めまい、ふらつきといった頭部の問題

 

●倦怠感、眠気、だるさ、疲れやすさといった行動制限

 

●首や肩のこりといった身体症状

 

●古傷の痛みなど過去のトラブルの発現

 

 

これらの症状の背景には、自律神経の乱れが関係していることが多いです。

 

 

 


 

 

天気の変化と自律神経の関係

 

 

自律神経には以下の2つの神経があり、体のさまざまな機能を調整しています。

 

 

 

◆交感神経(アクセルの役割):活動時に働き、心拍数や血圧を上げる

 

◆副交感神経(ブレーキの役割):リラックス時に働き、体を回復させる

 

 

 

気圧が急激に変化すると、内耳にある気圧センサーが刺激され、自律神経のバランスが乱れやすくなります。

 

 

特に低気圧が近づくと副交感神経が過剰に働き、血圧が下がり、体がだるくなりやすくなります。

 

 

また、交感神経が優位になりすぎると血管が締まって血流が悪くなり、頭痛や肩こり、古傷の痛みを引き起こすこともあります。

 

 

 


 

 

鍼灸による天気病の改善

 

 

鍼灸は、自律神経のバランスを整え、気圧の変化による体調不良を軽減するのに役立ちます。

 

 

特に、以下のツボを刺激することで、天気病による不調を緩和することができます。

 

 

 

 

天気病に効果的なツボ

 

 

百会(ひゃくえ):頭のてっぺんにあり、自律神経の調整に効果的です。ゆっくり押すのがベスト。

 

百会

 

 

 

 

風池(ふうち):首の後ろにあり、頭痛やめまいに効果的です。親指を軽く突き立ててゆっくり上を向くと楽です。

 

 

 

 

 

内関(ないかん):手首にあり、吐き気やめまいを和らげる作用があります。みぞおちを緩め、呼吸を楽にします。

 

 

 

 

 

足三里(あしさんり):膝の下にあり、全身の血流を改善します。天気病のだるさの改善にも使います。

 

 

 

 

 

三陰交(さんいんこう):足首にあり、冷えやむくみを改善します。消化器の働きを正常に戻して、気圧変化の影響を受けにくくします。

 

 

 

 

鍼灸治療を受けることで、気圧変化に対する自律神経の適応力が高まり、症状が和らぎやすくなります。

 

 

 


 

 

天気病を防ぐための生活習慣

 

 

鍼灸治療と併せて、日常生活の中で次のポイントを意識すると、天気病の症状を軽減できます。

 

 

 

1. 規則正しい生活を心がける

 

自律神経も乱れがある方は、大なり小なり生活リズムの乱れがあります。

 

 

毎日同じ時間に寝起きし、食事の時間もできるだけ一定にするとよいです。

 

 

人間は、思っている以上にリズムの中で生きています。

 

(呼吸、心拍などなど)

 

 

 

2. 適度な運動を取り入れる

 

軽い運動をすると血流が良くなり、自律神経が整いやすくなります。

 

 

ウォーキングやストレッチを日課にするのもおすすめです。

 

ハードルが高い場合、は椅子に座ったままで伸びをするだけでもOK!

 

 

 

3. 気圧の変化に備える

 

天気予報をチェックし、低気圧が近づく日は体調を崩しやすいことを意識して、無理をしないようにしましょう。

 

あらかじめ天気が把握できていると、予定をずらすなどの調整ができます。

 

 

 

4. 水分補給をしっかり行う

 

血流をスムーズにするために、水分をしっかり摂取することも大切です。

 

 

特に、天気が悪い日はこまめに水を飲みましょう。

 

意外と、のどが乾かないと飲むことが少ないので意識が必要です。

 

 

 

5. リラックス時間を確保する

 

副交感神経を活性化させるために、深呼吸や入浴、アロマなどでリラックスする時間を作ることも重要です。

 

 

 


 

 

まとめ

 

 

天気の変化による体調不良(天気病)は、自律神経の乱れが大きく関係しています。

 

 

鍼灸によって自律神経のバランスを整えることで、天気病の症状を和らげることが可能です。

 

 

自律神経や免疫の問題、精神疲労などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

「天気が悪いと調子が悪くなる」「頭痛やめまいに悩まされている」と感じる方は、一度鍼灸を試してみてはいかがでしょうか?

 

 

天気に左右されない快適な日常を目指しましょう!

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

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