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【天気病③】不調を繰り返さない体へ~天気病対策の暮らしと鍼灸サポート~

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

自律神経失調が専門の鍼灸師 岡崎です!

 

 

そろそろ新たな生活習慣に慣れてきた頃でしょうか?

 

 

時を同じくして、天気の変化と気温の変化に翻弄されている方も多くなってきました。

 

 

そんな方のために、ここ2回は天気病関連の記事を続けて書いてきました。

 

 

そこで今回は、天気病シリーズ最終回ということで、「天気病とライフスタイルの関係」に焦点を当て、日々の生活習慣を見直すことで不調を軽減する方法について解説します。

 

 


 

 

 

天気病とライフスタイル

 

 

「雨の日は体が重だるい」「季節の変わり目になると頭痛が増える」

 

 

そんな不調を感じる方は、天気病(気象病)の影響を受けている可能性があります。

 

 

最近ものすごく数が増えていますが、天気病は気圧、湿度、気温などの変化によって自律神経が乱れることで起こります。

 

 

いろんな症状に悩まされていることで、動けなかったり、寝込んだりと、日常生活の質を下げる要因にもなり得ます。

 

 


 

 

 

①規則正しい生活が自律神経を整える

 

 

自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスによって成り立っており、睡眠、食事、運動、ストレスなどに影響を受けます。

 

 

睡眠リズムを整えるために、毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る習慣を作りましょう。

 

 

寝る前はできるだけスマホやテレビを控え、リラックスする時間を持つのも大事です。

 

 

画面から発せられる強い光は脳を覚醒させてしまい、せっかくの眠気を吹っ飛ばしてしまいます。

 

 

なので、夜更かしや昼夜逆転してしまうような生活スタイルは、自律神経の乱れを悪化させる習慣になってしまいます。

 

 

 

 

 

そうしてしっかり寝た後は、朝日を浴びる必要があります。

 

 

朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、交感神経が活性化します。

 

 

直接日光に当たらない曇りの日でも、窓際で明るい光を浴びることである程度効果が期待できます。

 

 

さらに、食事のリズムも大切で、朝食をしっかり摂ることで体のスイッチが入るようになります。

 

 

体内時計の調整には、朝日と朝食が必要です。

 

 

ビタミンB群、マグネシウム、鉄分などの栄養素を意識 1日3食、できるだけ決まった時間に摂ることで自律神経が安定します。

 

(これはほんとに難しい!!)

 

 

 


 

 

②軽い運動で血流と気分を改善

 

 

天気病の不調は、血流の悪化とも関係しています。

 

 

無理のない範囲での運動は、気分を明るくし、自律神経のバランスを整える助けになります。

 

 

おすすめの運動は、ウォーキング(20〜30分/日)やストレッチ(朝と寝る前に)、ヨガや軽めの体操です。

 

 

どうしても動くのがしんどいという方は、椅子に座った状態で手足を動かしたり、伸びをするだけでもOK。

 

 

運動中はゆっくりと呼吸を意識することで、副交感神経の活動が高まりやすく、リラックス効果も期待できますよ!

 

 

 


 

 

③湯船に浸かってリラックス

 

 

実際に来院されている方からの返答でびっくりするのが、「シャワーだけで入浴を済ましている」という返答が意外と多いことです。

 

 

シャワーだけで済ませがちな現代人ですが、湯船にゆっくり浸かることで副交感神経が活性化され、ストレスが緩和されます。

 

 

入浴のポイントは、38〜40度のぬるめのお湯に15〜20分程度浸かることです。

 

 

ただ、温度はあくまで目安ですが、あまり熱すぎる湯につかるのは疲労回復という点においては逆効果になるので注意が必要です。

 

 

好みのアロマオイルや入浴剤を活用するのもアリ!

 

 

最近人気の炭酸タブレットなどを使えば、お湯の温度がそんなに高くなくてもしっかり身体の芯が温まるのでオススメです。

 

 

そうして入浴が終わった後は、水分補給とできれば簡単なストレッチをしましょう。

 

 

お風呂は単なる体をきれいにする作業というだけでなく、心身を整えるリセットタイムにもなるのでぜひ活用しましょう!

 

 

 


 

 

④気圧に敏感な方のセルフケア

 

 

気圧の変化を感じやすい方は、内耳のセンサーが敏感に反応しているといわれています。

 

 

日常的なセルフケアでその反応を穏やかにすることが可能です。

 

 

これまで何回か紹介してきた耳のマッサージを、もう一度確認してみましょう!

 

 

 

●耳のマッサージのやり方●

 

まずは、両耳を真横に軽く引っ張ってみてください。

 

 

この時、耳の外側はなく付け根のあたりを持つことでホールド感が増し、よく動きます。

 

 

その後、引っ張ったままで耳をぐるぐる回します。

 

 

イメージは、頭から耳を引きはがすような感じです…が、思いっきり引っ張らないように気を付けましょう。

 

 

 


 

 

⑤鍼灸によるサポート

 

 

そして最後に、天気病の根本にある自律神経の乱れには、鍼灸治療が効果的です。

 

 

東洋医学では、「気・血・水(き・けつ・すい)」の流れが滞ることで不調が起こると考えられており、鍼灸はその流れを整えます。

 

 

 

鍼灸の施術例

 

天気の変化で頭痛やめまいが出る方に対し、耳周囲や頭部、手首、足首のツボに施術

 

 

倦怠感が強い方には、胃腸の働きを整えるツボも合わせて使用

 

 

期待される効果は、①自律神経のバランスを整えて血流を改善し、冷えやコリを緩和すること

 

 

②気分の安定し、ストレスに対しての耐性の向上をはかることなどが挙げられます。

 

 

調子がよくなってからも定期的に鍼灸治療を受けておくことで、大きく調子を崩すことがなくなります。

 

 

天気や気圧の変化のたびに調子を崩している方や、頭痛、めまい、だるさ、むくみなどで困っている方は、ぜひ鍼灸治療を受けてみてくださいね!

 

 

 


 

 

まとめ

 

 

天気病の不調を根本から改善するには、日々の生活スタイルの見直しが不可欠です。

 

 

睡眠・食事・運動・入浴といった基本的な習慣を整えることで、自律神経は安定しやすくなります。

 

 

また、鍼灸治療を取り入れることで、そのサポートをより効果的に行うことができます。

 

 

自律神経や免疫の問題、精神疲労などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

不調を我慢せず、「もしかしたら天気病かも」と思ったら、生活の見直しとともに一度鍼灸治療をご検討くださいね(^^)/

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

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