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「PMS(月経前症候群)」に鍼灸?イライラ・不眠・不調に東洋医学のアプローチ

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

自律神経失調が専門の鍼灸師 岡崎です!

 

 

長かったような、短かったような、そんな5月でした。

 

 

どっちつかずな気候だと、なんだかもやもや・イライラしちゃいますよね。

 

 

そして、女性はホルモンバランスでの変調でも、同じようにイライラしたり気分が沈んだりすることもありますよね。

 

 

そこで、今回のブログ内容は、そんな気分の変調が出やすいPMS(月経前症候群)について解説していきたいと思います。

 

 

 

 

 


 

 

 

はじめに

 

「また今月も来た…」

 

 

生理前になると、なんだかイライラしたり、涙が止まらなかったり、眠れなかったり。

 

 

体も心もバランスが崩れて、「これって自分の性格のせい?」と責めたくなる…。

 

 

そんな経験、ありませんか?

 

 

それ、もしかすると PMS(月経前症候群) かもしれません。

 

 

この記事では、PMSの症状に対して鍼灸がどうアプローチできるのか、東洋医学的な視点も交えてやさしくお話ししていきます。

 

 

 

 


 

 

 

PMSってなに?

 

 

PMS(月経前症候群)は、生理が始まる数日前から現れる体や心の不調のことを指します。

 

 

代表的な症状には、

 

 

●イライラしやすい

 

●気分が落ち込む

 

●眠れない・眠りが浅い

 

●胸が張る

 

●腰やお腹が重だるい

 

●食欲の変化(甘いものを欲したり、食べすぎたり)

 

 

 

などがあり、特に30代〜40代の女性に多く見られます。

 

 

現代医学ではホルモンのバランスが関与しているとされ、対症療法としてピルや漢方薬などが処方されることもあります。

 

 

 

 


 

 

 

東洋医学ではPMSをどう見る?

 

 

では、東洋医学的にはどう評価するのでしょうか?

 

 

東洋医学では、PMSは「気・血・水」の巡りが滞っている状態と捉えます。

 

 

特に関係が深いといわれているのが「肝」の働きです。

 

 

 

 

~肝の役割~

 

 

 

◆感情のコントロール(特に怒りやイライラなど)

 

◆血の貯蔵と巡らせる働き

 

◆気の流れの調整

 

 

 

つまり、肝のバランスが崩れると、イライラ・落ち込み・張り感・生理痛などが起こりやすくなるんですね。

 

 

 

 


 

 

 

鍼灸でできること

 

 

では、鍼灸ではPMSにどうアプローチするのでしょうか?

 

 

東洋医学における「肝」のバランスを整えることで、症状の軽減を目指します。

 

 

 

~よく使うツボの例~

 

 

 

太衝(たいしょう):足の親指・人差し指の間にあるツボ。

 

肝のエネルギーの調整に使われることが多く、イライラや感情の波を穏やかにする働きがあります。

 

太衝

 

 

 

 

三陰交(さんいんこう):内くるぶしから上に指4本あがった所にある、女性の不調の万能ツボ。

 

血の巡りを整え、ホルモンバランスの乱れの改善に役立ちます。

 

 

 

 

 

関元(かんげん)・気海(きかい):お腹のツボで、気の流れや冷えにアプローチ。

 

下腹部が冷えていると、のぼせの原因にもなるのでお灸がおすすめです。

 

 

 

 

 

 

百会(ひゃくえ)・神門(しんもん):百会は頭、神門は手首の内側にあります。

 

ストレスや不眠にも有効で、気持ちを落ち着ける働きがあります。

 

百会

 

 

 

 

 

 

これらのツボを選びながら、お一人おひとりの体質や症状に合わせて施術していきます。

 

 

 

 


 

 

 

鍼灸の特徴は「やさしく整える」こと

 

 

 

鍼灸は“本来の自分”に戻るサポートをしてくれるもの。

 

 

「無理やり止める」のではなく、「巡りを整え、自然に変化していく力を引き出す」

 

 

そんなイメージです。

 

 

だからこそ、薬に頼らずに改善したい方には特におすすめです。

 

 

いま薬に頼っていたとしても、鍼灸によって身体が変われば、いつか薬を手放せる日が来るかもしれません。

 

 

 


 

 

 

自分でできるケアも大切に

 

 

治療と同じくらい大切なのが日常のセルフケア。

 

 

簡単にできることを少しご紹介します。

 

 

 

■足湯+深呼吸:冷えと緊張の緩和に◎

 

足湯だけでなく、手湯や肘湯(洗面器などにお湯を張り、手のひらや肘を浸ける)もオススメです!

 

 

 

■夜はスマホから離れて「自分時間」:心を落ち着ける準備を。

 

つい画面を見てしまうかもしれませんが、いらない情報を頭に入れるとリラックスできません。

 

 

 

■寝る前の三陰交マッサージ:お灸もおすすめ!

 

暑くなっても足が冷えている方は多いので、せめて足首は冷やさない努力をしましょう!

 

 

 

こうした小さな習慣が、少しずつ身体を変えていきます。

 

 

些細な事でもいいので、まずは一つやってみましょう!

 

 

 

 


 

 

 

まとめ

 

 

PMSでつらいのは「毎月、同じことが繰り返される」こと。

 

 

だからこそ、「仕方ない」と諦めず、身体の声に耳を傾けてみてほしいと思います。

 

 

鍼灸は、そんなあなたの「本来のバランス」を取り戻すお手伝いができます。

 

 

無理なく、ゆっくり、やさしく変わっていけたら理想ですね!

 

 

 

 

自律神経や免疫の問題、体質改善などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

この記事を読んで、「ちょっと試してみたいな」と思っていただけたら嬉しいです。

 

 

治療やセルフケアについてのご相談も、お気軽にどうぞ。

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

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