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胸に熱がこもってない?「心の火」を鎮めて穏やかになる東洋医学のケア

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

自律神経のトラブル専門の鍼灸師 岡崎です!

 

 

 

もう7月が迫ってきました。

 

 

月日が流れるのははやいもので、1年の半分が終わろうとしています。

 

 

これからますます暑くなるので、熱中症にご注意ください。

 

 

今回は、そんな暑い毎日に少し関係のある内容でお送りさせて頂きます!

 

 

 

 


 

 

 

はじめに

 

毎日お仕事や家事に忙しくされている方の中には、こんなお悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

 

●なんだか胸が苦しく感じる

 

●夜、布団に入ってもなかなか寝つけない

 

●イライラや不安がなかなか取れない

 

 

 

こういった症状、もしかしたら「胸の奥に熱がこもっている」状態かもしれません。

 

 

東洋医学では、このような状態を「胸中の熱(きょうちゅうのねつ)」や「心火(しんか)」と表現します。

 

 

今回のタイトルに、胸に熱がこもっていませんか?ってありますけど、最初なんのこっちゃと思った方も多いと思います。

 

 

なので今回は、そんな「胸中の熱」について、やさしく解説しながら、セルフケア方法や鍼灸でのアプローチも一緒にご紹介しますので、お付き合いくださいませ。

 

 

 

 


 

 

 

胸中の熱ってなに?――東洋医学的な考え方

 

東洋医学では、心と体は密接につながっていて、感情の乱れが身体にも影響を与えると考えられています。

 

 

「胸中の熱」というのは、簡単に言うと『気(エネルギー)の流れが滞って、上半身、特に胸のあたりに熱がこもった状態』のことを指します。

 

 

この状態になると、

 

 

 

◆胸の圧迫感

 

◆動悸

 

◆不眠や夢を多く見る

 

◆イライラや不安感

 

 

 

といった症状が出やすくなります。

 

 

特に、がんばり屋さんで感情を内にためこむ人ほど、この「胸中の熱」を生みやすいんです。

 

 

発散がうまく出来ない頑張り屋さんタイプは、例えるなら箱の中にこれでもか!というくらい物を詰め込んで無理やり蓋をしているような状態。

 

 

こんな状態が続くと、いつか爆発してしまいます。

 

 

「胸中の熱」という状態は、まだ爆発まで行かないけど一歩間違えると危ない状態なんです。

 

 

 

 


 

 

 

こんな方は要注意!胸中の熱がこもりやすいタイプ

 

 

 

日々、鍼灸治療をしていると、胸に熱をこもらせている方がとても多いなと感じます。

 

 

例えば……

 

 

 

 

① 気を張ってがんばりすぎている方

 

現代人に多いパターンです。

 

 

常に「ちゃんとしなきゃ」と気を張っていると、気のめぐりが滞ってしまいます。

 

 

その結果、エネルギーがうまく発散できず、胸のあたりに熱としてこもることに。

 

 

つぶれてしまう前に休息をとるように心掛けましょう。

 

 

 

 

 

② 感情を飲み込んでしまう方

 

イライラや不安など、感情を上手に出せずにため込んでしまうと、身体の中で熱に変わりやすくなります。

 

 

特に女性はホルモンバランスとの関係でPMSの症状として現れることも。

 

 

最初の方にも書きましたが、こういう停滞の症状には発散が必要です。

 

 

がっつり運動は出来なくても、体操やストレッチなど簡単な運動を取り入れてみましょう。

 

 

 

 

 

③ 情報過多・スマホ漬けタイプ

 

現代人に増えているのがこのタイプ。

 

 

頭と胸がフル稼働しすぎてオーバーヒート状態に。目の疲れや不眠もセットでついてきます。

 

 

少しでもいいので、デジタルデトックスが必要です。

 

 

 

 

 

④ 胃腸が冷えている方

 

意外かもしれませんが、胃腸が冷えることで上半身に熱がこもることがあります。

 

 

冷えのぼせのような状態ですね。

 

 

あとは、甘い物は血のめぐりを悪くして、身体を冷やす働きがあるので、冷たい飲み物や甘いものが好きな方も要注意です!

 

 

 

 

 

 

どうですか?なんとなく思い当たる事ないですか?

 

 

このパートの最初に熱がこもっている方が多いと感じると書きましたが、よくあるような出来事ですぐ熱がこもるのが現代社会なんです。

 

 

 

 


 

 

 

胸の熱をやさしく鎮めるセルフケア

 

 

 

「胸中の熱」を冷ますには、「気を巡らせて、ゆるめること」がポイントです。

 

 

難しいことをする必要はありません。ちょっとした習慣や工夫で、体と心を少しずつ落ち着かせていけますよ。

 

 

 

◇食べ物でケアする

 

●百合根(ゆりね):心を穏やかにし、眠りをサポート

 

●蓮の実(はすのみ):不安を鎮め、消化を助けます

 

●緑茶(常温で):適度に心火を冷まします

 

※ただし、冷え性の方は体を冷やしすぎないように注意してくださいね。

 

なかなかユリネなんて口にする機会がないと思うので、皆さんは緑茶から試してみるといいかと思います!

 

 

 

 

 

◇呼吸とストレッチ

 

胸をやさしく開くようなストレッチと、深い呼吸を取り入れてみましょう。

 

 

 

おすすめ:朝の深呼吸習慣

 

 

方法は、『胸に手を当てて、ゆっくり4秒吸って、6秒かけて吐き出すです。

 

 

寝る前にも3回だけでもやってみると、落ち着きやすくなりますよ。

 

 

 

 

 

◇香りの力を借りる

 

ラベンダーやベルガモットの精油は、心を鎮める効果が期待できます。

 

 

アロマディフューザーやお風呂に1滴垂らすだけでもOK。

 

 

アロマの刺激が苦手でないなら、試してみる価値はあるかと思います!

 

 

 

 

◇夜時間を「陰」で整える

 

夜は陰陽で分けると「陰(いん)」の時間になります。

 

 

スマホや強い照明は、身体で「陽」の働きをしている交感神経を刺激してしまうので、

 

 

 

●間接照明やキャンドルでリラックス

 

●就寝1時間前からスマホ断ち

 

 

 

など、少しだけ意識してみましょう。

 

 

 

 


 

 

 

鍼灸でできる『胸中の熱』へのアプローチ

 

 

鍼灸では、「気の巡りを整える」「心の熱を冷ます」経穴(ツボ)を使って、身体全体のバランスを整えることができます。

 

 

 

代表的なツボ

 

 

 

 

内関(ないかん:胸のつかえ・不安感に。

 

みぞおちが硬くなっている時などは、少し痛みを感じる場所でもあります。

 

爪を立てる様にして押すといいですよ。

 

 

 

 

 

 

神門(しんもん):心を穏やかにするツボ。

 

ここに指を当てたまま、手首をぐるぐる回すと楽です。

神門

 

 

 

 

心兪(しんゆ):背中から心をケアします。

 

自分では押しにくい場所なので、ストレッチポールや丸めたバスタオルなどを使って刺激すると、胸も開けて一石二鳥!

 

 

実際に施術を受けた方からは、 「胸がスーッと軽くなった」 「夜、久しぶりにぐっすり眠れました」 などのお声もいただいています。

 

 

無理に言葉にしなくても、身体を通し「“感情」や「熱」を放していけるのが、鍼灸の魅力でもあります。

 

 

 

 

 


 

 

 

最後に……がんばるあなたに、やさしいケアを

 

胸の奥がぎゅっと熱をもっているとき、それは「がんばってる証拠」でもあります。

 

 

だけど、ずっとそのままだと、体も心もオーバーヒートしてしまいます。

 

 

「わたし、最近ちょっと熱がこもってるかも……」

 

 

そんなふうに感じたときは、ぜひ一度、ご自分の体と向き合ってみてくださいね。

 

 

 

 

そして、「鍼灸」という選択肢も、やさしいセルフケアの一つとして取り入れていただけたら嬉しいです。

 

 

自律神経や免疫の問題、血流改善などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

わたしたち「鍼灸整骨院セラピ」は、そんながんばるあなたの味方です。

 

 

心と体がホッとできる、そんな場所でありますように。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

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