【産後ママ必見】つらい乳腺炎、鍼灸でラクに?自然なケアで体と心をサポート

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経のトラブル専門の鍼灸師 岡崎です!
湿気が付きまとう嫌な時期です。
ただでさえ疲れやすいのに、気分も落ちるし身体もだるいし…
さらに産後となると、いろんな不調がやってきます。
今回のテーマである、乳腺炎もそのうちの一つ!
当院で産後ママの施術をしている中でも、乳腺炎の相談を受けることはたびたびあります。
悩んでいる方は、ぜひ今回のブログを読んでみてくださいね。
はじめに 〜がんばるママの味方でありたい〜
今回は、産後のママたちからよく相談される「乳腺炎」について、東洋医学と鍼灸の視点からお話していきます。
育児って、体力も気力もごっそり持っていかれますよね…
特に授乳期は、睡眠も細切れになり、赤ちゃんの様子に一喜一憂して、自分のことは後回しになりがちです。
そんななかで、突然襲ってくる「胸の張り・痛み・熱感」…
「これってもしかして乳腺炎?」って不安になるママも多いと思います。
そんな時、薬に頼らず、自分の体の力で回復したいと考える方にこそ、鍼灸という選択肢を知ってほしいと思います。
乳腺炎ってどんな状態?(西洋医学的な視点)
乳腺炎は、主に授乳中のママに起こる乳腺(おっぱいの通り道)の炎症。
症状としては、
●胸がカチカチに張って痛い
●発熱や寒気がある(風邪に似た症状)
●赤ちゃんが吸ってくれない or 飲みづらそう
●しこりのようなものを感じる
といったものが挙げられます。
乳腺が詰まることで炎症が起こり、細菌感染が加わると急性乳腺炎になります。
病院では、抗生物質の処方や冷却などの対処がされますが、
「授乳は続けていいの?」「お薬って赤ちゃんに影響ある?」
と悩んでしまうママも少なくありません。
東洋医学で考える乳腺炎、『気・血・津液』のめぐりがカギ!
東洋医学では、乳腺炎は「気・血(けつ)・津液(しんえき)の滞り」によって起こると考えられています。
ざっくり言うと、
気=エネルギー、推動力、物を動かす力
血=栄養を運ぶもの、もしくは栄養そのもの
津液=血以外の体を潤す水分
これらがうまく巡っていないと、乳房の中で『詰まり』が起こってしまいます。
特に、産後の女性は出産時に血液を失ったり、体力が低下しているので、「血虚(けっきょ)」という状態になりやすいです。
血虚になると、身体を温めたりめぐらせたりする力が弱まっていることが多いです。
(気血のめぐりについては、過去ブログ『筋肉の引きつりの原因は気血の滞り?』も目を通してみてくださいね)
その結果、
■ストレスや疲労による気の滞り(気滞)
■飲食の不摂生や冷えによる痰湿(たんしつ)
■授乳のトラブルからくる血の滞り(瘀血)
…といったようにいろいろトラブルが起き、乳腺が詰まって炎症になってしまいます。
鍼灸でできること ~詰まりを流して、体を整える~
鍼灸では、乳腺炎の予防・改善のために、次のようなアプローチを行います。
① 詰まりの原因にアプローチするツボ刺激
【足三里】…免疫力・胃腸の働きUPで体力回復。デコルテ周囲のコリ解消にも使います。
【膻中(だんちゅう)】…胸の中心、乳頭間。気のめぐりを良くするツボで、ストレス反応も出やすい場所。
【天宗(てんそう)・肩井(けんせい)】…肩まわりの血流を改善、肩こりやわき腹の硬さは乳腺炎まっしぐら!
特に天宗は、乳腺トラブルや乳腺炎の治療でよく使われるツボで、実際にこのツボの硬さが取れてくると改善が速くなります。
これらをやさしく刺激することで、「気・血・津液」のめぐりを良くして、詰まりをスムーズにしていきます。
② 自律神経を整えてストレスケア
実は、乳腺炎ってストレスとの関係も深いの。
イライラ・不安・睡眠不足などが続くと、ホルモンバランスも崩れやすくなって、乳腺が詰まりやすくなります。
鍼灸は、自律神経を穏やかに整える力があるから、心の緊張をゆるめるだけでも、体がふっとラクになるママは多いですよ。
③ 冷え対策で『詰まりにくい体質』づくり
おっぱいの通り道は、冷えると収縮して流れが悪くなります。
お灸でお腹や背中をあたためると、全体の巡りが良くなって、詰まりにくくなりますよ。
鍼灸って痛くないの?よくある質問にお答えします!
Q:鍼って痛くないの?授乳中でも大丈夫?
A:使用するのは髪の毛ほどの細い鍼。痛みはほとんど感じません。授乳にも影響しません。
もちろん、炎症を起こしている乳房に直接鍼を刺したりしないので、ご安心ください。
Q:どのくらいでよくなるの?
A:状態にもよるけど、1~3回でラクになったという方も。早めの対応がカギだよ。
Q:赤ちゃん連れでも通えるの?
A:ベビーカーのまま入室できるので、ベッドサイドで一緒に過ごせます。ご安心ください。
自分でできる簡単ケアも!おうちでできる3つのポイント
① 食べ過ぎ・甘いものに注意
これはほんとに気を付けましょう。
脂っこい食事や甘いものは、乳腺を詰まらせやすいから要注意。
実際になった方の話を聞くと、結構お菓子食べてましたとか、隙間時間にチョコレート食べてましたとか耳にすることも多いので気を付けましょう。
② 授乳後の温タオルマッサージ
軽く温めて、やさしく乳房全体を撫でるだけでも効果あり。
わき腹や首肩の緊張を解くためにも、ホットタオルを首にかけたりするのもいいかもしれません。
③ お風呂でリラックス
湯船につかって、心と体の緊張をゆるめてあげてくださいね。
なかなかゆっくり時間とれないことが多いかもしれませんが、家族に協力してもらったりして何とか時間を確保してみましょう。
まとめ『がんばりすぎないケア』が、ママと赤ちゃんの笑顔につながる
乳腺炎は、体からの「ちょっと休んでね」というサインかもしれません。
無理せず、薬に頼りすぎず、自分の体の声を聞きながらケアしていくことが大切です。
鍼灸は、そんなあなたの体を「自然に戻す」サポートができるもの。
自律神経や免疫の問題、体質改善などは鍼灸治療の得意分野です!
もし一人でつらい時は、どうか気軽に相談してください。
ちょっとでも楽に日々を過ごせるように、お手伝いいたします。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
当院の治療方針を詳しく知りたい方はしんきゅうコンパスへ!
ネット予約も可能なので、営業時間外でも遠慮なくどうぞ!!