鍼灸整骨院セラピ公式ブログ

  美容1・すべてのブログ2・鍼灸、東洋医学4・女性向け

ニキビ肌に“お灸”が効く?東洋医学から見た原因と対策をお伝え!

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

自律神経のトラブル専門の鍼灸師 岡崎です!

 

 

最近の天気と言えば、燦々と降り注ぐ太陽光に肌を焼かれるか、突然のゲリラ豪雨にぶちあたるかの二択みたいなところがありますね。

 

 

いつから日本はこんなにも四季感が薄れてしまったのでしょうか?

 

 

これだけ日差しがきついと、肌トラブルが増えやすくなります。

 

 

今回のテーマであるニキビも、肌トラブルの一つ。

 

 

なかなかケアしても治らない・すぐ新しい物ができるなら、身体の内側に問題があるのかもしれません。

 

 

そんなニキビでお悩みの方こそ、今回のブログを読んでいただきたいと思います!

 

 

 

 


 

 

 

はじめに:ニキビはスキンケアだけでは治らない?

 

 

「しっかり洗顔してるのに、ニキビが繰り返し出る…しかも同じ場所ばかり」

 

 

「季節の変わり目に肌が荒れる…」

 

 

こんなお悩み、ありませんか?

 

 

もちろんスキンケアも大事ですが、実は東洋医学では『肌は内臓や心の状態を映す鏡』とされています。

 

 

つまり、肌の不調=体内のバランスの乱れという見方です。

 

 

けっこうな数の方が、肌の不調は表面的な問題と思っています。

 

 

皮膚は人体最大の臓器ともいわれるくらい、いろんな場所の影響を受けています。

 

 

そこで今回は、ニキビや肌荒れの東洋医学的な原因と、それに対するお灸を使ったケア方法について、わかりやすく解説します!

 

 

 

 


 

 

 

ニキビのタイプ別:東洋医学でみる肌トラブルの内側

 

 

 

東洋医学ではニキビにもタイプがあります。

 

 

それぞれ体のどこが乱れているのかが違うんですよ。

 

 

 

 

 

【実熱タイプ】:赤くて熱っぽいニキビ

 

 

 

原因:肝火上炎(ストレスやイライラで熱が上に昇る)、胃熱(暴飲暴食)

 

 

よく出る場所:額、頬、あごなど上半身に集中している

 

 

特徴:赤く、膿があるタイプで、痛みを伴うこともある

 

 

 

 

 

 

【湿熱タイプ】:ベタつくニキビ

 

 

 

原因:胃腸の機能低下、脂っこい食事や甘い物のとりすぎ

 

 

よく出る場所:フェイスライン、口まわり

 

 

特徴:じとっとした感覚で、しつこく繰り返す

 

 

 

 

 

【寒湿タイプ】:白く乾燥気味なニキビ

 

 

 

原因:血行不良、冷え、慢性疲労

 

 

よく出る場所:頬やこめかみあたり

 

 

特徴:色が薄く、治りにくいタイプ

 

 

 

 

 

 

…といったように、タイプが違えば特徴も変わるので、対処の仕方もすべて変わります。

 

 

なので、同じ対処をしていてよくなるものもあれば、変わらないものもあるんです。

 

 

 

 


 

 

 

お灸の出番!内臓と経絡から肌を整える

 

 

 

先程の項目で見て頂いたように、東洋医学的にみるとニキビは「内臓のバランス崩れ」や「気血水の滞り」が表面に現れている状態です。

 

 

そこで効果的なのが、お灸なんです!

 

 

 

 

お灸が効く理由

 

 

鍼灸というと、どちらかというと鍼の印象が強いかもしれませんが、お灸だっていろんな働きを持っています。

 

 

今回の本筋からは少しそれますが、ちょっと解説しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

①免疫力の向上

 

 

お灸の刺激は患部に白血球を集めるので、白血球の食作用や抗菌作用を強める事に繋がり、免疫作用が高まります。

 

 

 

 

 

②自律神経の正常化

 

 

お灸の熱刺激はモグサを燃焼させるため、カイロなどの熱刺激と違って徐々に熱量が増して、徐々に熱が冷めていきます。

 

 

すると、熱量の増加に合わせて、局所の血管は徐々に広がり、その後時間をかけて縮んでいきます。

 

 

熱刺激によって血管の運動性が高まると、血管を動かしている自律神経が本来の働きを取り戻して、正常に機能するようになります。

 

 

 

 

 

③抗アレルギー作用

 

 

お灸の刺激は、過剰反応を起こす免疫細胞を鎮静化してアレルギー反応を抑える事も出来ます。

 

 

 

 

 

④血液循環の改善と血液の質の向上

 

 

温熱刺激によって血管を広げる事で、局所に溜まっていた老廃物などが血管に回収されやすくなり、むくみが解消します。

 

 

また、モグサは赤血球の産生を促して血液中の酸素量を高めたり、血液中の酸化を防いだりする働きもあります。

 

 

 

 

 

⑤細胞の活性化

 

 

機能不全を起こしている細胞がもつ働きを高める作用もあります。

 

 

 

 

 

⑥止血作用

 

 

意外かもしれませんが、モグサは傷に対して血小板を傷口に集め、血液の凝固作用を高めるので、止血を早める作用があります。

 

 

 

 

 

⑦神経伝達の調整

 

 

異常に興奮している神経細胞を鎮静化させたり、逆に弱っている神経細胞を興奮させたりすることで神経伝達を調整します。

 

 

 

 

 

⑨消炎作用

 

 

患部に過剰に集中した炎症細胞を適度に分散させて、患部の痛みを抑えつつ治癒を促進します。

 

 

身近な一例は、捻挫などで熱を帯びて腫れている関節の周りに小さくお灸をすると腫れが引きやすいなどです

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、そんなお灸を使ってこんなツボにアプローチしていきます!

 

 

 

 

 

足三里(あしさんり):胃腸を整え、消化吸収を助ける働きがあります。

 

 

胃腸の弱り、それすなわち不調の元であり、美容の大敵。

 

 

日頃から労わるようにしましょう。

 

 

 

 

 

曲池(きょくち):熱を冷まし、炎症を抑える働きがあります。

 

 

身体に残っている余計な熱を取り去ってくれるので、腫れたり赤味を帯びている場所が治まりやすくなります。

 

 

 

 

 

合谷(ごうこく):全身の気血の調整、ストレス緩和にもなります。

 

 

 

 

 

 

三陰交(さんいんこう):ホルモンバランスを整え、冷えの改善に役立ちます。

 

 

 

 

 

お灸は皮膚に直接火を当てるわけではなく、じんわり温かい刺激で体がゆるむ感じがしますよ。

 

 

 


 

 

 

調子のいい肌を保つなら、セルフケアも大切!

 

 

 

自宅でもできる簡単なお灸や生活習慣の見直しで、肌の調子はだいぶ変わります。

 

 

例えば、

 

 

 

 

●甘いもの・脂っこいものは「ちょっと減らす」意識をもつ

 

 

●毎日のお風呂で温まる&睡眠をしっかりとる

 

 

●お灸を1日1箇所でもOK!「冷えてるな」と感じる部分を温めて、めぐりを良くする

 

 

 

 

 

簡単なところから始めてみましょう!

 

 

 

 


 

 

 

おわりに:肌は『体のメッセージ』

 

 

肌トラブルは、あなたの体からのメッセージであることが多いです。

 

 

スキンケアで外側から、そしてお灸や鍼で内側からサポートしていくことが、根本改善の近道です。

 

 

「最近ニキビが増えてきたな…」

 

 

そんな時は、一度、東洋医学の視点で体を見直してみませんか?

 

 

 

たるみやほうれい線の改善、姿勢・自律神経調整などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

 

美容と健康、どちらも大切にしたい方へ。

 

 

わたしたちがしっかりサポートします!

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

当院の治療方針を詳しく知りたい方はしんきゅうコンパスへ!

 

 

ネット予約も可能なので、営業時間外でも遠慮なくどうぞ!!