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寒暖差で体がだるい…?季節の変わり目に自律神経を整える東洋医学の養生法

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

自律神経の乱れを解決する鍼灸師 岡崎です!

 

 

台風の影響もあってか少し暑くもありますが、ずいぶん秋らしくなりました。

 

 

毎日、寒暖差との戦いです。

 

 

再来週ぐらいには最高気温も20度前半辺りに落ち着きそうなので、いよいよ肌寒くなりそうです。

 

 

そんな時にやってくるのが、皆さんおなじみ自律神経の乱れです。

 

 

今回はそんな乱れやすい自律神経を整えるために出来る、簡単な方法のご紹介をしていきたいと思います。

 

 

 

 


 

 

 

寒暖差が体にこたえる季節

 

 

 

朝晩は肌寒いのに、日中は汗ばむような陽気。

 

 

この寒暖差の大きい時期、体がなんとなくだるい、眠りが浅い、肩こりや頭痛が出やすい…そんな声をよく聞きます。

 

 

実はこの不調の原因、気温差による「自律神経の疲労」にあるんです。

 

 

身体は外の環境に合わせて、常に体温を一定に保とうとしています。

 

 

寒くなれば体を温めるように働き、暑くなれば汗を出して体温を下げる。

 

 

その調整をしているのが「自律神経」です。

 

 

でも、朝と昼で10℃近くも気温差があるような日が続くと、自律神経がそのたびにオン・オフを繰り返してフル稼働しています。

 

 

結果的に常に働きっぱなしになって神経が疲れてしまい、身体のバランスが崩れやすくなるのです。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

寒暖差がもたらす『気の乱れ』とは?

 

 

 

東洋医学では、こうした状態を「気の乱れ」として捉えます。

 

 

気とは、身体を動かす動力であり、体温や血流、精神の安定にも関わっています。

 

 

寒暖差によって外からの風(ふう)や寒(かん)の影響を受けやすくなると、首すじや背中から風邪(ふうじゃ)が侵入し、気のめぐりが乱れやすくなります。

 

 

これが肩こりや頭痛、めまい、だるさなどの全身症状につながるわけです。

 

 

また、気の流れが滞ると「肝(かん)」が影響を受け、イライラや気分の不安定さとして現れることもあります。

 

 

調子が芳しくないときになんだか気分が安定しないのも、こういったことが関係しています。

 

 

 

 


 

 

 

今日からできる寒暖差対策

 

 

 

では実際に何をすればこの寒暖差を乗り越えられるのか。

 

 

今からでもできる小さな習慣を5つご紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

 

①「首」と「背中」を冷やさない

 

 

 

寒暖差で最も影響を受けるのが、首すじと背中。

 

 

ここは“風邪の通り道”とも呼ばれる場所でで、「風」の字がつくツボが複数存在しています。

 

 

風に当たったり冷えたりするとすぐに身体が反応し、体調が安定しなくなります。

 

 

薄手のストールやカーディガンを常備して、気温に合わせて調整しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

② 湯船にゆっくり浸かってリセット

 

 

 

だんだん寒くなってきたので徐々に減っているとは思いますが、暑い時期はシャワーで済ますことも多かったのではないでしょうか?

 

 

これからの季節は、シャワーだけで済ませずぬるめのお湯(38〜40℃)に10〜15分ほど浸かるようにした方がいいです。

 

 

湯船にゆっくる浸かることで副交感神経が活発になって、体も心もふわっと緩みます。

 

 

お風呂上がりにすぐ寝ないで、少し汗が引いてから布団に入るのがポイントですよ。

 

 

ちなみに、シャワーだけだと交感神経が活発になり、しゃっきりします。

 

 

湯船に浸かることは、ただ温まるだけでなく水圧によって体液の循環を助ける役割もあります。

 

 

自律神経の調整だけでなく、疲労回復にも役立ちますので、面倒くさくても湯船に浸かりましょうね!

 

 

 

 

 

 

 

③ 朝の「呼吸+ストレッチ」でスイッチを入れる

 

 

 

朝日を浴びながら、深呼吸と軽いストレッチを。

 

 

腕を大きく広げて吸い、背中を丸めながら吐く。

 

 

これだけで交感神経がスムーズに立ち上がり、一日のリズムが整います。

 

 

逆に、息しにくいなーと感じたら、口をすぼめてゆっくり息を吐いてください。

 

 

好きなだけ吐いたら、同じ口の開き具合でゆっくり吸います。

 

 

朝からの身体の緊張がゆるんで、楽に動けるようになりますよ。

 

 

 

 

 

 

④ 食事に「温かい汁物」をプラス

 

 

 

寒暖差で冷えた体を内側から温めるには、温かい味噌汁やスープがおすすめ。

 

 

胃腸が温まると、気のめぐりも安定します。

 

 

逆に言えば、冷えていると気のめぐりが悪くなり、血液やリンパ液の循環が悪くなります。

 

 

身体の内側から温めるには、暖かい物を口にする習慣を付けましょう。

 

 

ちなみに、味噌汁に適当な具材を放り込めば、具沢山味噌汁になっていいですよ!

 

 

 

 

 

 

⑤ 睡眠で“自律神経の充電”を

 

 

 

寒暖差疲れをリセットするには、なによりしっかり休むことが大事。

 

 

理想は23時までにスマホを手放し、深い睡眠で脳を休める時間を確保しましょう。

 

 

寝る直前まで画面を見ていると、睡眠の質が悪くなり、寝起きが悪くなる傾向にあります。

 

 

気になる事があるなら、翌朝目覚めてから調べましょうね。

 

 

 

 

 

今からでも取り組めそうな内容にしてみました。

 

 

何か一つでも始めてみませんか?

 

 

 

 


 

 

 

東洋医学的おすすめセルフケア

 

 

 

自律神経の調整に使われる、代表的なツボを集めてみました。

 

 

今までご紹介してきたツボばかりなので、今一度確認してみましょう。

 

 

 

 

●風池(ふうち):後頭部のくぼみ、髪の生え際の両側。指がすっと止まると思うのでわかりやすいかと思います。

 

 

→頭痛や肩こり、目の疲れに◎。

 

 

温めるとスッと楽になる事もありますが、のぼせやすい人は注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

●合谷(ごうこく):手の甲、人差し指と親指の間のくぼみ。

 

 

→気のめぐりを整えて、スッキリしやすい場所です。

 

 

押して少し痛気持ちいいくらいが目安ですが、押しすぎ注意です。

 

 

どこでも触れるのが良い所。

 

 

 

 

 

 

●太衝(たいしょう):足の甲、親指と人差し指の骨が交わるあたり。

 

 

→肝の働きを整えて、イライラ・不安を和らげます。

 

 

ここを押すと痛がる人がめちゃくちゃ多いです。

 

 

肝臓の働きが悪い方や、目の疲れがなかなか取れない方にもおすすめの場所です。

 

太衝

 

 

 

 

お灸や温熱で優しく刺激してあげると、全身のめぐりが良くなって症状が落ち着いていきますよ。

 

 

 

 


 

 

 

まとめ:寒暖差に“振り回されない体”をつくろう

 

 

 

寒暖差が大きい季節は、誰でも体が追いつかなくなりやすい時期。

 

 

でもそれは、「自分が弱いから」じゃなくて、体が頑張りすぎてるサインなんです。

 

 

 

「冷やさない、整える、休む」

 

 

その3つを意識して、自律神経がホッとできる時間をつくってあげましょう。

 

 

もしセルフケアで追いつかないときは、鍼灸で神経や血流のバランスを整えるのもおすすめです。

 

 

自律神経の乱れや免疫の問題、体質改善などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

鍼灸は、外からの温熱だけでは届きにくい“内側のバランス”を整える力があります。

 

 

施術後には「呼吸が楽になった」「体が軽く感じる」と言われる方も多いですよ。

 

 

寒暖差で疲れを感じている方は、どうぞ一度ご相談ください。

 

 

からだの声を丁寧に聴きながら、あなたに合ったケア方法を一緒に見つけていきます!

 

 

季節の変わり目を穏やかに乗り越えて、気持ちのいい秋を迎えましょう!

 

 

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

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