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なぜ体の片側に異常が出やすいの?東洋医学でみる“体の偏り”の秘密

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

自律神経の乱れを解決する鍼灸師 岡崎です!

 

 

早いもので、10月も半ばになりました。

 

 

やっと涼しく感じられるようになったので、体感では今が9月という感じです。

 

 

来年以降もこのような気象条件になっていくのかと考えると、今からげんなりしますね。

 

 

気候がおかしいと、出てくる症状もおかしなものばかりです。

 

 

身体の片側に症状が集中している方がちらほらおられますが、これもまた異常気象の影響なのでしょうか?

 

 

そこで今回は、片側だけの不調についての内容でお送りします。

 

 

 

 


 

 

 

なぜ片側ばかり問題が起こるのか?

 

 

 

「なぜか左の肩ばかり凝る」「右の腰ばかり痛くなる」

 

 

そんな片側だけの不調を感じたこと、ありませんか?

 

 

実はこれ、単なる使いすぎや姿勢のクセだけではなく、心と自律神経のアンバランスが関係していることもあるんです。

 

 

今回は、東洋医学の視点から見る「体の左右差」について、解説していきますね!

 

 

 


 

 

 

左右のバランスは“自律神経の鏡”

 

 

人の体は左右対称に見えても、実際は少しずつ違います。

 

 

利き手や噛みグセ、姿勢の傾き、使う筋肉のクセ…。

 

 

なんなら、もともと人体は左右対称に作られているわけではないので、そこかしこに左右差はあります。

 

 

それに加えて、脳と自律神経の働きの左右差も影響しています。

 

 

右脳は感情やイメージ、左脳は論理や言葉を司るというような、脳の活動が左右で違うように、自律神経の働き方にも微妙な差があります。

 

 

左右脳の働きについては、以前ほど左脳がどう、右脳がどうといわれることがなくなっていますが、癖の問題で左右差が出るのはあると思います。

 

 

ストレスが強くなると、体のどちらかの交感神経が過剰に働き、「片側だけのこり」「片側の痛み」として現れることがあるんです。

 

 

 

 


 

 

 

東洋医学でみる“左右の不調”の意味

 

 

 

東洋医学では、体を左右で分けて観察する考え方があり、左右で少し異なる“気の流れ”があるとされています。

 

 

とくに興味深いのは、臓腑の働きと左右の関係。

 

 

 

 

右側の不調は「肝(かん)」の働きと関係しやすく、ストレスやイライラ、緊張などで“気”が上に昇りすぎたときに出やすいです。

 

 

→ 右の肩こり、右のこめかみの頭痛、右の肋骨下の張り など。

 

 

肝に関係あることでいえば、目のトラブルや血行不良、飲酒過多、多量服薬なども関係があります。

 

 

 

左側の不調は「脾(ひ)」や「胃(い)」の働きと関係しやすく、考えすぎ・心配ごと・食べすぎなどで“気”が滞ると出やすいです。

 

 

→ 左の背中や腰の重さ、左脚のだるさ、左肩のこり など。

 

 

それに加え、血糖コントロールがうまくいっていない(甘いもの食べすぎ)といったことも関係があります。

 

 

 

 

つまり、心の使い方や思考のクセ、普段の行動が、左右どちらかの体の不調として現れるんですね。

 

 

腰に焦点を当ててみると、右側なら腎臓系に関係があり、疲労や代謝・循環に影響が出やすく、左側なら副腎系に問題があり、ホルモンバランスやストレスの影響を受けやすくもあります。

 

 

体のあちこちに左右差を感じるポイントがあるので、細かく見ていく必要があります。

 

 

 

 


 

 

 

体の偏りを整えるには

 

 

「片側だけつらい」「毎回同じ場所が凝る」という人は、体を“真ん中に戻す意識”を少し持ってみるといいですよ!

 

 

どういうこと?と思う方も多いかもしれませんが、たとえば、日常でではこんなことに意識を置くといいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

呼吸を左右で感じてみる

 

 

 

→ 息を吸うときに、右と左でどちらが入りやすいか感じてみてください。

 

 

仰向けで寝た状態でよーく観察すると、胸の動きが左右で違っていることもあります。

 

 

動きが悪い側の胸郭が固まっており、きちんと息ができていない状態です。

 

 

入りにくい方に空気を通すように、ゆっくり呼吸してみましょう。

 

 

できるできないとかではなく、そういう意識をもって呼吸をするのが大切です。

 

 

 

 

 

 

 

立ち姿勢の軸をチェック

 

 

 

→ 片足に体重をかけていないか、足裏の接地が均等かを意識してみる。

 

 

治療後に接地感を尋ねると、きちんと地に足がついている感じとか、均等に体重が乗っている感じということをおっしゃる方が多いです。

 

 

改めてそう感じるということは、さっきまでは片側に偏っていたり、つま先やかかと側に重心が変位していたということです。

 

 

長い間身体が傾いていると、脳の働きも悪くなり平衡感覚の異常からめまいが起きることもあります。

 

 

これもまたあまり意識しないからこそ、たまには自分の感覚を確認してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

感情のバランスをとる

 

 

 

→ イライラ(肝)が強いときは、軽いストレッチや深呼吸を。

 

 

心配ごと(脾)が多いときは、あたたかい食事やお風呂で“ほっ”とする時間を。

 

 

世の中には、〇〇にはこれがいいみたいなのが蔓延っていますが、ロボットじゃないのでいいといわれていることが合わない・今じゃない方もいます。

 

 

本来、個人個人の性格や性質に合わせてよいもの、やることは変わるはずです。

 

 

今何で困っているかによっても、場合によっては悪影響を及ぼす行動に代わるかもしれません。

 

 

先ほどの例でいうと、ストレスが溜まっているときなんかは少々無理してでも身体を動かすと楽になることが多いです。(無理しすぎはよくない)

 

 

でも、逆に心配ごとが多いような時なら、楽しいことを考えたり好きなことをした方が身体を動かすより良くなることが多いです。(体を動かすのが好きならかまいません)

 

 

大事なのは、杓子定規で決まったことをするというよりも、今自分にとって何が必要かということを、少しでいいので考えてみてほしいということです。

 

 

何をしていいかわからないという方は、ぜひ尋ねてください。

 

 

体質や思考パターン、脈診といった様々な角度から、あなたに必要な情報を提供します!

 

 

 

 

 

体を整えることは、心を整えること。

 

 

その両方を意識することで、自然と左右の調和が戻っていきます。

 

 

 


 

 

 

鍼灸でできる左右バランスの調整

 

 

バランスを整えると聞くと、整体のイメージが強いかもしれません。

 

 

鍼灸では、左右の経絡(けいらく=気の通り道)を整えることで、自律神経や筋肉の偏りをやわらげていきます。

 

 

特に、右側の肝経や左側の脾経・胃経など、体のバランスを司る経絡にアプローチすることで、「気の流れ」を整え、片側だけに出る不調を軽減していきます。

 

 

鍼の刺激はとてもやさしく、「呼吸がしやすくなった」「体の左右がそろった感じがする」という感覚を持つ方も多いです。

 

 

身体のバランスが整って、かついろんな不調が減ってくれたら、うれしいと思いませんか?

 

 

 

 


 

 

 

まとめ:体の左右差は“心のサイン”

 

 

片側だけのこりや痛みは、単なる使いすぎではなく、「心の使いすぎ」からのサインかもしれません。

 

 

体は、心の状態を映す鏡。

 

 

だからこそ、気づいたときにやさしく整えてあげることが大切なんです

 

 

自律神経の乱れや免疫の問題、体質改善などは鍼灸治療の得意分野です!

 

当院では、東洋医学の知恵と神経の働きを組み合わせたアプローチで、体と心の“左右のバランス”を整える鍼灸を行っています。

 

 

「片側ばかりつらい」「自律神経の乱れを感じる」

 

 

そんなときは、お気軽にご相談ください。

 

 

やさしい刺激で、心も体も自然と“真ん中”に戻っていきますよ

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

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