鍼灸整骨院セラピ公式ブログ

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

自律神経の乱れを解決する鍼灸師　岡崎です！

なんだかおかしいな？を放置しないで！「自分の足で歩き続ける」を支える鍼灸

「最近、膝や腰の痛みが慢性化して、朝起きるのが億劫だ…」

「昔と比べて、どうも疲れが抜けにくい気がする…」

そう感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

体の痛みや疲れは、毎日の生活の質（QOL）を大きく左右する深刻な問題だと思います。

当院、千里中央の鍼灸整骨院セラピにお越しになる患者様の中でも、膝や腰の痛み、そして疲れやすさのお悩みは非常に多いです。

皆様の共通の願いは、「痛みを和らげ、いつまでも自分の足で、歩き続けたい」という、シンプルで力強いものだと感じています。

そういった問題に、西洋医学では変形した関節や炎症に対してアプローチすることが主になります。

ですが、東洋医学では、これらの痛みを「単なる関節の問題」として捉えるだけでなく、体全体のエネルギーバランスの乱れ、特に「加齢による体の衰え」と密接に関係していると考えます。

今回のブログでは、東洋医学の視点から、膝・腰の慢性的な痛みと、疲れが抜けにくい原因を深く掘り下げ、鍼灸治療がどのようにあなたの「自分の足で歩き続ける」という夢をサポートできるのかを、分かりやすく解説していきます。

東洋医学で語る体：膝・腰痛と疲労の根本原因「腎虚」

東洋医学では、加齢に伴う体の変化や、慢性的な痛み、疲れやすさの原因を、「五臓六腑（ごぞうろっぷ）」の機能低下から読み解きます。

中高齢の方の膝・腰の痛みや疲れやすさの根本にあるのは、主に以下の二つの状態です。

１. 生命力の貯蔵庫「腎（じん）」の衰え（腎虚）

東洋医学における「腎」は、腎臓の働きだけでなく、生命エネルギー（精）を貯蔵し、骨や足腰、生殖、老化といった、人間の根本的な機能をつかさどる、非常に重要な臓器です。

「腎は骨を司る」：年齢とともに腎のエネルギーが衰えると、骨や関節を養う力が弱くなります。

これが、膝や腰の慢性的な痛み、骨の弱さとして現れます。

「腎は精を蔵す」：生命力が蓄えられている「精」が不足すると、疲れが抜けにくい、気力が湧かない、夜間のトイレが近い、耳鳴りなどの、老化に伴う症状（腎虚証）が出てきます。

よく耳にする様な、「膝と腰の慢性的な痛み」「疲れが抜けにくい」というお悩みは、まさにこの「腎」の衰え（腎虚）が深く関わっているのです。

２. 慢性的な痛みの原因「不通則痛」と「瘀血（おけつ）」

東洋医学の基本原則に、「不通則痛（ふつうそくつう）」（通じざれば則ち痛む）という言葉があります。

つまり、体の中の「気（エネルギー）」と「血（栄養）」の流れが滞ると、痛みが生じるということです。

東洋医学のプロが実践する鍼灸の二本柱：「補腎」と「活血化瘀」

千里中央の鍼灸整骨院セラピでは、悩んでいる方の体質を詳細に把握し、体力を温存しながら、痛みの緩和と運動能力の維持を同時に目指します。

１. 根本から体力を底上げする「補腎（ほじん）治療」

膝や腰の局所的な治療だけでなく、全身の「腎」の働きを補い、生命力を高める治療を優先的に行います。

「腎」の経絡（ルート）上の重要なツボ（例えば、太谿（たいけい）、足三里など）や、背中にある「腎」の気が集まるツボに、優しい鍼やお灸で刺激を与えます。

刺激によって、体の中の活力を取り戻し、疲れが抜けにくい状態を改善させることが出来ます。

結果として、足腰を支えるエネルギーが増え、痛みに耐えられる体力そのものが向上（負荷の許容範囲が増える）します。

２. 痛みの悪循環を断ち切る「活血化瘀（かっけつかお）治療」

滞った「血」の巡りを強制的に改善し、痛みの原因物質を流し去ります。

例えば、膝周りの痛点や、腰の深部の血行を促すツボ（例えば、腎兪（じんゆ）、膝の鶴頂（かくちょう）など）に的確にアプローチします。

更に、冷えが関わる痛みの場合はお灸を併用し、ツボを温めながら治療を行います。

温熱効果で血管が広がり、深部の血流が大幅に改善され、慢性的な痛みが和らぎます。

また、鍼の刺激は、使えていない筋肉や関節の感覚を呼び覚まし、固まった筋肉を緩めるのに非常に有効です。

痛みが和らぐことで、リハビリや軽い運動に前向きに取り組めるようになり、「自分の足で歩き続ける」ための運動能力維持につながります。

鍼やお灸は、薬のように体に負担をかけることなく、ご自身の持つ自然治癒力を最大限に引き出す、体質改善に最適な方法なのです。

「歩き続ける」ためのセルフケア：東洋医学的な日常の養生

鍼灸治療で体の土台を整えながら、ご自宅での養生も「自分の足で歩き続ける」ためには不可欠です。

東洋医学の知恵を日常に少し取り入れてみましょう。

１. 腎を養う食材を選ぶ

「腎」の働きをサポートし、足腰の健康を保つには、黒い色の食材が良いとされます。

例えば、黒豆、黒ごま、黒きくらげ、海藻類（ひじき、わかめ）、きのこ類などが挙げられます。

これらを積極的に食卓に取り入れることで、体の内側から「腎」のエネルギーを補給することができます。

２. 「三陰交」の温灸やツボ押し

足首の内側にある「三陰交（さんいんこう）」というツボは、下半身の血流を良くし、女性の冷えだけでなく、男性の足腰の不調にも効果的です。

場所は、内側のくるぶしの一番高いところから、指4本分上（脛骨の後ろ側）のところにあります。

お灸（市販のもので十分です）で温めるか、優しく指で押すだけでも、血の巡りが良くなり、疲れやだるさの改善に役立ちます。

３. 冷えから足腰を守る

特に寝ている間は、足元が冷えやすいものです。

レッグウォーマーや腹巻を活用し、腰と足首を冷やさないように心がけましょう。

冷えは血の巡りを悪くし、痛みを悪化させる最大の敵です。

千里中央の鍼灸整骨院セラピは、あなたの健康寿命をサポートします

「自分の足で歩く」ということは、単に移動できるということだけでなく、ご夫婦での散歩や、ご自身の趣味を楽しむための、人生の豊かさそのものです。

慢性的な痛みや疲れを年のせいだと諦めず、体の根本にある「腎」の衰えと「血の滞り」に、優しい鍼灸治療でアプローチしませんか？

痛みを和らげ、血の巡りを良くし、再びいきいきと歩ける毎日を一緒に取り戻しましょう。

まずは一度、あなたの体の状態を私たちに見せてください。丁寧な問診と脈診で、あなただけの最適な治療計画をご提案いたします。

千里中央の鍼灸整骨院セラピは、いつまでも元気でいたいあなたの体を、東洋医学のプロとして支え続けます。