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なんとなくの不調が続くのは夏のせい?〜東洋医学で読み解く夏バテの正体〜

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

「なんだか調子が出ない日」に、そっと寄り添う鍼灸師 岡崎です!

 

 

お盆休みは天気が悪く、気温も少し下り坂でしたが、今はまた暑い日々。

 

 

ただ、そんな中でも着々と秋らしい朝晩の空気になっているようないないような…

 

 

今年は暑さの影響でなり消耗している人が多いので、今から立て直していきましょう。

 

 

そんなわけで、今回は夏バテの正体についてです!

 

 

 

 

 


 

 

 

「夏バテ」とは限らない、そのだるさ

 

 

「食欲が出ない」「眠っても疲れが取れない」「気分がすっきりしない」

 

 

…… そんな『なんとなく不調』を感じること、ありませんか?

 

 

よく「夏バテかな〜」って片付けられるこの時期の体調不良ですが、実はそれ、東洋医学でいう『未病』状態かもしれません。

 

ちなみに、『未病』というのは、まだ病気と診断されるほどではないけれど、健康とも言えない状態のことを指します。

 

たとえば、

 

 

なんとなくだるい

 

朝起きるのがしんどい

 

冷えやのぼせを繰り返す

 

イライラや不安が続く

 

検査では「異常なし」だけど、体調が優れない

 

 

 

こういう「グレーゾーンの不調」が、まさに未病のサインと言えます。

 

東洋医学では、病気になる前のこの段階をキャッチして調整することが理想とされています。

 

 

「未病を治す」=まだ病になっていないうちに、養生や鍼灸などで体を整えるということですね。

 

西洋医学でいう「予防医療」とも重なる部分がありますが、未病はもっと感覚的で繊細な変化にも注目するのが特徴。

 

たとえば脈や舌の色、気分の揺れなども『未病』の判断材料になるんですよ。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

「暑邪」と「湿邪」:夏の外敵はダブルパンチ

 

 

 

東洋医学では、自然界の気候が体に与える悪影響を「六淫(ろくいん・りくいん)」と呼んでいて、夏に注意すべきは主にこの2つです。

 

 

 

暑邪(しょじゃ):強い陽の気。体力を消耗し、汗を大量にかかせる

 

湿邪(しつじゃ):湿気によって巡りが悪くなり、だるさや重だるさを引き起こす

 

 

 

特に日本の夏は、ただでさえ暑い上に湿度も高いから、この二つの邪が重なって、気・血・水の巡りが一気に崩れてしまいやすいんです。

 

 

今年は殊更暑さが際立っているので、より影響が大きくなっています。

 

 

それに加えて、冷房や冷たい飲み物、夜更かしなどの生活習慣も重なると、さらに体のエネルギーは消耗。

 

 

そんな時、体の中ではこんなことが起こっています。

 

 

 

●汗をかいて「気(エネルギー)」や「津液(水分)」が不足

 

●胃腸が冷えて「脾胃」の働きがダウン

 

●自律神経が乱れて「睡眠・精神面」に影響が出る

 

 

 

これがいわゆる、『夏の未病』ということになります。

 

 

 

 

 


 

 

 

不調の背景には「脾」「心」「腎」の乱れ

 

 

東洋医学で言うと、夏バテに関わる主要な臓腑はこの3つです。

 

 

 

◆脾(ひ):食べ物を消化・吸収し、気血を生み出す。冷たいものや湿気に弱く、だるさや食欲低下に直結。

 

◆心(しん):血を巡らせ、精神を安定させる役目。夏の暑さで負担がかかると、不眠や焦燥感に。

 

◆腎(じん):体の根本的なエネルギー源。冷房・冷飲食で消耗すると、疲労感や腰の重さなどが出やすい。

 

 

 

この3つが連携して働いてくれることで、私たちの体調や気分は安定してるのですが、夏はどうしても全体的にバランスが崩れやすい!

 

 

しかも、東洋医学では「脾は湿を嫌う」「心は暑を嫌う」「腎は寒を嫌う」と言われるくらい、この季節との相性が悪い臓腑ばかりです。

 

 

なので、「ちょっとしんどいかも…」って思ったら、もう立派な『未病』のサインなんです。

 

 

 

 


 

 

 

今できる、『夏の未病』セルフケア

 

 

じゃあ、どうやって整えていけばいいかというと、次の3つに注意してみましょう。

 

 

 

 

 

 

1. 胃腸を休める食事

 

なんといっても、食事が大切です。

 

 

温かいお粥、味噌汁、煮物などをメインにし、生野菜や冷たい飲み物は控えめにしましょう。

 

 

甘い物・脂っこい物も胃腸をつかさどる「脾」を弱らせる原因になります。

 

 

胃腸が弱ると全身、特に四肢のだるさが目立ちます。

 

 

こういう時に特におすすめなのが「はと麦」や「とうもろこし」など、湿を取ってくれる食材。

 

 

両方お茶として飲むと無理がないですよ!

 

 

 

 

 

 

 

2. 軽い運動と入浴で巡りを良くする

 

朝のストレッチや散歩で気を巡らせるのが大切です。

 

 

そして、夜はぬるめのお風呂でリラックス(シャワーだけはNG)

 

 

暑くてもできるだけ湯船につかった方がいいです。

 

 

その時に、熱すぎない温度にしておくと湯に浸かるのが苦手な方でもまだマシです。

 

 

とにかく、汗をかく習慣を少しでも取り戻すのがポイント!

 

 

 

 

 

 

 

3. 睡眠のリズムを整える

 

 

 

寝る前のスマホ断ち・照明を暗くすることで、自然な眠気を誘います。

 

 

軽い足湯や深呼吸で“心神”を落ち着けることも大切です。

 

 

特に夏は暑く夜型になりがちですが、睡眠こそが「気」を取り戻す時間!

 

 

でも、暑すぎて寝られないという方もいるかもしれません。

 

 

そんな時は、エアコンだけでなくサーキュレーターや扇風機などを使って風を回せば、冷風が苦手な方でもある程度快適に過ごせるかと思います。

 

 

 

 

 


 

 

 

鍼灸で『未病』のうちに整える

 

 

 

体の深い部分にアプローチできるのが、東洋医学ベースの鍼灸の良いところ。

 

 

「なんとなくしんどい」「食欲が戻らない」「寝つきが悪い」

 

 

そんな時にこそ、鍼灸は大きな助けになります。

 

 

 

 

 

脾胃の調整 には、中脘・足三里・陰陵泉といった、消化器の働きを正常にするようなツボを、

 

 

心神の安定には、神門・内関といった、メンタルに関与するツボを、

 

 

活力にかかわる腎のサポートには、太谿・照海といった気力を回復させてくれるツボを、

 

 

といったように、症状に合わせてツボを選ぶことで、体の巡りとバランスを整えていきます。

 

 

一回で劇的に変わるというより、少しずつ深く整えていくイメージを持っていただけたらと思います。

 

 

もちろん、一回の施術でも変化はありますよ!

 

 

 


 

 

 

まとめ:暑さに慣れた頃が落とし穴

 

夏の終盤、気温には慣れてきたけど、実はすでに体はかなりのダメージを受けている時期

 

 

このまま放っておくと、秋に風邪を引きやすくなったり、乾燥によるトラブルも起こりやすくなります。

 

 

律神経や免疫の問題、体質改善などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

「不調ではないけど、元気とも言えない」

 

 

その感覚こそ、東洋医学が得意とする領域。

 

 

だからこそ、しっかり体の声を聞いて、今のうちに『未病』を整えていきましょう!

 

 

「夏のせいにして放っておいた不調」、このブログがきっかけで少しでも軽くなるなら、うれしい限りです(^^)/

 

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

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