筋肉がひきつる原因は1つではありません!実は複数あって…
阪急千里線『南千里駅』直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
自律神経治療・頭痛治療が得意な鍼灸師の岡崎です!
8月も後半ですが、相変わらず暑いですね。
こうも暑くなると増えてくるのは寝ている間の足のひきつり!
でもひきつるのは足だけでもなければ、脱水だけでもありません。
という事で、今回は筋肉のひきつりをテーマに展開していこうと思います。
ちなみに、ひきつることを東洋医学(中医学)では拘急(こうきゅう)、筋攣(きんれん)などと表現します。
さて、では早速内容に移りましょう!
風寒タイプのひきつり
このタイプの主な症状は、風にあたるのを嫌がる、発熱、頭痛、身体が痛い、首から背中にかけてのこわばり、四肢のひきつり、汗が出ないなどです。
いわゆる風邪の引き始めの症状が多数出ます。
この場合の筋肉のこりに葛根湯が効果を発揮します!
今の時期だと、エアコンや扇風機の風などが首にあたり続けていると起きやすくなります。
簡易対処法は首に直接風を当てない事と、入浴の際は少しでいいので湯船に浸かることです。
寒湿タイプのひきつり
このタイプの主な症状は、頭が締め付けられるような感じ、四肢が重だるい、上腹部が張って苦しい、食欲不振、顔がむくんで暗い、手足の冷え、四肢のひきつり、関節痛、筋肉が重だるくて痛むなどです。
寒さには収斂作用があり、筋肉が引き締まってしまいます。
引き締まるというと聞こえがいいですが、どちらかというとすごい勢いで縮むと思った方がいいかもしれません。
ただでさえ湿邪の影響で筋肉の働きが悪くなっているところ、冷えの状態がプラスされてひきつりやすくなります。
湿熱タイプのひきつり
こちらのタイプは身体の熱感、四肢が重だるい、頭が締め付けられているように重い、胸苦しい、食欲不振、悪心、嘔吐、四肢のひきつり、手足のほてり、尿が濃いなどの症状が見受けられます。
先ほどの寒湿に対して、こちらは熱の症状がついてきます。
身体の中の水が停滞して熱へと変わり、その熱が筋肉に作用して発症します。
湿邪の影響をうけると、もれなく消化器症状や体のだる重さがついてきますので、参考にしてみて下さい。
そして寒湿・湿熱ともに内湿の原因になる甘いものの摂り過ぎにはご注意ください!
熱盛傷陰タイプのひきつり
このタイプは高熱、頸部のこわばり、四肢が重だるい、四肢のひきつり、ひどければけいれん、頭が揺れる、尿が濃く少量、便が硬い・もしくは便秘などの症状がみられます。
このタイプに近いものとしては、インフルエンザなどの高熱が出る状態が理解しやすいかと思います。
それ以外にも、過度の疲労などがきっかけで体力を消耗してしまい、熱の症状が出てくることもあります。
この状態になっている方は、とにかく休養が必要です。
☆肝血虚タイプのひきつり
最後に紹介するこのタイプは目がかすむ、頭のふらつき、耳鳴り、皮膚のしびれ、筋肉がぴくぴく動く、四肢のひきつり、爪の色が薄い・もろいといった症状が特徴的です。
このタイプは目の使い過ぎやストレス、運動不足などで頻発します。
いわゆる血行不良が原因となるのがこのタイプです。
血行不良によって筋肉に栄養を運べなくなった結果、筋肉がひきつる状態になります。
一般に慢性的な経過をたどることが多いです。
血の消耗が激しかったり(生理による出血、目の使い過ぎによる供給過多)、動かなさすぎたり(座ってばかりで動きが無い)すると、割とすぐに発症します。
今まで紹介してきたタイプ全てに言えることですが、そのなかでも特に肝血虚タイプは鍼灸治療が有効です!
ひきつりにお悩みでしたら、ぜひ鍼灸をお試しくださいね。
以上が本日の内容です。
ひきつりという症状一つとっても、原因が違えば対処法も変わってきます。
体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!
いつ来るか分からないひきつりとはおさらばしてしまいましょう!!