腰痛には腹筋?
蒸し暑いですね。
残暑とは言いますが、まだまだ夏真っ盛りのような暑さが続いています。
体力も落ちやすく、夏バテの症状が出る方も多いようですが、
あなたはいかがお過ごしでしょうか?
阪急千里線南千里駅直結、吹田市津雲台のショッピングセンター
「トナリエ南千里」二階の南千里鍼灸整骨院 川村です。
さて、実はこの時期腰痛を訴えていらっしゃる患者さんが、なぜか増えます。
前回の内容であるところの移動疲れや、クーラー冷えなんかが原因なのかなあと
思ってはいるんですが、実際のところはどうなんでしょうか?
そんなこんなで治療しているうちに腰痛の患者さんからよくうかがう言葉が
「腹筋とかした方がいいんですかねえ」
というものです。
腰痛=腹筋鍛える という図式がいつからできたのかはよくわからないんですが、
一般論としてそう思う人が多いようで
結構な頻度で聞かれます。
腰痛の方が腹筋を鍛えたほうがいいかどうかは
正直その症状によるので、一概には言えないのですが、
ひとつ言えることは腹筋運動をし過ぎる事で、逆に姿勢の異常が発生することもある。
という事を覚えておいていただきたいと思います。
というのも、いわゆる腹筋運動(あおむけになって体を起こすやつ)で鍛えられるのは
「腹直筋」という筋肉なのですが、
↑これですね。
この筋肉の作用は、体幹の屈曲、骨盤前面の引き上げ、胸郭前壁(肋骨の前の方)の引き下げ
となっております。
つまりこの筋肉が立った状態で作用すると、
↑このような体勢になります。
そしてトレーニングや仕事などで筋肉が過度に疲労したり、使いすぎたりすると
筋肉は縮んだまま伸びにくくなることがあります。
上のような体勢では生活が送れませんので、腹筋を縮めたままで、何とか前を向こうとすると、
↑このような姿勢をとる羽目になります。
背骨の自然なカーブが失われ、いわゆる「猫背」の状態になってしまっています。
こうなると腰痛、肩こりをはじめ、様々な症状の原因になりえますし、
何より見た目がしんどそうです。
写真はかなり大げさにやってますので、腹筋の鍛え過ぎでここまで姿勢が崩れることは
あまりないのですが、腹筋の硬さのせいで姿勢が崩れている方は結構な頻度でいらっしゃいます。
慢性腰痛を治すため、姿勢を良くするために腹筋を続けているけどあまり良くならない方や、
これから始めようと思っている方は、一度自分の姿勢が上の写真の様になっていないか確認をしてみて下さい。
ぼこぼこに割れた腹筋はぜひ手に入れたいものですし(そうでもないですか?)、
慢性腰痛を何とかするため、藁にもすがる思いで腹筋運動をしている方もいらっしゃるでしょうが、
やみくもに腹筋運動をすればいいというわけではない。ということですね。
それでも俺は腹筋をムキムキにしたいんだ。という私みたいな方や、
実際腹筋運動が腰痛改善に役立つ方(腰がそり過ぎることで痛みの出る方)のために、
次回は腹筋を鍛えた上で固めないための方法をご紹介したいと思います。
今日もつたない文章を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
お困りの症状や、体質、体型によって鍛えるべき筋肉、緩めるべき筋肉は様々です。
お悩みの方は当院までお越しいただくか
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