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立ってるだけでしんどい・・・

皆さんこんにちは、今日も元気に診療中です。

 

阪急千里線 南千里駅直結、ガーデンモール南千里二階の

 

南千里鍼灸整骨院、川村です。

 

 

寒くなったりあったかくなったり、落ち着かない気候ですね。

 

風邪がずいぶん流行っているようですが、みなさん体調はいかがでしょうか?

 

風邪も、体の痛みも、発症してから直すのは大変ですし、治るまでの間

 

しんどい思いをすることになります。

 

 

「あれ?なんかおかしいな」という段階で治療するようにしてくださいね。

 

 

 

さて、今回は良く聞く

 

「なんもしてへんのに痛くなった」「立ってるだけでしんどい」

 

というお声に対しての記事です。

 

 

 

言ったことないですかね?

 

 

 

この言葉で気を付けて頂きたいのは、

 

「何もしてない」という言葉の意味です。

 

 

人間なかなか、本当に「何もしない」ことは出来ないんです。

 

 

「立ってるだけ」は何もしてない事ないですね。立ってます。

 

 

実は人間の身体は、立ってるだけでもたくさんの筋肉を使ったり、

 

靭帯や関節に負担をかけたりしています。

(もっというと、横になってる時でもです。)

 

 

ただ、いちいち立ってるだけで、細かく

 

「あ、ここに力がはいってる」とか

 

「ここの筋力が足りない」とかを意識していると、脳みそは忙しすぎますので

 

通常そのあたりの感覚は、意識の上に上ってくることはないんですね。

(けっこう重要なことです。)

 

 

で、人間の体を支える要素は大きく分けて二つあって、

 

 

一つは、関節や靭帯、骨などの、勝手に支えてくれる構造的な要素

(これで支えるのは体力を使いません)

 

もう一つは筋肉などのあえて力を入れることで体を支える要素です。

(これで支えると体力を使います)

 

 

通常はこの二つの要素がバランスよくつかわれることで、良い姿勢を保持しているんですが、

 

バランスがある方向に傾いてしまうと、関節や骨での支えをうまく使うことができず、

 

姿勢の保持を筋肉に頼ることになります。

 

 

筋肉による姿勢の保持は、さっき書いた通り体力を使いますので、

 

長時間崩れた姿勢でいると、だんだん「しんどく」なってくるんです。

 

 

棒倒しを例で考えると、

 

棒がまっすぐの時は軽く手を添えるだけで棒を支えられますが、

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↑こうなると赤チームは結構なエネルギーを使って棒が倒れないようにしないといけません。

 

 

つまり、「立ってるだけでしんどい」ということは

 

本来の、もっとも体力を使わずに姿勢を保持できる状態から

 

体の使い方がずれているということです。

 

(もしくは筋力そのものが弱すぎる)

 

 

しかも、ちょっとくらいの負担なら、人間の身体は無視できるように動きますので、

 

はっきり自覚症状として「痛い」「しんどい」と感じるということは

 

自分で思っているより重症だったりします。

 

 

 

毎度同じことを書いて恐縮ですが、「しんどい」と感じた自分の感覚は大事にしてください。

 

気のせいってことはあんまりないですよ。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

次回は、じゃあどんな姿勢で立ったらいいのか、ということについて書きたいと思います。

 

 

南千里鍼灸整骨院

 

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